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謎の新作006:正月の演説



少佐の演説のパクリ、正月の演説になります。すいません、リョナでもグロでもロリでもないけど、思いついちゃったので発表してみます。あまりに馬鹿すぎるんじゃないか?と我ながら呆れています。



諸君 私はおせちが好きだ

諸君 私はおせちが好きだ

諸君 私はおせちが大好きだ

昆布巻きが好きだ
焼えびが好きだ
蓮根煮が好きだ
田作りが好きだ
紅白なますが好きだ
きんとんが好きだ
くわいが好きだ
黒豆が好きだ
伊達巻が好きだ

実家で   自宅で
コンビニで レストランで
宅配で   手作りで
出来合いで 旅先で
挨拶先で  温泉宿で

この地上で出されるありとあらゆるおせち料理が大好きだ

食卓にならべられた重箱が、食事の合図とともに、中身がなくなるのが好きだ
うず高くつみあげられた昆布巻きの山があっという間に無くなる時など心が踊る。

調理師の操る深鍋に煮られている雑煮を完食するのが好きだ
火にかけられ煮えたぎる鍋からおたまで持ち上げた鶏肉を
箸でばらばらにする時など胸がすくような気持ちだった

箸先をそろえた小学生たちが重箱の戦列を蹂躙するのが好きだ
空腹状態の子供が既に皿にとった肉を何度も何度も
突き刺している様など感動すら覚える。

完璧主義の高級料亭で、小皿に綺麗に飾ってだされたおせちを、
一口で何皿も平らげていく様などは、もうたまらない
恐怖におののくおせち料理が、私の乾杯の合図とともに
振り下ろされる祝い箸にわらわらと食いつくされるのも最高だ。

哀れな料理人達が雑煮のアクを徹夜で丁寧に取り作ってきた大鍋煮物を、
八寸サイズのオタマで鍋底の具ごと木っ端微塵に食いつくした時など絶頂すら覚える

となりの大食い集団にに滅茶苦茶に食い荒らされるのが好きだ
必死に守るはずだった料理が蹂躙され、
小女子が食べ尽くされていく様はとても哀しいものだ

相撲取りの大食いに食いつぶされて殲滅されるのが好きだ
プロレスラーが空にした重箱の隅にへばりついたきんとんを
舐めるのは屈辱の極みだ

諸君 わたしはおせちを、地獄の様なおせちを望んでいる
諸君 わたしに付き従う大食い戦友諸君
君達はいったい何杯食うつもりだ?

更なるおせちを望むか?
おかわり制限のない食べ放題なおせちを望むか?

鉄鍋コンロの限界を越えた三万カロリーの肉塊を食い切る
嵐の様なおせちを望むか?

『おせち! おせち! おせち!』

よろしい ならばおせちだ

我々は空腹の力をこめて、今まさに振り降ろさんとされる握り箸だ
だが、この暗い不況の底で何年間もの間耐え続けてきた我々に、
ただのおせちではもはや足りない!

大おせちを!
一心不乱の大おせちを!

我らは僅かに一個大隊 千人に満たぬ欠食児童に過ぎない

だが、諸君は、一騎当千のフードファイターだと私は信仰している。
ならば我らは諸君と私で総食欲100万と1食分の大食い集団となる

我々を空腹の彼方へと追いやり 眠りこけている連中のおせちを奪おう

テーブルクロスを掴んで引きずり下ろし空の重箱を思い出させよう
連中に空腹の味を思い出させてやる
連中に我々の腹の音を思い出させてやる

天と地のはざまには奴らの調理では思いもよらないおせちが
あることを思い出させてやる

一千人の大メシ食いの空腹集団で
おせちを食い尽くしてやる

「最後の大盛大好き指揮官より全空腹戦隊へ」
目標立席パーティ中央のテーブル!!

第二次フードファイト作戦 状況を開始せよ

喰うぞ 諸君!

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uraentのグ"ロリ"ョナ小説です。エ"ロリ"ョナとも… ダブルクオーテーションで括った2文字が肝…

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