私がコロナに罹患した話
もう完全に完治しましたが、実は夏の終わりごろに新型コロナウィルスに感染しました。
まさか自分が感染するなんて思ってもみませんでした。
でもここは東京。考えてみればむしろ今の今まで感染することなく無事に過ごせていたことがラッキーなくらいです。
そんな中で私が感じたことなど、残しておきたいと思います。
ついにコロナになってしまった..
率直に
治って今思うことはやはり罹らないに越したことはないです。
どうしてそう思うか、これは後ほどお伝えしたいと思います。
私は家庭内感染でした。
外で働く家族がどこからか持ち帰って来ましたね。
私の職場は"自宅"だし、意図的に飲みに出たりなどほとんどしませんでしたので。
私はアトピーやアレルギーがあり体質的に免疫異常があるので過剰に気をつけているつもりでした。
ですが、家族が持ち帰ってしまったものはもう仕方がない、必ず移されてしまいますw
ノロに始まりインフルエンザ、日和見の風邪、全て移ります。
だからあれほど手洗いうがいアルコール消毒は徹底してと言ったのに。
と言ったところでもう遅いのですが。
これだけ流行っている感染症ですから、誰も悪くありません。
どんなに気を付けていようが、罹るもんは罹ります。
また、驚いたことが一つ。
熱が出てから病院へ連絡する必要があるのですが、全然つながらないんですよ。大袈裟ではなく80コールくらいしましたw
こればかりは根気よくつながるまでかけ続けるしかないですね。
私の症状
まず初めに襲ってきたのは、激しい倦怠感でした。
何だか寒気がする、節々が軋み出したぞ..
夕飯の支度を終え、席に着く頃には何だかグッタリ。
せっかく用意した食事さえ、口に運ぶのも億劫でした。
熱を測ってみれば37.4℃。
ああ、これどんどん上がってくるやつだなと直感しました。
その日の夜中には39℃を超える高熱になっていました。
とにかくだるい。だるいの一言に尽きます。
症状は箇条書きにするとこんな感じでした。
・高熱
・寒気
・節々の痛み
・倦怠感
・喉の渇き
・食欲減退
・脱力感
・吐き気△
・喉の痛み△
このようにあげていくと、インフルエンザや風邪とそう変わらないですよね。△は付けた2つは症状の中でも軽度でした。
幸い、一番不安に思っていた味覚異常だけは現れませんでした。
ご飯が美味しく食べれないのは一番地獄ですから..
と言っても食欲はすごくあるのに口に入れる気にならない、という状態が続いて自宅にいる間はアイスばかり食べてました。
調べたところによれば、この症状から私が感染したのはオミクロン株ではないかと思われます。
医師によれば「比較的キミは軽度」とのことでした。
喘息があるにもかかわらず、咳も発作も出なかったのは本当にラッキーとしか言いようがありません。
ホテル療養
感染から1日明けて、都内某ホテルにて療養することとなりました。
まだ感染していない家族、コロナに感染すると言われている猫に移さぬよう申請したらすぐに入れることに。
いちいちトイレに立つたびにあちこちを消毒、食事の心配などをしなくて済むのは本当にありがたいことでした。
ホテル療養を受けるには条件などがありますので、厚労省など公的機関のHPをご自分でご参照下さいね。
ホテル療養に向けての準備
保健所の方が入所に向けて動いてくれている間に準備に取り掛かります。
体がしんどい中でいろいろ準備するのはなかなか骨が折れましたw
コロナに感染しているので、もちろん買い出しなどには行けません。宅内で必要なもの、持って行った方がいいであろう物をかき集めます。
動ける家族がいる場合は遠慮なく手を借りましょう。
必要なものは福祉保健局のHPに記載があります。それと合わせて実際にあった方がいいと感じたものを紹介しますね。
必要なもの・持って行った方がいい物
HPに記載がある必ず持参するもの
・保険証
・体温計
・バスタオル、フェイスタオル
・部屋着(過ごしやすいもの)
・服用中の薬(ホテルにいる間足りる量)
特に大事なのが服用中の薬です。私も喘息とアレルギーの薬を常飲しています。正直コロナに罹ると思っていなかったので、余分な数がなく期間ギリギリでした。
オンライン処方を受けられるとの話でしたが、保健所の担当者の話では実際は家族が代わりにかかり付け医に処方してもらい、ホテルまで持ってくることになるとのことでした。
また、バスタオル類ですがそんなにたくさん持っていく必要ないと感じました。部屋は乾燥しているので使った後すぐに乾くし、帰りのことを考えると荷物は最小限に抑えるべきです。バスタオルとフェイスタオルは3枚ずつあれば事足ります。
プチ潔癖なので洗わずにもう一度使う、のは抵抗ありましたが…w
持って行った方がいいと思ったもの
・充電ケーブル&ACアダプタ←絶対忘れないで
・おやつ
・普段使っている保湿剤
・インスタントの味噌汁やスープ
・コンタクトではなくメガネ
充電ケーブルは言わずもがなですね。スマホの他にタブレットやPCがある・必要な人は絶対持って行きましょう。具合が悪いとは言え、暇です。
おやつは食欲がない時でも必ず口に入れられる!というほど好きなものを。冷蔵品・生菓子類は持ち込めませんけどね。
私は買い置きしていた干し梅、ハイチュウを持って行きました。口さみしい時やお弁当が思うように胃に入らない時にすごく重宝しました。
買い置き癖がこんな時に役立つとは..!
保湿剤ですが、先述したようにホテルの室内は結構乾燥します。夏でしたからクーラーで余計に皮膚が乾燥しました。普段から使っているものを必ず持参するようにした方がいいでしょう。クリームやオイルなどなど。
ビジネスホテルですから、大体の場合部屋に電気ケトルが置いてあります。出される食事はお弁当のみなので、お気に入りのインスタントの飲み物などがあるだけで本当に満足度が段違いです。食欲なくとも汁物なら入るということもありますし、絶対おすすめします。
視力の悪い人は必ず持って行くと思うんですが、コンタクトは洗浄液やケースなどが必須ですよね。人によっては目薬も。ホテル療養中は食事を取りに行く以外は部屋から一切出られません。だからメガネだけで十分なんですよ。荷物は極力減らしましょう。
もし後から必要なものが出てきた場合、家族や友人にホテルまで差し入れとして持ってきてもらうことが可能です。
その場合、前日の夕方までにホテル側に申請が必要なので要注意。
私も駐在看護師さんに質問したのですが、Amazonなどのネットショッピングの配送先をホテルに指定することは不可、だそうです。
出来たら便利なのにな~。
ホテルでの生活
福祉局が用意してくれた専用のタクシーが迎えに来てくれました。
私の時は一人既に男性が乗車していて相乗りでした。
ホテルに着くと荷下ろしも早々に、ホテルの方から内線で注意事項など諸々の説明を受けます。
ホテルでの療養生活中は、朝と夜に専用のサイトに体温とパルスオキシメーターの酸素飽和度の数値(SPO2/%)、体調についての項目を登録します。パルスオキシメーターは貸し出ししてくれます。
それをもとに、駐在している看護師さんから毎朝内線で連絡が来て体調はどうか、とかいろいろ聞かれます。ホテル滞在している全員にこの確認をされているのかと思うと頭が上がりません。そういった管理がお仕事とは言え、看護師さん大変です。
その他はかなり自由に過ごせます。と言うか、何もすることはありませんw
私は身体が重くかなりグッタリ状態だったため、ほとんどを横になって過ごしていました。
朝昼晩と食事が用意され自分の足で1階まで取りに行くのですが、それだけでもうしんどい。ホテルの10階以上の階だとエレベーター待ちでごった返すし、思ったより人が沢山いてそれだけでもう疲れてしまっていました。
コロナのせいでかなり体力奪われていましたね。普段しているなんてことない行動一つでも息切れがするんです。自分でかなり驚きました。
でもクーラーは自分で調節できるし、テレビも見られるし、Wi-Fi環境もあるしでとても快適でした。
食事について
どんな食事が出るのか気になっている方は多いんじゃないでしょうか。
飲み物はお水と緑茶のペットボトルが好きなだけ持っていいことになっています。
ホテルが用意してくれる食事は朝昼晩、一般的なお弁当です。味に関しては好みもあるので難しいですが、品数も多く、しっかり濃いめの味付けでした。
またこれがなかなかに重い。とにかく重い。量もそこそこにあります。
唐揚げ丼、中華弁当など、献立を考えてるのが”某漫画のうな重大好き君”なのかと思うほどに…
そのため、最初は半分も食べられれば良い方で、毎日看護師さんに心配をさせてしまっていました。
1食分のお弁当を完食出来るようになったのはホテル生活4日目あたりでしょうか。ちょっとした感動でしたw
とある日の夕飯には有名な名物駅弁が出たこともありました!
こういう粋な計らいは本当に嬉しいですね。
東京「深川めし」、山形「牛肉どまん中」、神奈川「しらす弁当」、茨城「奥久慈しゃもべん」というラインナップでした。
それぞれ決まった数が用意されていて、早いもの順だったため私が1階へ降りる頃には当然一番人気そうな「どまん中」は残っていませんでした。
うぅ、食べてみたかった…!
でも、私が選んだ「しらす弁当」もしらすがいっぱいでいくらも乗ってて本当に美味しかったし、食べやすかったですw
体調万全だったら間違いなく「しゃもべん」を選んでいたと思います。しっかりと弾力のある軍鶏肉の歯ごたえと、力強い肉の味..想像するだけで美味しい..。
同じようなお弁当で飽きる、という声に応えてくれた結果だそうですね。個人的には無料なだけでありがたいんですけど。
また、どうしてもお弁当が食べられない人用に、”看護師さんから差し入れ”という形でinゼリーやレトルトのおかゆをお願いすることもできます。
コロナになってわかったこと
治った後の後遺症
冒頭で罹らないに越したことはないと言ったのは、ズバリこの後遺症が現在進行形で辛いからです。
・著しい体力の低下
・度々微熱がぶり返す
・なんかずっと身体がだるい
・激しい抜け毛
一見大したことないように思いますが、何故かずっと身体が重い、だるい、というのはなかなかしんどいです。しかも8日間動かず寝てばかりだったので、身体に力が入りません。
自宅に戻ってからスーパーへ買い物に行っただけで息切れ。帰り道は転んでは危ないので、自転車から降りゆっくり歩いて帰りました。
そして今特に悩んでいるのが抜け毛。
調べたところ、AGA専門クリニックでのコロナ後遺症による抜け毛に関する相談件数が約3倍以上になっているそうです。
たくさんの人が同じ悩みを抱えている..と思うとちょっとホッとします。
朝起きると部屋の床が髪の毛の海になってるんですよ。シャワーを浴びればズゾゾゾと大量に髪が抜ける…正直このまま生える速度より抜ける方が多くなって行ったら、と思うと毎日戦々恐々としてます。
完全に見るからに目減りしてるのでめちゃくちゃ不安です。
コロナ療養期間が明けた直後はこんなことなかったんですけど、治ってから1~2カ月で後遺症が出てくる人も多いと聞いて納得です。
1カ月もすればおさまってくるらしいのですが、現在進行形でスッと立てない日はあるわ、毛は抜けるわでメンタル的にもやられています。
ここ数日ではなんとまつ毛も抜け出しました。
とほほ....
その他
その他にわかったのは、ホテル療養は治療ではないということ。
部屋を提供してくれるだけであって、健康管理はあくまで最低限。治療をするわけではないんです。
私は熱が上がりやすい体質で、ホテル滞在中も37℃を超える程度の微熱が出ることがありました。
その度に、何度も駐在看護師さんに測り直すように言われましたwあんまり高い状態だと病院へ搬送することになるんだそうです。
それぞれ体質や基礎的な体調状態が違うと思うので、基準にするのが体温だけではちょっと違うと思うんですよね..。
最後に
以上、私のコロナ罹患体験でした。
コロナになってわかったことは、思ってるよりも辛い期間が長いということでした。
重ね重ねお伝えしますが、治療や各種支援などについて詳しくは公的機関のHPを参照くださいね。
東京ではまた感染者数、増えてきました。
罹るときは罹る、ある程度は身構えておいて、もし罹ってしまっても軽症で済むよう基礎体力をつけることを意識していきたいです。
健康第一、身体は資本!
いよいよ本格的に寒さと乾燥が気になってくる季節になりました。
皆さん、健康には十分に気を付けてお過ごしください。
もう絶対罹りたくない!(笑)