【千葉県いすみ市】空き家再生のモデルハウスを公開
私は荘司和樹といいます.プロフィールは,コチラ.
20年以上,オンライン上で一級建築士を育成する事業を展開しています.書籍を出版したり,アプリを開発・リリースしていたり,東京都の建築行政職員や建築系の大手企業へ一級建築士の育成プログラムを10年以上,提供しています.
私が一級建築士試験に合格させた卒業生たちは,日本の大手建築系企業や自治体,大学等の研究機関等の最前線で,一級建築士として活躍しており,彼ら(彼女ら)の協力のもと建築コンサルティング事業(難易度の高い建築トラブルの解決事業)を現在,成長させています.
そんな私が今,挑戦しているのが,生まれ故郷である千葉県いすみ市の空き家問題の解決です.千葉県いすみ市は,2022年5月時点で,5〜6年後の小学校入学者数は,市内全域で約4割減少します.地域経済が悪化し,市外への転出者数が増えた場合,さらに減少します.これは,子育て世代そのものが4割程度,地域から消えてしまうことも意味するため,地域経済のダメージはとても大きいものとなります.
地域から子育て世代が消えていくと何が起こるのか?後期高齢者の寿命等による自然減と相まって,空き家が急増し,それらの空き家が放置されると,草が生い茂り,水たまりができて虫がわいたり,野良猫が繁殖したり,ゴミが不法投棄され出します.
さらに,アライグマやハクビシンなどが天井裏に入り込んでしまうと,その排泄物で壁や屋根が腐り,そこからの雨漏りによって,建物が一気に傷んでいきます.そうなると,危険空き家となり,解体するしかありません.ただ,多くの空き家がそのまま放置されてしまってます.危険空き家として,そのまま放置されると近隣の地価も下落します.ゴミが不法登記され,悪臭がただよう危険空き家の近くには誰だって住みたくないですからね↓
家財を解体する際には,家財の撤去で30〜60万円程度,加えて,建物の解体費用が100〜200万円(外構部分も含)ほどかかります.空き家を再生するなら,1日でも早く動き出すことを地域の未来のためにも強くお願いしたい.
話を戻します.空き家が増加する一方で,子育て世代の転入希望者もいます.私の元にも多くの空き家購入希望者からの相談を頂いてます.しかしながら,貸家や売却可能な物件が不足しています.折角,田舎に移住するのであれば,集合住宅ではなく,庭付きの一戸建てでペットとも一緒に暮らしたい.ただし,近隣との関係によっては,いつまで定住するかは分からないので,土地を購入し,自宅を新築するのではなく,まずは,庭付き一戸建てを借りたり,購入して,なじめるかどうかを試したい考える家族が増えています.
この地域課題の解決を目指し,いすみ市をはじめ,外房エリアの空き家流通を促進させるため,いすみ空き家再生・流通促進部会(コチラ)をいすみ市商工会の新規事業創造委員会内に新設しました.空き家再生・流通が活性化すれば雇用や新規事業を生み出すことにも繋がります.
私自身もJR外房線大原駅近く(徒歩5分以内)に,空き家再生のモデルハウスをオープンしました.空き家を再生したい,売却したい,または,購入されたい方は,気軽にご相談ください.
建物再生の相談やセミナー,体験型ワークショップなども行っています.千葉大学の学生たちが参加された空き家再生ワークショップの様子は↓
特に,購入を検討されている方は,購入前にホーム インスペクション(建物の調査)の実施を強くお薦めします.天井裏や床下に潜って頂き,調査せねば意味がありません.建物の状況に応じて,問題解決力の高い専門調査会社をご紹介することも可能です.
※ホーム インスペクションとは,コチラ.
このモデルハウスは,リフォームする前の状態とし,ホームインスペクションを実施済です.その調査報告書等も現地にてご覧いただけます↓
ホーム インスペクションを実施することで,空き家を購入した場合,限られた工事費を有効に活用するには,どこを優先的リフォームして建築工事費を最適化すべきか,各種工事費用や工事期間はどれくらいか,適正価格でリフォームするための工事会社の選び方などを無償でアドバイスいたします.千葉県建築士会夷隅支部(いすみ市,勝浦市,大多喜町,御宿町の有力建築系企業で組織されてます)の仲間たちにも協力して頂いてます.
空き家や既存建物の再生については,↓アドレスまでメールにてお問い合わせください.担当/荘司
yesubu@yahoo.co.jp
件名は「空き家再生相談」としてください.
3Dスキャンした動画です↓(点群データーとなっているため,寸法や傾きもスキャン後は自由に計測可能です.そのため,3Dスキャンを実施しておけば,壁や床の傾き具合も完全に把握できます.)
◆アクセスマップ
以上
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