【西洋建築史】ヴィラ・ロトンダ(イタリア)
前回からの続きです.
新問題対策として,次の知識を知っておいてください.
【解説】
↑のラ・ロトンダ(ヴィラ・アルメリコ・カプラ)は,一級建築士学科試験に出題されたことがありませんが,いつ新問題として出題されてもおかしくありません.この機会に知っておいてください.
※ヴィラとは,大邸宅や郊外に建つ別荘建築のこと.
現代の建築家という職能の元祖は,ルネサンス期に登場します.その代表格でらるパラディオの設計です.前回,ご紹介したバシリカ パラディアーナと同じ,イタリア北部のヴィチェンツァに建築されています..
ラ・ロトンダの分かりやすい動画解説(YouTube)は↓
ロトンダとは,円形平面のこと.また,ポルティコとは,建物の玄関に導いたり,あるいは,柱の列として拡がるポーチのこと.柱で支えられるか壁で囲まれた歩廊上に屋根がある構造になっている.ローマ時代のパンテオンにもギリシャ神殿風のロトンダやポルティコがデザインされています↓
ルネサンス建築では,↑のように,古典建築(=ギリシャ・ローマ時代の建築)を模範とし,デザインされています.ヴィラ・ロトンダもその一つです.
【解答】◯ 続く
以上