買収防衛策発動を象印マホービン株主総会


質問:先程5番から10番の株主提案には反対です。この様な非建設的な株主提案が続くということになると従業員の方々も不安になってくると思いますし、新しい人材を確保していくということになったときに果たして象印を選んでくれるだろうか?というような問題にもつながってくるのではないか?ということで非常に危惧をしております。今回の株主提案代理人が来て説明しましたけど、なんで本人が来ないのか?通訳入れると言っているのですから。本人が来て、株主にとって、会社にとって建設的であると真摯に訴える。そういうこともせずに、株主総会が終わったあとに株主の利益にならないと批判される。象印は創業して100年以上もやってきている。そいうった伝統文化だって有る。そいういうものを守るためにも必要に応じてこの株主総会が終わったとに買収防衛策を発動することを検討するべきだと思いうのですけど如何でしょうか?それでもし気に入らないというのであれば、あなたは他に会社を作ってパンダ印でもなんでもいいから会社作ってやればいいじゃないか!ということを言ってあげれば親切だと思いうのですけど如何でしょうか?
司会:はい、いまのご発言ですけど、株主提案について当社の対応についてお答えさせていただきます。株主様のご提案については私共真摯に受け止めております。それについて取締役会に諮って、一つ一つの事案について取締役会として反対と申し上げた次第でございます。
<備考>
カンファレンスホールを借りての総会で、参加株主は数十名。
前回中華系ファンドからの株主提案では提案だけがあって説明人が来なかったのですが、今回は代理人が来て説明をされてました。
株主総会の意見として前回同様買収防衛策の検討と更に踏み込んでの話をしてみましたが、相手も株主で有り、あまり下手なことを言うと訴訟もされかねないので慎重にはぐらかして回答をしたということになりました。仕方ないといえば仕方ないと思います。

<追記>
象印マホービンの株主総会についての記事が有りました。私はインタビューには答えてませんけど。
象印株主総会、株主提案の買収防衛策廃止が否決 - 日本経済新聞 (nikkei.com)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?