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【学科】ニューヨーク グッゲンハイム美術館(用途/美術館)

前回からの続き【建築作品を学ぼう♪】シリーズ

今回は,ニューヨークにあるグッゲンハイム美術館.
近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライトの作品.
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■解説

カタツムリの殻と呼ばれる外観

内部に入ると中央部に6階分,約20mの吹き抜け空間となっているアトリウム(ガラスなどの光を通す材質の屋根で覆われた大空間)があり,エレベーターで最上階まで上がってから,このアトリウムに面した螺旋状のスロープ(↓画像)を地上階まで降りながら展示品を鑑賞していく.つまり,最上階から地上階までがスロープにより連続した螺旋状の展示空間となっている.

アトリウム上部のトップライトと最上階から連続するスロープ

動画は↓


■学科試験ではどう問われる?

平成14年(2002年)の一級建築士「学科」試験で問われた知識です↓

【問題コードh14253】正しいか,誤りかで答えよ.
グッゲンハイム美術館は,フランク・ロイド・ライトによって設計された美術館で,吹抜けに面した螺旋状の展示空間が特徴である.

【解答】〇

令和1年(2019年)には,↓のような知識が問われました.

【問題コード01174】正しいか,誤りかで答えよ.
アスペン美術館(坂茂)は,建築物の中央部にアトリウムがあり,アトリウムに面した螺旋状のスロープによって,最上階から地上階まで連続した空間となるように計画されている.

【解答】×

【解説】
問題文の記述は,グッゲンハイム美術館(ニューヨーク)の特徴であるため誤り.
アスペン美術館(坂茂)は,地下1階地上3階建ての現代美術館.地上1,2階はギャラリー,3階には多機能スペースとカフェがある.3階の半分は屋外テラスとなり,近隣の山の絶景が望める.厚さ8mmの合成樹脂加工木突板を格子状に編んだスクリーンで北面と東面のガラスカーテンウォールを覆っている.画像は,コチラ


■まとめ【サマリーキーワード】

 ✅螺旋状の展示空間
 ✅中央にアトリウム
 ✅吹き抜けとスロープ


■建物概要(製図試験対策用)

 【建  物  名】グッゲンハイム美術館
 【設  計  者】フランク・ロイド・ライト
 【所  在  地】1071 5th Ave, New York, NY 10128 アメリカ合衆国
 【竣  工】1959年

今回は以上です♪
次の建築作品へ続く


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