【学科】朝霞(あさか)市立図書館本館
前回からの続きです.
~↓↓↓1分で解説!YouTubeショート動画↓↓↓~
1970年代,日野市立中央図書館を理想モデルとする「貸出を主体として,住民に資料や情報を提供する図書館を地域に全体に展開させるサービス」が大切であるとされた.その際,児童へのサービスも重視された.結果,開架式で主婦や子どもが気軽に利用できる貸出型図書館は全国的に普及し,図書館数,貸出冊数ともに飛躍的に増加していった.
1980年代以降になると,より規模の大きな図書館,より多様で高度なサービスという住民要求に応える形で,高機能化した大規模図書館が出現し始める.その一つが,朝霞市立図書館本館である.
朝霞市立図書館本館(埼玉県,1987年,和(やまと)設計事務所)は,1980年代以降の図書館に見られる「より規模の大きな図書館,より多様で高度なサービス」という要望に応えるため,床面積と開架冊数の量的拡大,館内読書や調べものへの対応という質的変化,住民の交流拠点という機能が備えられている.
令和2年の一級建築士「学科」試験で問われた知識です.
【解答】×(誤った記述である)
朝霞市立図書館本館(埼玉県,1987年,和(やまと)設計事務所)は,1980年代以降の図書館に見られる「より規模の大きな図書館,より多様で高度なサービス」という要望に応えるため,床面積と開架冊数の量的拡大,館内読書や調べものへの対応という質的変化,住民の交流拠点という機能が備えられている.問題文は,「日野市立中央図書館」の特徴であるため誤り.
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?