ふたり論 第3回「『ふたり』の例②:社会(2)」

1. 『ふたり』の例

1.2. 社会(続編)

1.2.1. (家の)隣人、ご近所さん

最近はあまりこういった地域の繋がりが弱くなっているとも聞きますが、引っ越したときなど、とりあえず手土産を持ってご挨拶、なんてこともあったかと思います。(今はそれほどやらないのでしょうか)

創作においては、例えば同じアパートが大学の寮になっていたりなど、様々な設定で描かれる、一つの分かりやすい題材として選ばれるようです。

1.2.2. 地域の人々

こちらも最近はあまり話題を聞かないですね。首都圏に住んでいると、町内会とかの話題もあまり聞きませんが、地元では花火大会翌朝の清掃活動など、交流の機会がいくつかあるようです。(最近参加していないなあ)

創作としては、これだけではほぼ他人のようなものなので、他の要素と組み合わせることで、何らかの繋がりを持たせることがある、といったところでしょうか。

1.2.3. 教師・生徒

学園ものの定番の一つでしょうか。実際、そういう事例もあるようですが、ニュースになるのはあまり良い話題ばかりではないようです。先輩・後輩の関係と並んで描かれる存在でもありますが、カップリングとしての要素は薄いことが多いように思います。

1.2.4. (部活の)コーチ・部員

部活ものの創作・二次創作で時々扱われる内容ですね。特にスポーツ(スポ根)ものに多いような気がします。最近では、文化系部活の作品も増え、『響け!ユーフォニアム』ではトランペットの高坂 麗奈が、顧問である滝 昇に対して「ラブ」と言及しています。

1.2.5. (競技の)コーチ・アスリート

これも、最近は表現の中に含まれることが出てきました。アスリートにとって、コーチは後ろで支えてくれる存在、という描写が多いですが、最近ではアニメ『ユーリ!!! on ICE』で深い関係を想像させるような演出があり、非常に話題になりました。

1.2.6. 義きょうだい(社会の中で)

『その方面』だったり、実際に社会の中で『きょうだいみたいなもんだ』というような言い方をされるようなこともあると聞きます。そういう意味で、「疑似家族」的な表現になるとも言えると考えられます。

以上、短いですが、次からが少し長くなるのでこのあたりで。

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