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看護ケア×アロマセラピー①。使うタイミング。
イギリスでホスピスと大学病院でアロママッサージボランティアをしているクリニカルアロマセラピストのみやとうらです。
ホスピスでのある日のトリートメントのことです。
予定の患者さんにトリートメントするために病棟を歩いていたら、ある看護師さんに「ベッド3の患者さんが興味あるみたいだから(トリートメントしに)行ってくれる?」と言われました。
どうやらその患者さん、つい昨日あたりまでスタッフを寄せ付けなかったそうです。でも今日は機嫌が良い。本人もトリートメントに興味がある。まさに「今でしょ!」なタイミング。といういことで、予定の患者さんのトリートメントが終わってから、訪室しました。
もちろんカルテから事前に情報収集。確かに、今日は機嫌が良い。訪室すると、穏やかに迎えてくれました。アロママッサージも「Of course!」
患者さんも私が日本人だということで、興味を持ってくれて、いろいろ話しかけてくれました。(海外に出てからよく思うのが、日本人は丁寧、礼儀正しいなど、とても印象が良いということです。期待に応えるべく、私も丁寧に心を込めていつもトリートメントしています。)
トリートメントが終わってからも惜しんでくれて、患者さん自身も良い表情でリラックスしていただけたようでした。
ここで思ったのが、アロマトリートメントを行うタイミング。アロマを使ったトリートメントというだけでなく、その行うタイミング次第では、効果は何倍にもなるということ。きっと昨日の患者さんの状態だと、トリートメントすら断られていたと思います。看護師の患者の状態の見極め、絶妙なタイミングでのアロマトリートメント投入だったので、効果も倍増。患者さんも気分上々。看護師のマネジメントのうまさを感じました。
今回は私は美味しいとこどりのような気がしましたが、私も楽しくトリートメントをすることができました。