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【学科】軽井沢の家(用途/週末住宅)

前回からの続き【建築作品を学ぼう♪】シリーズ

今回は,軽井沢の森の中に建つ軽井沢の家(山荘).


■解説

~↓↓↓1分で解説!YouTubeショート動画↓↓↓~

まずは,↓のYou Tube動画を6:45までご視聴ください.

軽井沢の家は,建築家 吉村順三による自邸(別荘)で,軽井沢の森の緑の中に溶け込むように建つ最小限住宅.

1階部分のRC造の上の2階部分に,鳥の巣箱のような木造部分がのっている.
木造空間を大地から切り離すことで,湿気の多い森の中の敷地から木造空間を守っている.

その2階の木造空間に,食堂や居間,寝室などが配され,生活の場が計画されている.

とりわけ,2階の居間は1階のRC部分から大きく跳ね出し,大きなガラス戸や雨戸などは全て戸袋の中に引き込める.そのため,跳ね出した居間が外部の森と一体化し,森の中に浮かんでいるように感じる.

その居間の下部(1階部分)は,屋外テラスとなっている.

立体構成は↓の模型が分かりやすいです.


■学科試験ではどう問われる?

平成8年(1996年)の一級建築士「学科」試験で問われた知識です↓

【計画問題コードh08092】正しい記述かどうか?
軽井沢の家(吉村順三,1962年)は,片流れの屋根と2階の居間を中心とした平面計画である.

【解答】〇


■まとめ【サマリーキーワード】

 ✅森の中の別荘建築(最小限住宅)
 ✅森に跳ね出した2階の居間
 ✅片流れ屋根


■建物概要(製図試験対策用)

 【建  物  名】軽井沢の家(山荘)(長野県北佐久郡)
 【竣  工】1962年
 【階  数】地上2階建て
 【構  造】1階:鉄筋コンクリート造,2階:木造

今回は以上です♪
次の建築作品へ続く.


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