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カネなし、スキルなし、でもOK!市民活動での無料アプリの活用例

11月30日に開催された「事業力強化をテーマとする講座~新事業のヒントをつかむ! その課題にテクノロジーを活用しませんか~」の当日の発表の様子をまとめました。


千葉県の市民活動団体育成のための事業

この講座は、千葉県が、NPO(法人、任意団体)、社団法人等、市民活動を行う団体のメンバーを対象に、市民活動に必要なスキルを学ぶ「千葉県市民活動団体マネジメント事業」の取組みの1つです。
令和6年度は「事業力強化」をテーマに全5回の連続講座となり、一般社団法人鎌ケ谷マネジメントラボに委託して開催しています。
今回は、3回目の講座となり、「新事業のヒントをつかむ! その課題にテクノロジーを活用しませんか」をテーマに、シビックテックウラシマでのデジタルの活用例を題材に、市民活動とデジタルについて発表いたしました。

日頃の市民活動でデジタルは使っているものの

今回の講座を開催するにあたり、受講生への事前にアンケートでは
・既にSNSやGoogle等を活用している方が、独学なので改めていろいろと知りたい。
・すべての機能を使用していない。知らない機能がまだまだあるはず。
・SNSやAIの今のトレンドを知りたい。
・ChatGPT等のAIをどのように利用できるか知りたい。
などの声がありました。
皆さん、日頃の市民活動の中でデジタルを活用はしているものの、なんかモヤモヤしている、ちゃんと使いこなしているのかなぁ。と不安があるようです。

ウラシマでの活用例をもとに無料アプリ・ツールのご紹介

とはいえ、我々ウラシマも、決してITの専門家、システムエンジニアの集団ではありません。また、ボランティアの市民活動ですので、アプリやツールにお金をかける活動費もありません。
よって、ウラシマがご紹介できるのは、ITの専門的知識が無くても使え、かつ無料のアプリやツールとなります。

それを前提に、講座前半では、ウラシマでの活用例をもとに、市民活動を進める上て、あると便利な、使うと便利な、下記のアプリやツールを、実際の操作をお見せしながら、ご紹介しました。
・団体のホームページやサイトの構築のためのアプリやツール
・団体活動のPRや情報発信で必須のSNS
・もっと多くの情報を発信したい(YouTubeやnote)
・Windows標準機能で結構やれる(動画編集・PC画面録画等)
・PowerPointで、チラシも動画も作れる
・AIの活用として、チラシ用の画像・イラストづくり、行政からのPDF資料の要約、長く文章のタイトル付け等

ウラシマといえばデジタルマップ

後半は、ウラシマといえばデジタルマップ、そう地図のお話しです。
マップづくりを料理づくりに例えて、具体的なマップづくりを実際の操作をお見せしながら、ご紹介しました。

特に、住所を持ったExcelを一瞬でマップ化する「アドレスマッチング・ジオコーディング」は、受講生の反応が良かったです。
まち探検アプリの体験コーナーでは、「このアプリ、まちのパトロールや道路損傷の通報等の行政とのコラボや、子どもたちのまち歩きイベント等、いろいろなことに使えそう!」というコメントをいただきました。
「簡単にデジタルマップを作れる」ことを、体感していただたと思います。

デジタル×市民活動

最後のまとめでは、市民活動にとって大事なことは、地域を良くすること、地域の課題解決が最初であって、その解決の道具がテクノロジーやデジタルであること。「テクノロジーやデジタルの活用」が目的化しないように注意が必要であることを、受講生の皆さんとともに、確認しました。
とはいえ、テクノロジーやデジタルに対し、ヘンな恐怖心は持たず、どんどん試してみる姿勢は大切であると、お伝えしました。
また、受講生から、「デジタルと防災」「デジタルとこどもたちの地域発見」「デジタルとゲーム」等、市民活動におけるデジタルの活用のアイデアをいただきました。

当日の発表資料

当日発表した資料のスライドは、下記のファイルのとおりです。
ファイル容量が大きいので、Wifi環境下でご覧ください。


今回の講座の発表資料を作成するにあたり、ウラシマ活動で使用しているアプリやツールの機能や仕様を改めて確認しました。
「えっ、こんな機能追加されたの?!」「こんな機能もあったね」と、実は我々も今更ながら知ったことも多々あり、とても勉強になりました。
このような機会をいただきました千葉県県民生活課さん、一般社団法人鎌ケ谷マネジメントラボさん、お礼申し上げます。

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