LINEクリエイターズスタンプの売上動向に見るラインスタンププレミアムの将来性
LINEのクリエイターズスタンプを作成している人にとっては、今後のクリエイターズスタンプの収入がどうなるか、とっても気になっているのではないかと思います。urajoはこれまでの8年間の売上状況を継続的に報告してきました。今回は、売上状況のトレンドから、ラインスタンププレミアムの将来性(分配金の期待度)について考えてみたいと思います。
2023年4月までの累計売上と推移
何はともあれ、先月(2023年4月)までの売上状況と推移をご覧ください。いつものようにGoogleデータポータルの画面キャプチャを貼ります。
ほぼ先月と同じ状況になりました。ペースを維持できているということですから大満足です。
数字を拾って再掲しておきます。
売上総額:11,574,870円
売上個数:122,908個
分配金総額:5,049,655円(内、プレミアム:921,159円)
いいペースですね。このペースでいけば、数年後に累計分配金が1,000万円を超える可能性も出てきました。目指せ、累計分配金:1,000万円!!
2023年4月の売上(単月)
2023年4月の単月の状況を見てみましょう。下のグラフの青色が単品販売分、オレンジ色がラインスタンププレミアム分となります。かなりオレンジ色に染まりました。
売上状況の数字を拾うと以下の通りでした。
売上総額:396,060円
売上個数:3,829個
分配金総額:294,775円(内、プレミアム:153,536円)
先月からラインスタンププレミアムの金額が伸びていましたが、とうとう、ラインスタンププレミアムからの分配金(153,536円)が、スタンプ売上(単品販売)から分配される金額(141,239円)を超えてきました。
他のクリエイターさんの状況はわかりませんが、urajoの売上トレンドは、単品販売からプレミアムに移行した感じがします。
詳しく見ると、ラインスタンププレミアムの分配金を引っ張ったスタンプは、パンダのデカ文字スタンプ、三毛猫のデカ文字スタンプ、うさぎのデカ文字スタンプでした。このあたりに、プレミアムの分配金を増やすヒントがあるかもしれません!
ラインスタンププレミアムの分配金詳細
4月のプレミアムの分配金が多かったスタンプについて、詳細を確認してみました。
パンダのデカ文字スタンプ
ここから購入できます(クリックしてね)
三毛猫のデカ文字スタンプ
ここから購入できます(クリックしてね)
うさぎのデカ文字スタンプ
ここから購入できます(クリックしてね)
これらのスタンプは、いずれも「デカ文字スタンプ」のキャンペーンに合わせて作成したスタンプですので、ほぼ同じタイミングでプレミアムの対象になりました。
プレミアムの対象になったのが、2022年の12月~2023年1月です。プレミアムの対象になった直後に5,000円くらいの分配金を得て、そのあとも伸び続けて1万円を超える金額になっています。パンダに至っては、3月に5万7千円を超える金額を獲得しています。
この傾向がいつまで続くかは、引き続き要観察ではありますが、今後の分配金を増やすための一つのヒントにはなりそうです。
プレミアムユーザーはどうやってスタンプを探す?!
そもそもプレミアムのユーザーはどうやってスタンプを探すのでしょうか?スタンプを見つけてもらえなければ使ってもらえない、という点においては、単品販売でもプレミアムでも同じです。単品販売のように、販売開始直後に「新作」スタンプとしてスタンプメニューに表示されたり(表示されても一瞬ですけど、笑)、「新作が出たよ!」のプッシュ通知がなされたりするわけではないのに、どうやって見つけるのか?
あらめてラインスタンププレミアムの仕様を確認してみました。
プランによって違いはあるものの、大きく分けると以下の2つです。
サジェスト機能
ダウンロード機能
ダウンロード機能の方は、単品販売と同じようなものですので、キーとなりそうなのは「サジェスト機能」ですね。
文字を打ち込んだら、スタンプがサジェストされるようですが、如何にしてここでサジェストしてもらい、如何にしてユーザーに選んでもらうのか?!を考えていけば、分配金を増やす方法につながりそうな気配がします。
これまでも書いてきていることですが、「よく使う言葉」のスタンプを入れることで、サジェストされる機会が増えそうです。例えば「おはよう」「お休み」「了解」「ありがとう」「おめでとう」「申し訳ございません」などでしょうか。
さらにサジェストされるスタンプは一つとは限らないようです。ということは、サジェストされたスタンプ群から自身のスタンプを選んでもらうには、視認性の高いスタンプ・わかりやすいスタンプにすることでしょうか。
自分で自分が作ったスタンプを使っていても「このスタンプなんだったっけな~」と思うくらいですから、よく知らないスタンプをサジェストされてそれを選択する、というシチュエーションでは、さらに視認性やそのスタンプの表現内容がわかりやすいことが重要になりそうです。
今回取り上げた3つのスタンプはいずれもデカ文字スタンプでした。たまたま同じ時期(デカ文字スタンプのキャンペーン時)に作ったものですので、たまたま同じ月(4月)の売り上げが多かっただけなのかもしれませんが、ひょっとしたら「デカ文字スタンプ=ぱっと見わかりやすい」→「サジェストされると選択されやすい」という関係がある可能性もあります。
まだまだ検証が必要ですが、現時点での仮説としては、「よく使う言葉のデカ文字スタンプは、ラインスタンププレミアムのサジェスト機能で使われやすい」です!
ラインスタンプが売れないな~と思っているクリエイター様、プレミアムからの分配金狙いで、「よく使う言葉のデカ文字スタンプ」にチャレンジしてみてはいかが?!(注:その効果を保証するものではありません)
おわりに
ラインスタンプの分配金の推移から、ラインスタンププレミアムの将来性(分配金の期待度)を考察してみました。引き続き観測していく必要はありますが、スタンプの作り方によってラインスタンププレミアムの分配金を伸ばせる可能性があるかもしれません。
実際にチャレンジして、大きな成果につながったクリエイター様がいらっしゃいましたら、ぜひコメントをお寄せください。
urajoのクリエイター活動を気に入っていただければサポートいただけると嬉しいです。スタンプを購入いただけると、とっても嬉しいです。