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後祭りは、新町通り
祇園祭前祭巡行が17日に終わり、18.19.20と、休んで(?)明日21日からは、後祭りのお囃子が始まります。
でも、実は。そうです。18日から鉾建てを始めて、今夜には、もうくっきりすっかり飾り付けまで完了した山鉾から、涼やかなお囃子が聴こえて来ます。
背の高い鉾が目白押しの前祭に比して、ちょっぴり地味な後祭りの面々ではありますが、新町通を歩いて見ましょう。まず、六角と蛸薬師の間の新町通には、いかにも京都らしい街並みに佇む北観音山。
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北から南に向かって、新町通りを歩くと、北観音山のお囃子は次第に遠ざかり、ちょっと寂しくなって来たころ、前方から、またまた燦然と新たな音色が聞こえてきます。まるでお囃子のリレーを聞くような、心地よい歩みを進めると、
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南観音山が近づいてきます。そうそう、23日の宵山の深夜の「あばれ観音」と言う行事をご存知でしょうか?今遠ざかってきた北観音山の御神体の観音様が、町衆が担ぐ御輿に乗って、この南の観音様に会いに来るのです。お囃子を聞くだけの大人しいイメージの祇園祭の中で、思いがけない勇壮なイベントなのであります。ふたつのお山は、いにしえからの縁で、繋がっているのですねえ。
そして、更に南下して四条通りを渡れば、巡行のトリを務める大船鉾が巨大な姿を見せてくれます。
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ご覧ください。この美しさ、この勇姿。
無病息災の祈願を込めた祇園囃子。今夜なら、鉾の真下まで近づいて、注がれるように、上から高音のお囃子を浴びることが出来ます。ありがたやありがたや。いや、ホンマ。これがなくては、うだるような、京都の夏は越せません!(笑)
皆様も、是非来年は、一晩前に、お祭り見物にお出かけください。