夢肉桂:断片001
ここ数日、寝つきは悪いが一度眠ると夢も見ずに何度かの短い中途覚醒を経て起床にたどり着くため、覚えているのは大体仄暗い自室の天井である。
が、なんとなく「夢を見たと言う記憶だけがある」というふんわりした状態の断片がいくつか見当たるので、書き留めていこうと思う。
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いつぞやの断片。
全体的に薄暗い。曇りの日の夕方くらいの光量。
夢の中特有の、景色の属性がわかる機能により謎の建物(オフィスビルと病院の中間)が今日の宿泊施設だとわかる。
でもマンションだぞこれ、と思っている。父がいたような気がする。気配だけ。
いつぞやの断片。
肉、とりあえず肉。赤い。赤いといっても流血ではなくて血色がいい方の赤色。むき出しの肉塊、を見たような気がする。痛くはなかった。
いつぞやの断片。
ピザ。
いつぞやの断片。
あいつだ。
いつぞやの断片。
逃げている。知らない人だけど知り合いのボディーガードがいる。ホテルの窓の外で世界はこれから滅びるけれど、ここにいれば安全だと言われた宿はなんとなく札幌鉄道病院の廊下に似ている(両親が職場結婚した病院)、ピンポイントに階段室。
子供の頃からあの誰もいない階段室の、なんの変哲も無い踊り場と階段が繰り返される空間の、落下防止なのか張られていた網が印象的で何故か今も覚えている、それ。
外観は完全に丸の内とかに建っていそうな近代的なビル。多分この前、日比谷に行ったから日比谷公会堂と帝国ホテルの外観がいい感じに混ざっている。
私は結局「ああ、生き残るのか、」「世界が砂糖のようだ」と思いながら白基調の屋内を進む。
いつかの断片。
知らない女性と手を繋いで走っている。多分逃げている。
ただこの女性は私がいずれ結ばれたいと思っている存在で、昔から仲が良くて長い付き合いのある全くの初対面、同い年なのか、対等な関係。
ずっと手を握っていないと死ぬらしい(今思えばICOかよ)全体的に灰色。
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今のところ、本格的に日記としてつけていないからか、いわゆる「猿夢」のようなことは起こっていないし今後すべてを明晰夢にできるようなけはいもないけれども、まあ面白いのでちまちま続けていきます。
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