N-1行間引きツール (SP004) 完
取り組み最初の記事と、先日の記事で紹介した N-1行間引きツール(SP004) の使い方を少し詳しく書いてみます。
入力ファイルの一部行を周期的に間引くアプリで、入力ファイルには変更を加えず(読み出すだけ)、新たに出力ファイルを作ります。
小さなプログラムですが、記事の最後で全ソースコードをダウンロード可能です。
アプリ(SP004)の起動方法は SP004_main.py を実行するだけです。お好みのIDEから実行するか、プロパティーからパーミッションを変更して実行してみて下さい。
タイトル画像のようなウィンドウが現れて、操作可能になります。
ウィンドウ内にも詳しく表示していますので、すぐに使えると思いますが、一通り使い方を説明してみます。
使い方
ヘッダー行数(H)、間引き周期(N)をキー入力します。
入力ファイル欄の選択ボタンをクリックしてファイルを選択します。
出力フォルダー欄の選択ボタンをクリックしてフォルダーを選択します。
後は開始ボタンをクリックすると処理が実行されます。
操作支援
コメントによる支援
タイトル画像では青色文字で「H,N を入力し、ファイルとフォルダーを選んで開始をクリック!」と表示していますが、この部分にコメントを表示して操作を支援します。
次のようなコメントを準備しています。
H は0以上の整数を指定して下さい。
N は2以上の整数を指定して下さい。
入力ファイルが見当たりません。
出力ファイルと同名ファイルが存在します。(中止しました)
ファイル名に _1H2 を付加したファイルを出力しました。
出力ファイル名は、入力ファイル名の末尾にヘッダー行数と繰り返し周期を付加して以下のようになります。
ヘッダー行数1、繰り返し周期2、入力ファイル名 abc.txt の場合
出力ファイル名は abc_1H2.txt
H, N の整数化
値として2.1 など小数部を含む場合は、小数点以下を切り捨てて整数に変換します。
以上で、説明を終わります。
小さなプログラムですから、試してみるのが早いと思います。
テキストファイル限定です
このツールはテキストファイル限定です。
Excel ファイルなどのバイナリファイルには使えません。
拡張子で.txt , .log , .CSV 等テキストファイルが対象で、入力ファイル名(フルパス)の右から検索して最初のピリオッドまでを拡張子として処理します。
ピリオッドを見つけられない場合は拡張子が無いものとして処理します。
また、入力ファイル名の右から検索して最初に見つけたスラッシュまでをフォルダー名とし、ファイル名と区別します。
私は、1秒毎に1レコードを出力する機器のログから、1分毎のファイルに変換する用途時などに使っています。
ソースコード
ソースコード・ファイル(SP004.zip)には以下を含みます。
SP004_main.py Raspberry Pi で動作確認したソース
SP004W_main.py Windows 用に微調整したソース
uPyC.png ロゴ
test.txt テスト用のデータ
また、Python 環境を持たないWindows ユーザー用に Pyinstaller で EXE化した実行ファイルを準備しました。
SP004W.zip には以下を含みます。
SP004W_main.exe 実行ファイル
uPyC.png ロゴ
test.txt テスト用のデータ
アップロード前に Windows Defender でスキャン済です。
良かったら、試してみてください。
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出来ればサポート頂けると、嬉しいです。 新しい基板や造形品を作る資金等に使いたいと思います。