【西洋建築史】パルテノン神殿
前回からの続きです.
平成14年の一級建築士試験には,次の知識が問われました.
【解説】
正しい記述です.「パルテノン神殿」は,ドリス式のオーダー(コチラ)で構成された建築であり,その柱は,円柱状で,エンタシスといって,下部もしくは中間部から,上に向かって徐々に細くなっていく.
断面が直線状となる大きな柱を見る時,人間の目の錯覚で,その中間部や下部が細く見えて,不安定に感じるため,エンタシスという膨らみをもうけるようになったと言われている.このエンタシスは,日本の法隆寺金堂(コチラ)の柱にもみられる.
【解答】◯
上記の解説動画(60秒YouTube)は↓
平成30年の一級建築士試験には,次の知識が問われました.
【解説】
1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144,233,377・・・というように,直前の隣接する2項の和が次の項となるような数列を「フィボナッチ数列」といい,その公比は黄金比(約1.618)に近づく.
この黄金比は,その比率がもつ安定感から造形美を得るために古くから採用され,人体各部の寸法の比率がこれに近似すると言われています.
詳しい動画(YouTube)解説は↓倍速視聴でご覧ください.
詳細まで理解する必要はありません.黄金比という比率があって,人体の各部寸法もその比例関係に近似しているという話だけ知っておいてください.
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