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うらふる隊初!幼稚園児とのコラボイベント -実施レポート


私たちについて

こんにちは!
私たちは、「浦高生ふるさと応援隊第6期新規事業部」です。2023年10月〜2024年9月までの約1年間、浦高生ふるさと応援隊の第6期生として故郷「浦河町」の中を駆け回ってきました。

私たちについての詳細は前回のnoteをご覧ください▽▽

私たちは、第5期のタイミングで事業部を「新規事業部」「文化事業部」の2つに分け活動をしてきました。
活動を続ける中で、団体としてプロジェクトを届けられる回数が少なく、隊員の「やりたい」を叶えることが難しくなってきている現状があったこと。また、高校生の「やりたい」も段々と形が変わっていき、明確な「やりたい」を持っている人だけでなく、具体的なことはまだ分からないけれど「何かをやりたい」と思う隊員が増えてきたこと。この現状を見つめ、「やりたい」が具体的にある隊員も持ち切れていない隊員も、どちらの「やりたい」も満たすため。また、浦河町の人にうらふる隊をもっと知ってもらい、応援してもらうために「新規事業部」と「文化事業部」という2つの事業部を作りました。

私たち浦高生ふるさと応援隊第6期も、それぞれの希望をもとに、事業部を2つに編成。第6期の新規事業部は、浦河高校の3年生5人、2年生2人の合計7人での活動となりました。
2023年10月に活動を発足してすぐ。全員でこの活動への想いを確認する時間を取り、共通認識として「町を彩る沢山の人たちと話せるようになりたい」という想いを抱きながら様々なプロジェクトに取り組んできました。

今回は、その中から、私たちの最後のプロジェクトとなった「みんなの森のプロジェクト ~水族館編」の実施レポートをお届けします。


新プロジェクトは「幼稚園」!?

私たちの次のプロジェクトの舞台は「幼稚園」。
「みんなの森のプロジェクト ~水族館編」というタイトルのもと、浦河フレンド森のようちえんさんとの協力プロジェクトを行いました。

日時と場所は以下の通りです。

日時:令和6年7月16日(火)10:00~11:30
場所:浦河フレンド森のようちえん 園内


浦河フレンド森のようちえんさんのHPはこちら▽▽


私たちが住んでいる浦河町は年々人口が減少してきています。その要因の1つとして若者世代が都市部に行ってしまうことが挙げられます。
そのため、子どもでありながら大人に近い私たち浦河高校生が幼稚園児を対象としたイベントを行い、子どもたちに浦河町の良さを伝えることができれば将来、浦河町に残りたいと思うのではないかと考えられます。
今回、浦河町にある浦河フレンド森のようちえんさんと協力し、幼稚園児と町の高校生がともに協力しながら幼稚園児が持つ純粋さが活かせる水族館という1つの作品を作ります。このイベントで、幼稚園児にとって高校生が「憧れ」や「希望」という感情を抱ける存在だと認知してもらうこと。また、今回はボランティアスタッフとして浦河高校の生徒も募集。ボランティアスタッフとして来てくれたうらふる隊員以外の高校生にこのイベントを通して自分たちの活動について知ってもらい、自身の将来や進路の可能性の大きさに気づいてもらうことができると考え、プロジェクトを行いました。

Instagram用応募ポスター

当日の流れ

ここからは、皆さんと一緒に、実際のイベントの当日の流れを辿っていきます。

グループワーク(高校生1名と幼稚園児3名程度でグループを構成)

まずは、ボランティアスタッフの高校生1名と幼稚園児3名程度のグループ作りから。初めて出会う幼稚園児と高校生が沢山話せるようにという思いで作りました。
8つのグループに分かれ、協働しながら個性溢れる魚や海の生き物達を思うまま沢山描いてもらいました。最初は「分からない!」と言う声が沢山あり、「ちゃんとできるかな」といった心配の声も上がっていましたが、不安も何のその。園児達は真っ先にハサミや色鉛筆などの道具が置いてある机に行き「わたし、こんなの作る!」「これ使う!」という声を園内中に響かせてくれました。
私たち高校生の予想以上に、園児が自分達で積極的に動き、話してくれた甲斐もあり、どのグループもとても楽しく、時に真剣に各々の思い描く魚を描いていました。
絵を描き終わった園児には、幼稚園の周辺で拾った落ち葉を使って、魚を作ってもらいました。

高校生と思い思いの魚を描く園児たち

水族館づくり

次に水族館作り。私たちはあらかじめ、水色の画用紙を繋ぎ合わせ、大きな水槽を作成しており、園児達が描いた魚や落ち葉で作った魚、海の生き物達をその水槽の好きなところに貼り付けてもらいました。水槽には、作った魚とは別に石や海藻、カニ、熱帯魚など、水族館を彩るものたちを色鉛筆で一緒に描いていきました。
この時もグループワークと同じく園児たちの沢山の声が園内中に響き渡っていました。「昆布描いてもいいかな?」「これ、なみ!!」など、新たな提案を高校生たちにしてくれる様子も見られ、自分達だけの水族館を作ろうという思いがとても伝わる時間となりました。

水族館を作る園児と高校生

水族館鑑賞

次は、幼稚園児が作り上げた水族館をみんなで鑑賞する時間に。
作っている時はどんな感じになるかなと思っていましたが、いざ、お披露目してみると、園内に居た全ての人たちから歓声が溢れ出てきました。
水族館は、一人一人の個性が生かされた模様の魚達で溢れ、鮮やかで心が躍るものにすることが出来ました。幼稚園児達は作り上げた魚たちを見て「この模様が可愛いね」「かっこいい!」などお互いに褒め合ったり、高校生と幼稚園児という世代の垣根を越えて鑑賞を楽しむ姿が見られました。

完成した水族館

実施の感想

最後は参加者全員で写真撮影をし、長かったようで短い一日を締めくくりました。

幼稚園児と町の高校生が共に協力しながら『水族館』という1つの作品を創り上げることで、協働することの大切さを問うとともに、幼稚園児にとって高校生が未来の良き人物像の1つとなる。また、幼稚園児の持つ純粋さが「できた」という経験を良き思い出として残し、大きくなった時に町に対して何かできるかもしれないと思える後押しとなる。

私たちの意義

という想いをこの場に居た全員が実感している、そんな表情でした。
園児の感想からは、「とても楽しかった」「また高校生と一緒に作りたい」と、やってよかったと心から思わせてくれる言葉をもらいました。
また、ボランティアスタッフの感想では、「小さい子どもとたくさん関わる事が出来てとても良かった」「幼稚園児とたくさんお話をするなど新しい経験ができた」といった声が寄せられ、本当に沢山の温かな感想をいただくことができました。

「楽しかった?」と聞かれ手を挙げる園児たち

イベントポスター

今回のイベントポスターは現役の私たちと活動をサポートしてくれているOB・OGのサポート隊員で考えて作成しました。

水族館が伝わるデザイン、やりたいことが詰まってるデザイン、高校生を募集してることがわかりやすいポスターになるよう試行錯誤して制作しました。隊員、サポート隊員で何個かデザイン案を出し、一番私たちの想いが表現できているポスターがこのポスターです。是非、見てください。

私たちのポスター

うらふるとして走った1年間

「浦高生ふるさと応援隊 第6期新規事業部」として走った1年間。 
沢山のプロジェクトを行いましたが、どのプロジェクトも新規事業部みんなの「やりたい」「やってみたい」が沢山詰め込まれたものとなりました。そして、私たちは「幅広い人たちと話せるようになりたい」という想いを体現するため、小さな子どもからお年寄りまで対象年齢の幅を大きくし、プロジェクトを開催することができました。
新規事業部は隊員の新しい「やりたい」を形にし、町民と一緒にプロジェクトをするのが主な活動になっています。その中で、私たちはみんなの「やりたい」を具体的な言葉にし、その個性的な「やりたい」をひとつの形に固めていくことがとても大変でした。ですが、どのプロジェクトも本当に沢山の時間をかけたことで、みんなの「やりたい」を存分に詰め込んだ、この世にひとつしかない私たち浦高生ふるさと応援隊新規事業部だけのプロジェクトにすることができました。
私たちがうらふる隊に入って良かったことは、プロジェクトを通して改めて浦河町の温かさを再認識することができたことです。浦河町民の皆さんの、私たちのプロジェクトに積極的に参加しようとしてくれる姿や私たちが間違えても怒ることなく「大丈夫だよ」と言ってくれる優しさ、そんな素敵な町民の皆さんと触れ合うことができたことがうらふる隊に入って一番良かったことです。
こんな素敵な経験ができたのも保護者やうらふる隊の仲間たち、サポート隊員、そして何より町民の皆さんの支えがあってこその経験だと思います。本当にありがとうございました。

これからもうらふる隊の活動は続いていきます。
今後とも、うらふる隊の応援をよろしくお願いいたします。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

第6期新規事業部のみんな

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