豊島区議会 くつざわ亮治議員に対する懲罰特別委員会について

1.懲罰委員会の採決について(ザックリと)
処罰反対という意見として
公明党:懲罰委員会なんて設置するのが間違ってる!そもそも共産党が公示前に名入のタスキをするのが悪い。この件については次の本会議で追求する。更に立憲民主会派3名の内2名は動議賛成1名は反対ということについて問題。
自民党その1:我々も共産党からは誹謗中傷を受けてきたが、懲罰委員会を設置せよなど言わなかった。
自民党その2:憲法上発言を規制するのは問題。元々の話である名入のタスキとくつざわ議員の話を切り離すのはおかしい。
無所属その1:発言に対するモラルのルールすら無いのに懲罰委員会とうことを設置するのがおかしい。
都民ファースト:懲罰委員会を求めたのは話をオープンにするため。議事録削除ということが処罰になってるので懲罰委員会としての処罰には反対

処罰賛成の意見として
共産党:公党を誹謗中傷した発言は看過できない。処罰すべき。名入のタスキの話は本委員会とは別。
立憲:議会の品位を損ねている処罰すべき。
無所属その2:議会の品位を損ねている処罰すべき。

ということで、10人中3人が処罰すべきということで委員会として処罰は否決することなり、後は本会議での採決となりました。
自民、公明、都民ファが否決ということなので本会議でも否決となる見通しです。

2,懲罰委員会を含む今回の件について各会派の評価(というのか感想)
くつざわ議員:くつざわ議員名指しの懲罰委員会が開催された事、更には本人の意に反して本会議での議事録が削除されたという議員にとっては厳しい処分である、ということはさておき、本来の目的である共産党の違法行為、つまり告示前の名入のタスキの使用についての問題提起がなされて、更にそれが会派が追求するということになったので結果として高い成果が上げられたというべきでしょう。
ちなみに委員会での個別の発言については賛否があるでしょうけどその評価については各人の価値観によるものが大きいと思うので割愛します。

公明党:反共産党色が元々強かったので、これをきっかけに追求できるということから得をした会派。個人的には今回の件について最も正論と思われる発言が多々あったと思います。

自民党:基本的にはこういうときには事なかれ主義という立場で、懲罰委員会ということ自体も反対だし、勿論処罰も反対。でも共産党に対する言いたいことがあるということは抑えながらもしっかり言いました。

都民ファースト:懲罰委員会設置に賛成、議事録削除に賛成ということでこれはどうなのか?と疑問には思いましたが、議事録削除が懲罰ということの主張はある意味バランスがとれた査定だと捉えることも出来る。更に名入のタスキについての問題であるということの議決には賛成してるのだから、結果としてくつざわ議員が求めてたことは達成できたのでいいのでは?と思います。

立憲民主:ある意味最も無様な会派。動議提出についての会派としての統一行動が取れなかったとうことを指摘されてしまったのはある意味致命的。本音は動議提出に乗りたくなかったんでしょうけど衆議院選挙が近いから(以下省略)

共産党:やぶ蛇をやってしまった感が強いとしか言いようがない。すべての質問や回答に対しての対応がダブルスタンダード。くつざわ議員を追求すればするほどでは自分達は許されるのか?という話になってしまう。

(長い動画となりますがリンクを貼っておきます)
くつざわ議員に対する質疑
https://youtu.be/GXJgdETxaYI

審議及び採決
https://youtu.be/LHHKn4E3fz0


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