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【西洋建築史】サン・カルロ・アッレ・クァットロ・フォンターネ聖堂(イタリア/ローマ)

前回からの続きです.
令和元年の一級建築士試験には,次の知識が問われました.

【問題】◯か×で答えよ
サン・カルロ・アッレ・クァットロ・フォンターネ聖堂(イタリア)は,楕円形のドームと,凹凸の湾曲面や曲線が使用されたファサードをもつバロック建築である.


【解説】

正円でなく楕円のドーム
正八角形,正六角形,ギリシャ十字を組み合わせた幻想的なデザイン
幻想性は,設計者であるボッロミーニの特徴
1 階から楕円形ドームの見上げ
凹凸の湾曲面や曲線が使用されたファサード
断面図 © 2024 Kazuki Shoji
平面図 © 2024 Kazuki Shoji

サン・ピエトロ大聖堂やその広場をデザインした建築家 ベルニーニが雄大さを感じさせるデザインだとすれば,そのライバルであった建築家 ボッロミーニは,幻想的なデザインを得意とした.

建築家として独立をはたしたボッロミーニの最初の仕事が,このサン・カルロ・アッレ・クァットロ・フォンターネ聖堂(イタリア/ローマ)の設計であった.54秒の解説動画(YouTube)は↓

問題文の記述は正しい.

【解答】◯ 続く

以上

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