「蜜月期」ってちょっとセクシー
パーキンソン病になる予定の皆さん。こんにちは。
パーキンソン病の治療における「ハネムーン期」というのを知っていますか?今回は、「蜜月ハネムーン期」には2種類あるという、私の経験をお話します。参考になれば幸いです。
いわゆる、パーキンソン病の治療の段階における「ハネムーン期」って言うのは、診断がついてⅬ-ドパの内服が始まってから、3年から10年くらいだそうです。
今まで、パーキンソン病の初期症状に苦しんでいたのが、Ⅼ-ドパを内服することで、嘘のようによくなります。この時期を「ハネムーン期」と言います。私も薬効としては、教科書にかいてあるとおりでした。
でも、私の「ハネムーン期」は、ちょっと違った気がしました。
前回のNoteに書いたように、私は確定診断が出るまで2年ほどかかりました。その間、あまり効果のない薬を飲み続けていました。
効果が無いということは、気を抜くと手足が震えるという症状が出るということでした。最初はあまり気にしませんでしたが、だんだん自分でコントロールすることができなくなると、人前ではとても恥ずかしくて、気が付くと意識して止めていました。
わかりますか?気持ちがリラックスすると、身体が緊張して固くなって勝手に動いてしまう。この不便さ!その状態は、今でもずーーーーっと続いています。だから、この症状から解放されるということは、夢のような、まさに「ハネムーン期」なんです。
でも、私は、自分の身体が震えてしまっていた時(まだ、Ⅼ-ドパを飲んでいない時)。私の手足が震えていると、夫が震えている私の手足に手を添えてくれました。
他者の刺激があると、私の意識は自然と触れられている手足に気持ちがゆき、震えは治まります。そして、心地よい眠りにおちてゆきました。
これが、私の「ハネムーン期」でした。(のろけです)
それから、症状が進みⅬ-ドパを飲み始めて、震えは劇的に治まりました。それと共に、一人で寝付くことができるようになりました。私の「ハネムーン期」は終わってしまいました。
お勧めします、パーキンソン病の「ハネムーン期」は2種類あって、個人的な「ハネムーン期」を楽しむのも悪くないですよ。だって、そう長くは続かないで次の段階が必ず来るんだから。
医学的な「ハネムーン期」は、私は約6年くらい続きました。今は、急速に進む「倦怠期」を経て、「終活期」に向かっている予感がします。
これが、また大変。
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