拉致問題啓蒙に関する陳情(採択)


陳情趣旨
北朝鮮による日本人の拉致事件について、日朝首脳会談が2002年9月17日に行われてから今年で21年経ちますが、日本人拉致被害者の全員帰国が達成されず、未だに多くの日本人が北朝鮮に拉致されたままの状態が続いております。拉致問題は人権問題であり、地方自治体でも拉致問題の啓蒙を行って区民の理解と協力を得ることが、拉致問題の解決を後押しすることになると思います。それゆえに以下のことを実施することを陳情致します。
 
1.12月の人権週間及び北朝鮮人権侵害問題啓発週間の期間に於いて、目黒区区内施設に於いて、北朝鮮人権侵害問題に関する啓蒙活動として内閣府作成のパネル等の掲示物展示及び小冊子の設置等を行って頂きたい。
 
2.拉致問題啓蒙活動として、一般区民のイベント等の開催される場所(パーシモンホール、中目黒GTプラザ等)に於いて、北朝鮮人権侵害問題に関する啓蒙のポスターを通年貼って頂きたい。
 
3.北朝鮮人権侵害問題に関する啓蒙活動としてポスタ及びチラシの掲示物展示及び小冊子の設置等を行っていることを目黒区区報及び目黒区公式HP及びラインなどを活用して周知に努めていただきたい。
 
以 上

説明資料
拉致問題啓蒙に関する陳情の資料の補足説明
 
①拉致問題について知ったきっかけ
「北朝鮮による日本人拉致問題に関する特別世論調査」の概要 (gov-online.go.jp)
(平成24年「北朝鮮による日本人拉致問題に関する特別世論調査」の概要 内閣府政府広報室より)
→マスメディア中心でシンポジュウムなどの広報・啓蒙が弱い
 
②③拉致問題に関する理解促進活動の実施状況
令和4年実施状況(個別表)より
r4kobetu-jititai.pdf (rachi.go.jp)
→目黒区では配布物2種各400部にどとまり、他の自治体のような展示、企画展等の実施が無い。
 
④8月日本橋に行われためぐみちゃんと家族のメッセージ展示会のチラシ
拉致の悲惨さ伝える13歳の笑顔 父が撮った横田めぐみさんの写真展:朝日新聞デジタル (asahi.com)
(実際にはチラシ添付)
→このような形で多くの皆様に目に触れるような展示が望ましい。
 
⑤2023年6月8日毎日新聞記事
バイデン氏、拉致問題「諦めず、解放求める」 日米韓連携を強調 (msn.com)
→国際連携の枠組みでも拉致問題に対する意識が高まってる。
 
⑥令和5年5月27日
全拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会 決議案
 
※拉致問題について決して風化させてはいけない、諦めてはいけない、北朝鮮に対して救出への意志を示して行かなくてはいけない。
→拉致問題に対して目黒区として出来ることを是非行っていただきたい。
 
以 上


賛成
自由民主党目黒区議団・区民の会 2名
めぐろの未来をつくる会 2名
日本共産党目黒区議団 1名
無会派 1名
退席
公明党目黒区議団 1名
目黒区議会立憲民主党 1名
→委員会採択となり本会議へ

退席
公明党目黒区議団 5名
目黒区議会立憲民主党 4名
反対者なしにて採択

<備考>
公明党目黒区議会が反対した理由はパーシモンホールやGTプラザの様な文化施設に対して通年ポスター掲示をするということに対して異議があるということの話で、拉致問題の啓蒙について目黒区役所等の行政施設で行うことについては反対ではなく、むしろ委員会が終わった後に区役所で是非展示をやりましょうということでの話を致しました。

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