40代女性の本音
2つ年上の旦那さんと結婚して3年目。
よく「女は愛された結婚が幸せ」と聞いたことがあると思いますが私はそれって人それぞれなのかな…と。
私は夫のことが大好きである。
どちらかと言うとスキンシップをはかるのは
私からが……我が家流。
いつまでも恋人同士のようなイチャイチャを
彼も忘れたくは無いようで
チューしよう的な素振りを見せてくれる時にも必ず応えるようにしている。
尽くされたい人は前者のようだろうが
尽くしたい私は愛するほうが向いている。
彼と出会った30代から恋をして40代になり
初めてヤキモキした出来事が起きた。
そして、私も20代の頃には気付かぬうちに
同じようにヤキモキさせていたのかもしれないと
二度と会うことは無いであろうご婦人たちに
ちょっとの罪悪感さえ芽生えた。
ある日、新幹線に乗車している時だ。
3席あるのぞみに乗車し私は窓側、主人は真ん中。
わりと空いていた新幹線。
新大阪でギュッと沢山の乗客が座ってる中、
突然、20代の若い女性が主人の横に
座ってきたのだ。
綺麗な髪を靡かせて
スーツケースを膝の前に起き、
肘掛にもどうどうと肘を置く。
うたた寝中の主人を横目に
彼女はいきなり財布を取り出し
札束を数え始めたのだ!
ミニスカートを履いていて
とても若い女の子がその歳にしては
不釣り合いな大金を持ち、人目も憚ることなく
数えている……
いち、にー、さん、しー……10枚?!
になったところで10枚目を折りたたんで
一束にして……
5000円札、1000円札の束を同様にまとめて。
スマホは2台持ちで長〜いネイルをしてる。
現金を人前で数えるその行動も品にかけるけど
いったいこの子は何の仕事をしてるのだろう。
ふと余計な事を考えて…
主人がよくお世話になっているデリヘル嬢か…はたまたパパ活でもして得たお金なのか
キャッシュレスのこの時代には非常に不自然で…
こういう子がうたた寝する主人に近づき
「痴漢です!」アリもしない疑いでもかけられたら…嫌だなと私はつい主人を私の方へと傾くようにして手をつなぎ、私の物です!的な素振りを見せてしまった。
気づいてもなかろうが……笑
若い頃は彼氏がチラチラと女の子を見るのを
嫉妬したりしたことはあったけど
まさかこんなふうに若い子ってだけで
主人に近づいただけでヒヤッとしてしまうなんて40代肌のハリやツヤ、たるみ、肌の衰えを感じ始めていた私にとって勝てない敵が目の前に現れては通りすぎていく。
美容を気にして見た目を気にして
日々変化する中で
好みも変わり
今まで似合っていたであろう
洋服もどこか違う……ともう着れないクローゼットの中の服たち。
こんな日が私にもとうとうやってきたのだ!
もう二度と会うことも無い新幹線での出会った女の子とは無事、何事も無くお別れをした。
別の日、車の点検で車屋さんにふたりで出かけ、
出てくる私よりは若い受付の女性や
たまたまカウンター席がとなりになった女の子たちも、すぐに女の子を見つけるとジロジロと見ている主人に対してもやだなぁとか思ったりして。
私にとってはまるでゲームのように
若い女の子というモンスターがうようよと次から次に現れてはヒヤヒヤしている笑
そして、その苛立ちや焦りをエネルギーに変え、
ランニングはスピードを増して汗を流す。
主人との関係は相変わらず良好で
見て見ぬフリはお得意になり
楽しく幸せな毎日を送っている。
夫婦の営みもほぼ毎日のように触れ合う私たちは
これはこれで女としても幸せを噛み締め
愛されているとその度に再確認。
不安な気持ちやヤキモキは少しは軽減されて
妻としても女としても満たされてる。
主人も笑顔を見せてくれたり
優しくしてくれたり
ふたりのときはふたりだけの世界を提案してくれる。
外の顔はもうひとりの主人であり男になっては
玄関を開けて自宅に1歩踏み入れると
また夫の顔に戻るのだ。
こうして私はやっぱり主人が好きだし
仲良くできることが幸せだと感じる。
ケンカや揉め事は無駄なエネルギーだし
大きなストレスとなるからシワも増えちゃうし……
美容外科のサイトの検索魔になる私と
極力、自然体に歳を重ねていきたい私、
両者と対話しながらの日々。
あぁこれが40代なのか……と感じながら
でも人として
やはり綺麗な心の持ち主として
親切心は失うことの無い自分でありたい。
20代には無かった心のゆとりや少しの余裕は
40代になってみて身についてたことも感じる。
若さと引き換えに得た大人としてのスキルや知識を少しばかりウンチクを語らせて頂きたい。
そんな40代。
遠慮することなく我が人生を生きよう。
今日より若い日は無い。
素敵な歳の重ね方をしていきたい。
さぁて、フェイスパックして寝よう笑
スミレ🦋✨️
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