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Tour "Patrick Vegee"を語る。

11月26日、オリックス劇場にて待望のツアー "Patrick Vegee"に参戦してきた。
今回はそれについて語る。

その前に前置きだ。
ありがたいことに僕のnoteを読んでくれる人がいるようなので注意書きとしておく。
このnoteはセットリストのネタバレを含む。
見たくない人は閉じてくれ。
構わない人は読んでくれたら嬉しい。

ただ、僕の書きたいことだけを書き残すつもりで僕はnoteをはじめた。
だから他の人のように照明みたいなところまで詳細に書き残すことはできない。
僕がライブを見て印象に残ったことを、僕が忘れないように語る。僕のnoteはそのためのものだ。
詳細が知りたい人はもっと他のライブレポートを読むことを勧める。


では1曲目だ。

01.Simple Simple Anecdote

サビから入るという最近定番になりつつあるアレンジからの『Simple Simple Anecdote』。
詳しくはまた語るが、LIVE(in the)HOUSEが初参戦だった僕にとってこのアレンジは地味に思い出深い。あの時の『mix juiceのいうとおり』がよかったなあ、、、、

短めの曲を頭に持ってくる、という構成でとてもライブに入りやすかった気がする。
僕の妄想セットリストにも影響を与えそうな構想だった。よき。

02.Hatch I need

「ようこそォ!!」からのイントロ。
やはりカウント曲は先頭に限るな。
ベースの音と共に湧き上がる会場。
「I need Hatch!」に湧く僕の心。
本当にかっこよかった、、、!!

この時の照明が割とカラフルだった気はするがあまり覚えてない。ごめんね。

03.マーメイドスキャンダラス

CD音源ぐらいの一瞬の間を置いて畳みかける。
どこかのひねくれ者()は妄想セットリストの段階で外していたが、『Hatch I need』とセットでカウント曲のようなものなのに外れるわけないか。そりゃそうだ。

というかここまでの流れが序盤の畳みかけに丁度よすぎた。会場が盛り上がってるのも伝わってきて最高だ。こっちまでテンションが上がる。

04.Invisible Sensation

これもCD音源と同じぐらいの間を置いて続く。
ライブとしてはfun time HOLIDAY ONLINE以来か。わりと久しぶり?

この曲に関しては、世の中が落ち着いてきている中で「生きてほしい!」の歌詞の捉え方が変わったように感じる。
それこそfun time HOLIDAY ONLINEの頃は対面ライブはもちろん、何もかもにおいて自粛しなければならない雰囲気が漂っていた。ここでは「必ず楽しいことはあるから生きろ」というメッセージなのだと感じた。
しかし現在、少しずつ世の中が元通りに近づきつつある。これを踏まえると「ほら見ろ。楽しいことはあっただろ?」というメッセージに聞こえてくるようだった。
そういう力強さを感じたのだ。

MC(超ざっくり)

「Patrick Vegeeツアーへようこそ
 UNISON SQUARE GARDENです」

これ。
イベンターの人の「Patrick Vegee」の発音が、噛んだのか本気なのか発音いいふうに聞こえた(めちゃ失礼)。
それに対して斎藤さんがめっちゃいい発音で「Patrick Vegee」と言ったのだ。かわいい。

「アルバムを出したのが去年の10月、、?
 9月??10月か。」

田淵に目線で聞いてたのがかわいい。
去年のことだもんね。そりゃ忘れるわな。
あと田淵もかわいかった。
手で9を表しながら斎藤さんの方を向いてペコペコしてた。
「9月じゃね、、、??」みたいなポーズ。
ああかわいい。

「リリースして1年以上空いたツアーですが、
 もうあっためてあっためてあっためまくった
 曲たちを演奏できる日を楽しみにしてました」

これは湧く。なんだこのMCは。
僕たちも待ちわびたツアーだ。
そこにこう言われては楽しまざるを得ないじゃないか。
そして再び曲が始まる。

05.フライデイノベルス

アレンジイントロはあっただろうか。忘れてしまった(おい)。
それにしても序盤にこの曲はあつい。
なんの偶然かライブの日が金曜日だったので、「ライブを楽しみに待つ自分」がより曲に重なったように感じる。
それにMCを踏まえると「演奏を楽しみにしていたユニゾン」や「演奏されるのを待ちわびたアルバム曲たち」も主人公に重なるようで本当にあつい。
また「今日も今日とて1ページ目」という歌詞も『Dizzy Trickster』や『春が来てぼくら』などと繋がりを感じる。まあ詳しくは後で話そう。

06.カラクリカルカレ

個人的に珍しい枠なんじゃないかと思う。
「かなりの時間忘れてたが なんか完全に疼き出した」という歌詞がぴったりすぎて少し笑ってしまった。
ロック調ガチガチなのでライブだととても映える気がする。
かっこいいな、この曲。

07.Nihil Pip Viper

「しん〜きょくっ」の一言からイントロ。
観客のノリ方がいつにも増してバラバラなところに初披露感を強く感じた。
もはや馴染み深いとはいえまだ新曲なのだと改めて感じさせられる。

あと照明がやたらカラフルだった。
『Hatch I need』が色が変わりながらもステージ上が1色に染まるのに対して、こっちは後の『シュガーソングとビターステップ』のような、虹色になる感じだった。綺麗。

08.Dizzy Trickster

4カウントからイントロ。
Youtubeのライブ映像みたいにライトが白かった印象。あと明るかった。
パッと盛り上がる雰囲気がライトに後押しされて高揚感がすごかったのは忘れられない。

「ぐちゃぐちゃのまんまの希望」という歌詞が「なんかグチャっとしてんだよな。」というPatrick Vegeeのキャッチコピーと噛み合っているなーとは思っていたが、「一年たったらとうに昇華」という歌詞も1年越しのツアーを象徴していてよき。

09.摂食ビジランテ

しばし暗転からのイントロ。
斎藤さんを照らす赤いライトが印象に残っている。全身を照らすにはあまりに細い、暗闇の中に射すライト。ぞくぞくする。
サビに入って真っ赤なライトが舞台後方から照らす。赤い逆光。
あまりにかっこよすぎて照明のことしか記憶にない。気づいたら次の曲だった。

10.夜が揺れている

正直まさかの曲だった。
JET CO.は不遇アルバムというイメージしかなかったし、その中でも暗い曲なのでMODE MOOD MODE ENCOREツアーで演奏したならもう当分はないと思っていた。
青?水色?みたいな色の照明が悲しい雰囲気をより盛り上げていてよかった。
このツアーでハマった曲1位。

11.夏影テールライト

ここまでの落ち着いた雰囲気に続くように入る。
オレンジと紫の照明が綺麗。この照明、うろ覚えだがLIVE(on the)SEATもこうじゃなかったか??
リリースから何度リピートしたかわからないほどの曲だ。少し泣きそうになったのは内緒。

歌詞を見ると『夜が揺れている』で「夏の花火と君が嫌いだよ」からのこの曲の「この季節を好きでいたい」の流れ。ツンデレすぎないか??

12.オーケストラを観にいこう

暗転からのアレンジイントロ。まさかこのイントロを生で聴くことができるとは、、、!!
背景はMMM?LIVE(in the)HOUSE 2?かでやっていた、夕焼けのようなオレンジ。
僕はLIVE(in the)HOUSEが初ライブ参戦なので(これは次回のnoteで書こう)、こういう演出込みで生で聴けてよかった。
そしてこの曲が暗転で終わり、次の曲へ。

13.Phantom Joke

ほぼノータイムでイントロが入る。
落ち着いた曲からいきなりロック調に揺り戻す感じがたまらない。すごくかっこいい、好きな繋ぎだった。

それからこの曲だったと思うのだが、斎藤さんと田淵を舞台前方から照らして、後ろに舞台の高さと同じぐらいの影を作る演出がされていた。
貴雄の影があまりできてなかった印象。
2階、3階から俯瞰で見れていたらまた違ったのだろうか。

ドラムソロ〜セッション

ここはあまりに語彙がないせいで語りにくいな。
なんとも言えない。
かっこよかったとしか言いようがない。

1つ印象に残っているのは貴雄の2や3などカウントして、その数字分のキメが入る演出。
カウント繋がりとセッションの雰囲気が本当にかっこよかったのと、そこから「ある曲」に繋がればさらにかっこいいんじゃないかと思っていたら本当に繋がったのが嬉しかった。

14.世界はファンシー

ただただかっこよかった。
この繋ぎは定番化されてもいいんじゃないか。
紫と緑の照明で不穏と言うか怪しげな雰囲気。
曲にもあってた。かっこよい。

最後の「fancy is lonely.」に重ねる形でカウントを入れての曲。

15.スロウカーヴは打てない(that made me crazy)

あまり覚えてない(おい)。
ギターの入りがギュイイイ⤴︎︎︎って感じだったのは覚えてる、、この演出はとても好き。
Normalの時のミュートから入るのもいつか聴きたい所存。

16.天国と地獄

正直来ないと思っていた。
『世界はファンシー』で壁に投げつけられた有機物繋がりだと分かるからこそ。
外してくるんだろうと思っていたので意外。
おそらく初めて生で聴いた。

17.シュガーソングとビターステップ

これもおそらく初めてなのだが、貴雄にヘッドホンをつけるスタッフさんが『天国と地獄』で見えたのであれ?と思っていた。
LIVE(in the)HOUSEで貴雄視点ドラムソロ前に見えたスタッフさんを彷彿とさせる。

これも初めて生で聴いたがやはりいい。
ユニゾンの代名詞とも言える曲だけにあつい。
「生きてく理由をそこに映し出せ」のところで鳥肌が止まらなかった。

18.101回目のプロローグ

「ラスト!」から曲入り。
トリがアルバム最後の曲演出ってすごくいいんだな。感動した。
敢えてずらしたりせずにシンプルにこの曲で締めるのが好き。
七色の照明も相まってライブの楽しさを改めて実感した曲だった。

Encore MC

貴雄「ドラムドコドコ!!」
斎藤「あっごめんどうぞどうぞ、、」

このくだりが好きすぎる。笑
ちょうど話し始める頃に貴雄がドコドコしてたので一旦譲る斎藤さん。可愛い。笑

「昨日偉い人が言ってたんだけど、ユニゾンのライブは最近お客さんが緊張しなくなってきたよねって言ってくれた人がいて」

これはコロナの話をしているのだろうか。
僕はアホなのでこの後の「なんとかかんとかライブを続けてきたからだ」というセリフと合わせて15年間の軌跡のように考えていたのだが。
落ち着いて考えてみると多分コロナの話だな。

「今年もたくさん大阪に来れたし、年末にはユニゾン初のドーム公演もあったり」

今度まとめるがTHE GRAND SLAMにも参戦してたのでその事を言及されて嬉しかったのを覚えている。
というかドーム公演は初めてだったのか。知らなかった。

「ここまでライブをやれたのはUNISON SQUARE GARDENがくっそかっけぇバンドだからだと信じてます。」

もちろんその通りだ。
だからずっと着いていくのだから、くっそかっけぇバンドでいてくれなくては困る。

01.crazy birthday

いやこの曲は盛り上がりすぎないか?
おふざけ曲と勝手に呼んでいる通りのテンションで突き抜けて行った印象。
なので詳しいことが記憶にない()

02.オトノバ中間試験

『crazy birthday』で上げたテンションを殺さずに入る。相変わらずかっこいい。
「あんたなんかと踊れない」の歌詞に似合わない踊れる曲でもう楽しかったとしか言えない。
みんなが踊っていた印象だった。

03.春が来てぼくら

『Catch up, latency』の「敬具、結んでくれ 僕たちが正しくなくても」でライブを締めるのがかっこいいと気づいたので期待していたのだが。少し残念。
とはいえ中間試験に対して「花マルだね」と流れるのもよかったのでさすがユニゾン。(何様)
オトノバまでの盛り上がりまくった雰囲気を静かに落ち着かせてライブは終了。
やはりロックバンドはかっこいい。

01.Simple Simple Anecdote
02.Hatch I need
03.マーメイドスキャンダラス
04.Invisible Sensation

05.フライデイノベルス
06.カラクリカルカレ
07.Nihil Pip Viper
08.Dizzy Trickster

09.摂食ビジランテ
10.夜が揺れている
11.夏影テールライト
12.オーケストラを観にいこう
13.Phantom Joke

ドラムソロ
14.世界はファンシー
15.スロウカーヴは打てない(that made me crazy)
16.天国と地獄
17.シュガーソングとビターステップ
18.101回目のプロローグ

Encore
01.crazy birthday
02.オトノバ中間試験
03.春が来てぼくら

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