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1日体験レポート!株式会社grabss マーケ担当がコンサートスタッフとして働いてみた

こんにちは!ウラブス編集部メンバーのすずきです!

株式会社grabssには、開発やデザイン、自社サービスに関わる部署など、様々な部署があります。
私はイベントプラットフォーム「TIGET」のサービス全般に関わる部署に所属し、普段はマーケティング担当として、主催者さま向け、チケット購入者さま向けの施策を日々考えては実行しています。

今回は、イベント制作を行う「ライブクリエイティブ事業部」のメンバー Sさんから、メインで制作する音楽イベントがあると聞きつけ、「当日コンサートスタッフを1日体験させてください!」と直談判。
「もちろんです!」とご快諾いただき、晴れて1日スタッフデビューを果たしました。果たして、デスクワークが主戦場の私にスタッフの仕事は務まるのか?その様子を1日レポートします!


朝から休む暇無し!「現場づくりはセンス!」

今回1日スタッフとしてお手伝いしたのは、「MARTIN CLUB JAPAN Presents 斎藤誠40周年ライブ・ファイナル~集まれBIG LOVE!!~」。サザンオールスターズのサポートメンバーとしても活躍しているシンガーソングライター・斎藤誠さんのデビュー40周年を記念したツアーのラスト公演です。

集合時間は朝9:00!会場は横浜赤レンガ倉庫でした。

ちょうどオクトーバーフェスタの最終日でした

早速、本イベント担当 ライブクリエイティブ事業部 Sさんから荷物運びの指示が。
Sさん自前の大量の道具が詰め込まれた4次元ボックスたちをスタッフのみなさんとバックヤードへ運びます。

台車に載せて続々と運びます

まず最初の仕事は楽屋づくり。演者さんやスタッフさんが来る前に、準備を終わらせなければなりません。
スタッフの方々が机で作業できるよう、延長コードを養生テープで床に固定していきます。
当日はSさんが講師をしている専門学校の生徒さんも参加するということで、生徒さんに教えてもらいながら作業を進めます。

縦横直角に綺麗に固定するのがコツ

赤レンガ倉庫は、経済産業省の「近代化産業遺産」に認定されているため、壁に直接テープを貼り付けるのは禁止だそう。
Sさんの4次元ボックスから即座に磁石を渡され、注意書きを貼り付けます。

磁石が即座に出てきたときは驚きました

「すずきさ〜ん、ゲスト用の楽屋づくりをしましょう〜!」というSさんの呼び出しを受け、すぐに駆けつけます。
先ほど整備した楽屋は主にスタッフと斎藤誠さんが使用する楽屋。こちらはゲスト出演する演者さんの楽屋です。
撤収時に原状復帰させるため、一応目を通しておきます。

撤収時にこの写真がちょっとだけ役立ちました

私の役割は全出演者の出番が一覧にまとめられた『香盤表』の貼り付け。
「センスが求められますよ〜」と言われ、大焦りの私。とりあえず貼れればいいっしょ、と思いベタっと貼りました。

適当に貼っただけ

横がペラペラするのはナンセンス。テープをくるっと巻いて四隅に貼るのがSさん流らしいです。

確かにこっちのほうが見栄えも良い

見栄えを良くするのがSさん流。神は細部に宿ります。
生徒さんにもコツを聞いたところ「うぅ〜ん…センス…ですかねぇ」とのこと。なるほど、精進します。

そしてここから怒涛の椅子並べが始まります。
まず山積みになった椅子をバックヤードから会場に運びます。これがおっっっっもい!!!!!!重すぎる!!
生徒さんたちがスイスイ運ぶのを見て、私が押したところびくともしません。
Sさん、生徒さん曰く「普通だよ」とのこと。

続々と運ぶみなさんに必死について行きます

まず真ん中縦一列に椅子を並べ、ベテランスタッフさんがメジャーで距離を正確に測りつつ目印となる位置を決めます。
それを基準とし、会場全体の椅子を並べます。
椅子出しも一苦労。一度廊下に出した椅子を会場内に運び、正確に並べます。

左:Sさん「もうギブアップですか?」 右:すずき「まだまだいけます」
並べて…
キャスターを捌けて…

もう放心状態です

完全に魂が抜けた顔をしていました

椅子並べを終えてひと休み、かと思いきや、ここから座席番号貼り付けが始まります。
席の列と番号がわかるように椅子に貼り付ける作業です。
養生テープを先に椅子に貼り付ける人、紙を椅子に置く人、と分担して効率的に作業を終わらせます。
ここで既に腰が終わってきました。

じわじわ腰に負担がかかる作業。これ、手作業だったんですね…

時間との勝負!まだまだ作業は続く

スタッフ楽屋に戻って最初に取り掛かったのは、ラミネートパスの穴あけ作業。本イベントでは、『BIG LOVE SEAT』というVIP席の特典として、斎藤誠さんの直筆サイン入りカードをラミネートしたパスがプレゼントされます。そのパスに穴を開けて、首掛け用のストラップに通す作業がまだ終わっていません!生徒さんたちと協力しながら、せっせと作業を進めました。

穴あけの位置が難しすぎて苦戦
できた!!100枚以上手分けして作成
SさんからOKいただきました!

着々と会場づくりが完成。弊社デザイナー制作ポスターも張り出し!

会場は着々と仕上がっていきます。入り口すぐのロビーにはお花が飾られたり、斎藤誠さん愛用のマーティンギターも展示されたりと、特別感のあるデザインが施されています。

素敵な空間に一気にチェンジ!

さて、突然ですが本記事の写真を撮影してくれているのは、grabssのデザイナー・manaさんです。
manaさんはこのイベントのポスター、先ほど穴あけをした『BIG LOVE SEAT』のラミネートパス、スタッフパスをデザインしたんですよ〜!
デザイナー、エンジニア関係なく現場に足を運んで演者さん、スタッフさんの反応、お客さんの反応を直接見られるのもgrabssの魅力です。
manaさんより、デザインのこだわりポイントを伺いました。

斎藤誠さんのイメージが、ロックで男らしくカッコいい!!というイメージだったのでそのイメージに合うよう作成しました。
IMPACTと言う縦長で力強いフォントを使用しています。文字の間をできるだけ詰めて、紙面いっぱいに文字を置くことでガチっとまとまりができ、存在感のある男らしい印象になります。
ポスターの方はラミネートパスの雰囲気に寄せ、かっこよさ重視で作成しました。カッコいい!写真撮りたい!と思ってもらえる一枚になっていると嬉しいです。

赤レンガ倉庫内のあちこちに張り出されていました!

開演時間!マーケ担当もデザイン担当もお客さん対応をします

私たちも受付時に緊急対応スペースを設け、お客様対応をしました。
普段の業務では直接対応することのないお客さんからのご質問や疑問を現場で解決することで、今まで見えてこなかった課題が見えることも。
受付後はあきもとさんと「これはああした方がいいね」「こうした方がいいね」と話し合いました。

スムーズに対応でき、ほぼ時間通りに開演できました

ライブ開演!お客さんの盛り上がりに感動

17:00、ライブが遂に開演!特別に私もライブを鑑賞させていただきました。
斎藤誠さんは、以前TIGETが運営するウェブメディア「TIGET for Artists」のインタビューにご登場いただき、取材でお話を伺ったことがあるのですが、その時に感じた音楽愛を、ライブで間近に見ることができました。
今回ゲスト出演された、スターダスト☆レビューの根本要さんの歌声とエピソードトークに魅了されたのも束の間、サプライズゲストが登場!
原由子さん、そして桑田佳祐さんが登場すると会場の盛り上がりはピークに。

▼「斎藤誠40周年ライブ・ファイナル ~集まれBIG LOVE!!~」ライブレポート記事はこちらから

ライブ終了後、即撤収!終わりはあっという間…

ライブが終了し、お客さんが会場から出ると即撤収作業が始まります。
その間、私たちは楽屋の片付けをスタート。
朝頑張って並べた椅子やテーブル、延長コードたちを片付けます。
そしてゲスト楽屋も元通り。
会場の機材撤収に合わせ、椅子と座席番号貼り付けの片付けも行います。

頑張って貼った座席番号を頑張って剥がします

終わりも時間との戦い!最後の力を振り絞って片付けを進めます。

会場はまっさらな状態に!少し寂しい

最後に直接、斎藤誠さんとご挨拶させていただきました。
斎藤誠さんをお見送りし、全てが終了したのは22:00時過ぎ。
スタッフのみなさんにご挨拶して解散。お疲れ様でした!!!!!

体験レポートまとめ

この1日体験をお願いした際、Sさんから「僕たちの仕事は『つくって壊す』なので」と教えていただきました。
最初は、なんて切ない言葉なんだ…と思いましたが、体験を通して感じたのは、『つくって壊す』すべての工程にこだわりが詰まっているということ。『つくって壊す』は、コンサートスタッフのプロフェッショナルさを表す言葉だと今は感じています。

マーケティングは普段デスクワークが中心で、サービスを利用いただくお客さまとも基本的にはデータを通じた触れ合いがメインです。でも、こうして他部署の業務に触れ、実際に会場に足を運び現場を体験できるのは、株式会社grabssならではの特徴だと思います。

最後は達成感で帰宅。翌日は全身の筋肉痛で苦しむことに…。
とても大変でしたが、とても楽しかったです。Sさん、またコンサートスタッフ体験させてください!

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