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千葉県の未来をつくる「自治体DX推進提案会」に挑戦してみた!

先日開催された千葉県DX推進協議会主催の「自治体DX推進に係る提案会」に参加しました。
なお、提案会当日は、平日昼間であったことから、ウラシマメンバーはオンタイムでの参加が困難だったため、提案プレゼンの動画を放映しました。
当日の提案した内容をご紹介します。


千葉県DX推進協議会とは

千葉県DX推進協議会とは、産・学・官・民が協力連携し、千葉県のDXを推進することにより、個性豊かで活力に満ちた地域社会の実現及び住民福祉の向上に寄与することを目的とした協議会です。

講演会・先進地視察に加え、産学官民連携による調査・研究事業,情報交流事業等に取組んでおり、シビックテック・ウラシマも、協議会会員に登録されています。

自治体DX推進に係る提案会

千葉県DX推進協議会の初の試みとして開催されたのが「自治体DX推進に係る提案会」です。
県内市町村から募集した地域課題に対し、協議会会員であるITベンダーや大学、NPO法人や市民団体が考えた解決提案をプレゼンし、提案自治体とのマッチング、それ以外の自治体におけるDX推進のヒントとしてもらうためのイベントです。

事前に県内市町村から挙がってきた地域課題は、全部で20個あまり。
子育て施策、福祉や介護、道路や交通等の都市インフラ等の地域課題のほか、行政の窓口や手続き等の行政サービスのDX化に向けた課題もありました。

ウラシマからの提案

1 シビックプライド・ダッシュボード×シビックパワーバトル

【自治体からの地域課題】
シビックプライドの醸成を図りたい。
【ウラシマからの提案】
ウラシマでは、浦安市や千葉県が公開しているデータをマップやグラフなどダッシュボード化し、公開してきたノウハウがあります。
そこに、「シビックプライドにつながるデータ」「まちに興味を持ってもらえるデータ」も加え、ダッシュボートの充実を図ります。

また、そのダッシュボードや地元民が知る情報等を使い、地域の自慢・PRプレゼン対決する「シビックパワーバトル」を開催し、シビックプライドの醸成を図る提案です。

2 ぼくたちでつくるデジタル人生設計ゲーム

【自治体からの地域課題】
若者に「少子化問題」を自分事化してもらいたい
【ウラシマからの提案】
これまでウラシマでは、他の団体とともに、オリジナルカードゲームの制作や、カードゲームのスマホアプリ化に取り組んできました。

このようなノウハウを活かし、若者たちと一緒に「人生設計ゲーム」を制作するワークショップを提案します。
さらに、制作したゲームをもとに体験会を開催し、その度に若者たちの生の声を取り入れ、アプリのバージョンアップをし、コンテンツの充実を図ります。

3 やってみよう!令和×昭和、スマホで世代交流

【自治体からの地域課題】
デジタル・デバイドへの対応、高齢者のデジタルリテラシーの向上を図りたい
【ウラシマからの提案】
「スマホの使い方を覚えたいが、きっかけがなかなか無い」という高齢者と、社会貢献やボランティア活動をしたい若者とがペアを組み、高齢者の知識や経験が必要なお題をクリアし、その答えをスマホを使って送信・登録していくロールプレイング型スマホ教室の提案です。

一般的なスマホ教室と異なり、若者との交流を楽しんだり、高齢者の知識や経験が発揮される等、高齢者に楽しんでスマホ操作を学んでいただける提案です。

なお、当日プレゼンした資料は、下記のとおりです。

参加することに意義がある

今回の提案会は、大手ITベンダー数社が、自社のサービスや商品を絡めた確実な提案をする中、市民団体からの提案は、ウラシマだけでした。
ウラシマは、ボランティアでの地域研究のため、活動費はなく、メンバーは他に本職を持っている。という制約の中、今回の提案会に向けて、自治体にインタビューをしたり、メンバーたちで知恵を絞って解決案を考えたりし、こうして提案を発表できたことは、とても良い経験となりました。
稚拙な提案アイデアとなってしまいましたが、各自治体の地域課題の解決の何らかのヒントとなれば幸いです。

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