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#書く術note第二章 依頼文の書き方①

こんにちは。ご無沙汰しております。
SBクリエイティブより本年12月刊行予定の書籍
『書く術』(仮題)の新人ライター・直塚大成です。

北九州・門司港にて(友人撮影)

『書く術』(仮題)は大学院生である僕、直塚大成がプロのライターである田中泰延さんにライターの心構えをご教授いただき、実際の「仕事」を体験しながら、ライターが書くべき文章への理解を深めていく。そんなOJT(On the Job Training)を記録した書籍です。

〇ここまでのおさらい

現在進行中の、書く術の『最終課題』のために
お話をお聞きしたい方への依頼文を書いてみる。
その文面を、小倉さんや田中さんに添削していただく

それが書く術note第二章の内容でした。

この「最終課題」とはどういうものか。

直塚さんが『書く術』の共著者であるライターの先輩・田中泰延さんから教えを受けてきた「プロライターの心得、技術」に基づいて、「あるテーマ」について、直塚さんご自身の手で調べ、また、時には有識者の方たちに取材を行いながら、「原稿」を書いて頂く、というものです。

書く術note第二章(その2)

ここで僕が書く依頼文は
「そういう体でやってみましょう」
ではなく、
実際に取材をお願いしたい方に送る依頼文です。

これこそ実践です。

まだ最終課題のテーマは明かせませんが、
今回ご協力いただいた有識者の方は計4名。
2名が同じ組織に所属しておられるため、
合計で3通の依頼文を送りました。

最初に依頼文をお送りしたのは、
ある大学教授の方です。

〇最初に書いた依頼文

最初に書いた依頼文がこちらです。

○○教授

初めまして。 ライターの直塚大成と申します。わたくしは、現在、ライターの田中泰延さんと共に、 書籍『書く術』の制作を進めております。

〇〇教授のご著書2冊『△△△』、『■■■」、共に拝読いたしました。 現地調査による知見のみならず、執筆にあたって参考にされた資料を巻末に仔細に記録しておられたり、『新猿楽記』などの古資料に当たって執筆されているのを拝読し、是非〇〇教授にお話をお伺いしたいと考えております。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

皆さんはどう思われたでしょうか。

〇書いた意図

なぜこのように書いたか、振り返ってみます。

①できるだけ短い方がいいだろう

相手はお忙しいのだから、
できるだけ端的に要点を伝えた方が良い。

事前に著作にも色々目を通したうえで、
取材のご相談をさせて頂いている、
とお伝えしよう。

②とはいえ、読んだアピールしすぎると鬱陶しいだろう

「あなたの著書を読みました!是非!」と
初対面で熱量があまりにありすぎると、
ちょっと変な人だと思われるかもしれないな。

あえて「読んで感じたこと・考えたこと」を
詳しく説明しすぎず、
サラッと言及するにとどめておこう。

〇フィードバックを待ちましょう

上記の依頼文を書いたのは少し前です。

僕としては真剣に考えて書いたつもりなのですが、
改めて読み返すと、色々粗があるように感じられます。

次回は上記の小倉さんからのフィードバックです。


いやぁ……

丁寧な言葉遣いは
とても難しいですね。

学生の僕が文面を真剣に考えたのは、
就活の時のやり取りくらいです。
圧倒的に場数が足りていません。

それに、就活の際に対応して頂いた方たちも、
一介の学生に
「言葉の使い方が間違っています」とか
「今の、失礼ですよ」と教えてくれません。

〇歴史的名記事

田中さんは事あるごとに
「直塚くん、その言葉は学生まで!」
というように教えてくださいます。

……それでもすぐには治らないのですが、
少しずつ良くなっていると信じています。

こういう作法を徹底的に教わる場は
本当に、本当に貴重です。


本書の制作は対面ではなく、
Zoomのオンラインミーティングを定期開催して頂き、
『書く術』制作メンバーで集まったり、
Messengerでテキストメッセージのやり取りを行ったりして進めています。

こうしたリモートの書籍制作は、
言葉の作法を学ぶ絶好の機会だと感じています。

新人は、
仕事についての専門的な知識や
スキル、経験が全くありません。

しかし、そのような新人にも
「丁寧な言葉遣い」をすることはできます。
それに、できるとカッコいいですよね。

「この人に書かせてみよう」
「この人の取材なら受けてみよう」

そう思っていただけるライターになるために、
今後も精進していきます。

それでは、次回を待て!
ありがとうございました!!!

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