見出し画像

遠出する時の食糧問題。

ご存知の通り、陸続きか航路があればわりとほいほい出かけていく行動基準を持っている。
孤島である北海道で長く育ったから、とかそういう原因の分析は一旦ここで置いていく。

端的な結論とタイトルは読んで字のごとく、「普通に港とかめっちゃ遠いんだけど、みんなそこに行く時ご飯どうしてるの?」です。
※今回は話の都合上、奇跡的な観光地と隣接している横浜海上保安部とか名古屋保安部とか以外の場所を指します。主に室蘭とかです。

ご存知ない方向けに注釈を入れておくと、そもそも海上保安庁の船が停泊している場所は、最寄駅がない。
あるにはあるが、全然「最寄り」の距離感ではなく、本当に「ただただ最も近い駅がそこ」というだけである。

現地についてしまえば、大半が立入禁止区域の向こうでもなんでもないところに、さも当然の顔をして停泊している。
近づくにつれて、そのあまりの当然さに逆にこちらがおろおろし出すくらいには、普通にいる。
「いや、いいのかこの距離」である。ほぼ口癖である。なんならそっと船体に触れることすらできる。やらないけど。

翻って、食糧である。
最終出発点となりえるであろう駅やバス停などから、徒歩で現地に向かうこと、それ自体にはなんの問題もない。
季節に合わせた服装、歩きやすい靴、必需品はカメラと携帯とモバイルバッテリーくらいなものだ。あとは適切な水分。

最後に、食糧。

例として一番最近歩いた鹿児島紀行では、最寄り駅徒歩40分以上、最寄バス停徒歩50分以上の場所に船がいた。
そのどの宿までも含めているが、合計にして二万歩越え、示す通り全部歩きである。
この時は道すがらいい感じにコンビニがあったので、水分とエナジーバー的なものを適宜補給してなんとかしたが、全くもって周りが港しかない場合も多々ある。

仕事の都合で一ヶ月ほど那覇市に飛ばされた際、意地で現地の海保船溜まりを探しに行ったが、その時はコンビニも付近に一切なくて、熱中症との狭間で大変なことになった。

神社仏閣も好きなので、5月ごろ伏見稲荷神社の頂上まで登ろうとして、服装を間違ってこれまた熱中症になりかけて大変なことになった。あの場所では、ところどころの休憩所にあるささやかな水分しか補給ができない。

話が逸れた。
水分はまだ自動販売機が道端にがあればつどつど補給はできるが、やはり問題は食料である。できれば固形物。

買い込んで行くにも、歩き続けるには荷物はできるだけ軽く少なくコンパクトでありたい。
役に立つのはエナジーバーやカロリーのメイト的なものだが、それはそれでやはり口の中の水分強奪問題があったり、味が好きでなかったりとなかなか難儀である。

きわめつけは個人の嗜好として、野菜が好きすぎる上に体質によって米を食べず、過剰な動物性脂質が苦手であり一回の摂取可能量が少ない。
ゆえに旅先で観光地グルメに舌鼓を打つこともなく、そもそも外食は一人分とされている量が多すぎて挑めず、野菜ジュースを飲んでいる。

個人の難儀な体質や嗜好は置いておくにせよ、徒歩で巡る人々が食料問題をどう解決しているのか、気になるところではある。
おすすめの携帯食とかあったら教えてください。

「宗谷」周辺も意外と食事どころがなかったりするので、東京とはいえど油断はできない。

おすすめはあらかじめ食料を手に入れておき、ミニ展示場の上(屋上にベンチと机がある)で「宗谷」を眺めながら過ごすことです。

いただいたサポートは、まとまった金額になり次第、宗谷募金へ流し込みに行きます。ありがとうございます、推しが潤います。