パンダ印にならないように、象印マホービン株主総会
質問1:1から6号議案についてですけど、最近コロナ禍ということで関東地方の企業も中国資本に乗っ取られているということが有りまして、役員を入れられていつの間にか日本企業だったのが中国企業になっているということが多数出てきている。そういった中で是非5号議案で買収防衛、これ早めにやらないと、今15%というのが見えてますけど、見えないところでパーセンテージを稼がれていつの間にか経営者を中国企業が送ってくると乞うことに関して反対できないという状況になってしまう。一回役員を送り込まれると技術情報とか全部盗まれてしまう。それで象印がパンダ印になってしまうというような状況にならないように。今、国会でも経済安全法案というのが審議されていて技術的なノウハウを如何に守るか?とうことが国の課題になってきてます。そういうことも踏まえて、象印として日本の企業、象印のブランドということをしっかりと守って頂けるように、今日の株主総会終わって5号議案が決議されたら、即買収防衛を実行するようなということを検討して頂きたいということです。以上。
司会:ありがとうございました。買収防衛策について質問いただいたので(しばらく協議)
只今のご質問について私の方から説明させていただきます。今回提案させて頂いてる買収防衛策は特定の特定の株主様のことではございませんが、買収防衛策の必要になるような株式の大量取得が行われた場合に先程ご説明した手続きに則って適切に処置していくという提案でございます。以上ご回答致しました。
質問2:昨年パラリンピックがございまして、障害を持たれている方々の中にも高いポテンシャルを持たれている方々がいることが社会的に認知されました。そういった中で象印として障害を持たれている方々を雇用されているのか?あるいは今後されるのか?それに関連することとして、障害者に対する施策ということ、例えばパラアスリートを応援しているよとか障害者施設を支援しているとか、あるいは製品の中で障害を持たれている方にもこういうような工夫をされているので使いやすいですよとかそういうものを含めて何かあればご説明頂けるとありがたいです。
司会:はい、ありがとうございます。障害者雇用については国の定めてるパーセンテージがございます。それを満たすように雇用を致しております。ただ、障害者の方も各企業が雇用をされておりますので、必ずしも常に定数を満たしているわけではございません。その場合はペナルティーもありますのでそれを含めて対応をしております。商品に関しましても、例えば液晶表示の大きさや点字をつけるとか障害者に限らず高齢者も含めて使いやすい商品になるように努めておりますのでご理解を賜りたいと思います。
<備考>
カンファレンスルームの1角を借りての総会で参加株主は30名程度。中国資本であるギャランツ社が15%の株式を保有して役員を送り込むことを株主提案でおこなってきたという状況。そのために買収防衛策を含めて会社側の提案に賛成して頂けるように議決権行使書と一緒に別紙にて議決権行使のお願いのビラが入ってました。
今回会社側の提案が可決され株主提案は否決されましたが、今後、取得株式が増えた場合の事を考慮しての質問1をしました。質問をしている間にうなずいている役員の方もいらっしゃったので効果はあったと思います。株主総会が終わった後、朝日新聞社と共同通信の記者からインタビューを受けました。インタビュー内容とは違いましたが、このような記事になってます。
象印の株主総会、中国家電大手の役員案を否決 現経営体制を維持:朝日新聞デジタル (asahi.com)
象印株主総会、中国株主の提案否決=会社案承認 (msn.com)
象印株主総会、中国系ファンドの提案を否決 (msn.com)
その他にも結構記事があるが、買収防衛策を実行するべきだと言う株主(つまり私の意見)は記事になってなかったです。