天使さまと僕 Ⅲ
天界のこと
僕の守護天使と名乗る声の主は、自分の存在を信じて欲しいと、天界のことについて教えてくれました。
天界とは、神さまや天使さま、それから僕たちの魂の集まる場所のことで、霊界とか天国、極楽浄土とも言われる所でもあります。
『天界は、大きく分けて四つの階層から成り立っています。まず一番上の階層は神様(創造主)がいらっしゃいます。そして、二番番目の階層は光の国があり、光の国に隣接する様に闇の国があります。
光の国とは、あなた方の言う天国、極楽浄土と呼ばれる所です。闇の国とは、あなた方が悪魔と呼ぶ恐しい魔物が住む国のことを言います。三番目の階層は、あなた方が言う地獄と呼ばれている世界です。薄暗く私たち光の国の光りがあまり届かない世界です。最下層は、どこまでも闇が続く言わば魂の墓場的な世界が広がっているのです。でも怖がらないで欲しいのです。恐怖心は闇の国の者の好物ですから』
そう言って優しく微笑む顔のイメージがしました。
話はまだ続きます。
『安心して下さい、仮に地獄の世界に堕ちたとしても一定の期間が過ぎれば私達は救うことができますから。一番厄介なのがあなた方の行いが悪く、魂の光が黒く、くすんでしまうことがあるのです。そのくすんだ魂を好むのが、悪魔と呼ばれる闇の国の住人達なのです。悪魔に目をつけられ、闇の国に引きずり込まれてしまった魂は、残念ながら私達には救い出すことが出来ないのです。これはとても悲しいことです。これは滅多にありませんが、闇の世界に堕ちてしまった時にも私達は救うことは不可能なのです』
と非常に悲しそうな声で語っておられました。
『光の国にも、あなた方の言う神仏さまという存在のいらっしゃるエリアと、私達天使のいるエリア、そのエリアの下の階層にあなた方の魂が集まる場所があるのです』
光の国にも細かくエリア分けされているのですのね。それは、貴重なお話を聞きました。
ここまで、詳しくお話してくれるのだから、本当に守護天使さま、なのだろうと思いました。
それに話を聞いてきるうちに、その声は優しく
何処となく、安心感の様なものが感じられたからです。
『私のことを守護天使だと信じてもらえたでしょうか?』
そう聞いて来たので、僕は「信じます」そう心の中で言うと安心したお姿の守護天使さまのイメージが頭に入ってきました。
『まだお伝えしたいことが沢山あのですが、お話してもいいですか?』
僕は、正直ええっ!と思ったのですが、興味もあったし聞いてみたいと思ったので、お話をお聞きます。
そう答えました。
『ふふっ。良かった』
そう言って守護天使さまは、優しく微笑みを浮かべておられました。
#エッセイ #天界 #天使様
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