わたしの本棚①
いつも自分の書きたいことを書き散らしてばかりなので、たまにはええんちゃうかと思い企画に参加してみることにしました。目標としては、一週間連続投稿で本棚の本を紹介すること、を掲げようと思います。
本棚をお見せするのは、実を言うとちょっと恥ずかしいです。なんだろう、その本を買う時に考えていたこととか、悩みとか、そういう心の機微みたいなものをお見せするような感覚でしょうか。ふふ
私は基本的に雑食でジャンル問わずなんでも読みますので、せっかくなのでジャンル別でご紹介をしていこうと思います。計画は以下の通りです。
①ソ連関連、②その他の国の歴史関連、③小説関連、④エッセー関連、⑤その他ジャンル、⑥漫画関連、⑦ロシア関連
というわけで今日は、①ソ連・ロシア関連、の本についてご紹介させていただきます。紹介しだしたらきりがないので、とりあえず三冊ほど。
①松戸清裕『ソ連史』(ちくま新書)
二冊持ってます。学生時代にいろいろ書き込みすぎて、一冊目が読めなくなっていたせいです。個人的には、一番わかりやすい「ソ連史の教科書」だと思っています。これよりも簡易な『歴史のなかのソ連』(山川出版社)もありますが、それよりも内容が濃いので私はこちらの方が好きです。ソ連に興味がある方は、まずこちらをぜひ読んでいただきたいです。
個人的には、松戸先生が「ソ連を学ぶ意義はある」と思うと書いていらっしゃる部分がとても好きです。
②毛里和子『中国とソ連』(岩波新書)
8年前の時点で指導担当教授に「古!」と言わしめた本です。なんといっても、ソ連がまだ崩壊していない1989年に書かれたものですから当然古い。内容も、機密情報を誰も入手することができなかった時代ですから古い。でも、私が卒業論文のテーマに「中ソ関係」を据えるきっかけとなった本ですから、ぜひ読んでほしいです。個人的にはこちらと合わせて奥村哲『中国の現代史:戦争と社会主義』も読んでいただきたい。同じ社会主義国であった中国とソ連がなぜ対立に至ったか、歴史と構造について深く考えるきっかけをもらえると思います。
③『ロシア革命とソ連の世紀』シリーズ(岩波書店)
ロシア革命からちょうど100年経った2017年に出版されたシリーズで、全5冊です。学生時代にこの本を買うためだけに(全部で2万円強)バイトをしたことは、いまではとてもいい思い出です。ソ連について様々な研究者が各々の視点からソ連について分析をした豪華・贅沢な本です。本当に読んでほしい。論文集を読むのはめちゃくちゃ気力がいりますが、その分とても充実した読書時間になると思います。
ところで、私はいつも「フルシチョフ期(1953~64年)」と「ブレジネフ期(1964~82)」のソ連に関する本を探しているのですが、もしおすすめの本がございましたら教えていただけませんでしょうか?もちろん、雑誌でも論文でも大丈夫です。情報心よりお待ちしております。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。