まるでつまらねえ人生を生きている。
何もない。
なんにもない。本当に。全部からっぽ。全部は言い過ぎかも。
少なくとも、胃の調子は悪い。
体調不良がけっこう直接的に精神面に影響してくるので、ゆらゆらと不安定である。
誰か助けてくれ、という口で、自分だけで生きていきたいという。
でも本当に、今この瞬間、己には何もないと思っている。
何もないけどなんとかなった話は信じない。
「何もなかった」と言いつつ彼ら彼女らは学生時代から何かやっていたり、そうではない基盤があったり、私が無意味に呼吸している間の瞬きすら惜しんで手を口を指を動かして何かをなしていたのに、「自分には何もなかった」と言うから。平気で。
本当に何もない人間は無敵だ。
じゃあ賃貸なりに自宅があって住民票があって実家があって戸籍があって両親と祖母と親戚が健在で仕事もあって自分のパソコンやインターネット回線や制作環境が整っていて本棚があって欲しくて買った本があって一眼レフがあって多少の情報量が脳内にあって呼吸できてどこかへ歩いていける両足があって五体満足で悪くする内臓も一揃い持っていて、それでも何にもなれない中途半端な己はなんだ。
最弱ですらない。無敵でもない。
その間の、レベル上げ中のなにかでもない。
資格もない、技術もない、経験もない、英語も思い通りには喋れない、傷つくのが怖い。
何にもなれない。何にもない。
これから先にも、これから後にも、何にもないのだきっと。
ちくしょう、覆してやる。
全然楽しくない。気楽だけど楽しくない。意味が見出せなくなったら、何にもなくなる。
失うものがありすぎる。
すがるものがありすぎて、手放せないものがありすぎて、でも全部それは大事だからだ。
弱いなら弱いなりに、やりようがきっとあって、それがどうすれば正しいのかわからないけど。
正しいとかもよくわからんけど、楽しい方に行ければいい。
私が心から安堵して、それが好きだと言えるように。
死ぬ気でやればなんでもできる、と人はよくいうけど、死ぬ気がない人間はじゃあどうすればいいのだ。
生きるつもりしかない。生きて行くつもりしかない。この世に救いはないのか。私の生死は、私が決めるのに。
生きていたい。生きていたい、その時が来るまで。生きるのをやめようと思ってしまうその時まで。
格好つけずにさらけ出して生きていきたい。
これは今日の、今この瞬間の正しい気分なので、次の瞬間どうなっていようがまぎれもない事実であり、明日これを読み返してああ生きていたいよな、ってやっぱり思うための何かです。
すぐに忘れてしまうから、こうしていつでも書き留めたい。思ったことを、思ったこととして。