#5 米を甘くするメキシコ人、豆を甘くする日本人

Hola! Cómo está??
Uqui です。

わたしは留学期間の後半、メキシコ人の女の子2人とシェアハウスしていました。

題にある米を甘くするメキシコ人と豆を甘くする日本人はその時見つけた面白い食文化の違いです。

ある日、メキシコ人のルーミーはarroz con lecheというデザートを作っていました。これはアルゼンチンにもある米を牛乳と砂糖で甘く煮て冷やしたものです。少しもらいましたが、その時のわたしの反応は、「お米を甘く煮て冷やすなんて、、、」

別の日にわたしはアルゼンチンでも作れる日本食として、あんこを作りました。それをルーミーに出してみると、豆を甘くして煮たの!?と。メキシコにはfrijolesという塩気のある豆の伝統料理があるので、「豆を甘くするなんて、、、」という反応でした。

この時、「この間Uquiは米を甘くするのは変って言ったけど、Uquiは豆を甘くするやん!私らにはそれ同じくらい変なことやで!」と言われて、笑いました。

最初はびっくりするような違いも、お互い自分が同じ状況に置かれると相手の気持ちがわかるので、なるほど、、となって面白い経験でした。

余談ですが、あんこは日本語のクラスに持っていくと、レシピを聞かれてあんこ作るブームになりました。笑

このほかにもシェアハウスをしていて良かったと思ったことがたくさんあったので、簡単に5つ紹介します。



1. 毎日がスペイン語の勉強
毎日その日何をするのか、その日どんなことがあったのかを話していました。
これはわたしが始めたのではなく、2人が聞いてくれていました。わたしがぐちゃぐちゃのスペイン語で話していても聞いてくれて、間違っていたら教えてくれて、諦めそうになったら怒ってくれて、笑
この半年でスペイン語が話せるようになりました。
本当に2人のおかげです!

2. アルゼンチンでメキシコ文化の体験
2人が作るのはメキシコ料理なので、作った時は必ず食べさせてくれて、作り方を教えてもらったりもしました。独立記念日やdía de muertoもあったので、メキシコでのお祝いの方法も教えてもらって、パーティーに参加もしました。

3. 疲れた時はサルサ
1人が歌うのも踊るのも好きで疲れた時は気晴らしに曲を流してサルサを踊ってました。わたしも教えてもらって一緒に踊ったりもしてました。
日本にはないこの陽気な文化はわたしが南米を好きな理由の一つです。

4. メキシコのスペイン語も学べる
スペイン語は地域によって発音が違ったりするのですが、アルゼンチンはその中でもだいぶ特殊です。わたしはアルゼンチンで身につけたのアルゼンチン弁で話してましたが、家の中では2人に矯正されてメキシコ弁でした。笑

5. 帰ったら2人がいる
大学で全く何も理解できなくて半泣きで帰った日、2人は何も知らないけど、料理を作って待ってくれていて、話を聞いてくれてそれだけで気分が晴れました。
本当に嬉しかったので今でもその時の感情を覚えています。
2人が落ち込んだ時もわたしの部屋に来て一緒に話したり、逆に話しかけずに1人の時間を尊重したり、お互いに支え合いながら過ごしました。

シェアハウスとゆうより、家族ってゆうぐらい仲良く過ごせた半年でもう一度2人と暮らしたいくらい居心地が良かったです。

Nos vemos! Chau~

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