#書く術 note第二章 哀・修行編 in SBクリエイティブ株式会社
書籍に入りきらないそうですので、大公開!
お久しぶりでございます。
SBクリエイティブより本年10月刊行予定の書籍、
『書く術』(仮題)製作委員・直塚大成です。
『書く術』は大学院生である私、直塚大成がプロライター・田中泰延さんに「ライターの心構え」をご教授いただき、約半年の対話を経て「調べて、書く術」を会得できるのか!?できないのか!?みたいな取り組みの過程をプロライター・福島結実子さんに書籍にしていただくという企画です。編集はSBクリエイティブ株式会社・小倉碧さん。第一線で仕事をされておられる方々とお仕事をさせて頂くという、大変貴重な経験に日々感謝しております。
はじめは「プロライターの田中さんに色々教えてもらえるんだ~」と非常にゆるい考えを持っておりましたが、最近は長期OJT(On the Job Training)型インターンだと考え直しているところです。『書く術』の制作チームは現役ベンチャー企業社長、現役編集者、現役プロライターの御三方です。改めて言うまでもなく、皆さん、ご本業でご多忙を極めていらっしゃいます。そのため私のために「調べるとは何か」とか「どのように書くか」という理論を座学的に、1から100まで手取り足取り、講義形式で長い時間をかけて教える形式を取るなどということは難しいでしょう。
「場はこっちで整えるから、とりあえずやってみよう」
理論よりも実践。とりあえずぶつかってみなさい。それが『書く術』のスタイルだと日々実感しております。先日の田所敦嗣さんへのインタビュー記事然り、あるひとつの実践に対して田中さんからFB(フィードバック)やアドバイスを頂いているのが現状です。そこには必ず実際の「仕事」があります。その緊張感で生まれた疑問やアドバイスは決して空理空論ではないと感じておりますし、頭よりも体に刻まれるものになっています。
さらには、こうして御三方と一緒に「書籍を作っていく」ことも仕事です。はじめは学生気分のまま「仕事のやり取り」を軽く考えていた私ですが、御三方と一緒にお仕事をさせていただくなかでで少しずつ身に着くようになってきたと思います。学生は「先輩~! 授業終わりラーメン行きません? どうせこのあとバイトだけっスよね!?」「マジかよ~どうせまた俺の奢りだろ?」みたいなくだけた距離感に憧れてしまうものですが、仕事を通じて縁が生まれる関係になるとそういうわけにもいきません。
会話や文章中の敬意や気遣い、事前の調査、資料作り。まだまだ及ばぬ点ばかりですが、私にとってはプロライター・田中泰延さん、福島結実子さん、編集者・小倉碧さんとの書籍制作もまた「書く術」なのだと日々痛感しております。
満を持して、SBクリエイティブ編、始動
さて、これから数回にわたってお届けする書く術noteは師匠・田中泰延さんとの対話編ではなく、SBクリエイティブ株式会社の編集者・小倉碧さんと私、直塚の「往復書簡のようなもの」でございます。
具体的には、4月から5月にかけて田中さんが株式投資型クラウドファンディングや大阪のトークライブ、ひろのぶと株式会社の株主総会など八面六臂の大活躍をしている最中に(というか現在進行形で)交わしたやり取りを皆様にも公開いたします。なんと現役編集者の「書く術」までお披露目です。
現在、私がSBクリエイティブ株式会社より賜りました「『書く術』の最終課題」(※詳細は次回)の執筆におきまして、専門家の方への取材や取材前の質問作成、メールでの取材依頼まで、なんと全て自分ですることになりました。そんなことまでするとは聞いてない。このお話には正直驚きましたが、確かにこれからのライターのための『書く術』で「取材依頼はぜんぶ版元さんがやってくれました!」というのはおかしな話です。ライターになろうと決心しても、すぐにお仕事をいただけるわけではありません。何もせずともクライアントが取材先の方とライターの間を取り持ってくれて、ライターの代わりにお相手に取材の依頼をしていただけるわけでもありません。そう考えると、今回の企画は新米ライターとして得難い機会だと感じています。
今回取材をお願いする予定の専門家の方々は、もちろん田中さんや小倉さんとは何の面識もございません。つまり、普通にガチの取材依頼です。
書く術note第二章では、これらの取材依頼書・企画書・事前にお送りする質問文の添削などを小倉さんにしていただきます。
書く術noteの初期段階のフリーエッセイ企画では「えっ、そこまで褒めてくださるんですか?」ってくらい褒めてくださった小倉さんでしたが、人と人の縁を繋ぐ編集者のテリトリーになると目の色が変わりました。「ここまで書いたのにまだ改善の余地があるんですか?」ってくらいバシバシご指摘が飛んできます。
小倉さんはSBクリエイティブの現役編集者です。基本的なところからとても丁寧にご指導頂くなかでも、「本づくり」の現場で日々磨いてこられたプロフェッショナルとしての妥協のない仕事のやり方を、折に触れて教えてくださいます。新米ライターである私には身の引き締まる思いです。このような経験をさせて頂き、本当にありがたく感じています。本当は全部自分で書いた方が速いはずなのに、わざわざ私の書いたものを確認して、指摘を書き添えて戻して、また見るという手間のかかる作業をしていただけることに感謝しております。だからあの、ええ、そろそろ戻しじゃなくてOKを頂いても……。だ、ダメですか。はい、この一文をもう少し丁寧に……はい、わかりました。
というわけで、書く術note第二章のはじまりです!
次回も乞うご期待!
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