[余談] 愛用のピンセット P-894
費用対効果の面からあまり道具に拘る方ではないのですが、指先の延長であり、電子工作では最も手にする時間が長い道具として、ピンセットに愛着を感じます。
面実装部品を扱う機会が多くなったこともありますが、元々ユニバーサル基板にジュフロン線で配線(半田)したり、錫メッキ線で電源ラインを作ってきた私にとっては、空気のように重要な道具です。
電子工作には無くてはならないピンセットですが、私は先端が鋭くて軽い力で摘まめるものが良いと感じています。
鋭いものはうっかり落とすと、足に怪我をすることがあるので机の縁で使わない方が無難です。(床に突き刺さることもある位です。)
そして道具は丈夫で長持ちな方が良いと思います。
長く使い続けた道具には愛着がわきます。
タイトル画像は愛用の HOZAN P-894 です。
横から見ると、こんな感じです。
(型番の刻印があるので、こっちが正面か?)
タイトル画像の右から4cm付近は一般的な HOZAN のピンセットと同様で、軽い力で摘まむことが出来るよう肉薄に出来ています。
同じく左から1cm程度は鋭く、切れの良い咬み合わせです。
特徴的なのは、残りの中間部分が肉厚(2mm)に出来ていて、ワークを摘まんだ時にシッカリたとした手応えを伝えてくれます。
適度な重量があって歪み難く、保持力が大きいお気に入りの品です。
電子部品を半田付けする時は勿論、M2のナット等はこれで摘まんで締め付けることもあります。小型のRCサーボ(例:SG90)では、M2のナットや小ねじは狭いところて使うことが多く、レンチは勿論ラジオペンチ(ニードルプライヤー)も不向きな場面が多いのですが、このピンセットならそこそこシッカリホールドしてくれます。
私の場合、タイトル画像右側の部分(厚さが1.2mm程)と親指の腹でカールした錫メッキ線を挟んで、数回しごくようにして直線に近づける作業に使います。
(この場合の使い勝手はP-894 以外でも大差ありませんが・・・)
ピンセットの先端はうっかり変形させてしまいがちですが、P-894 は丈夫で長持ちだろうと期待しています。(まだ、1本目です。)
お気に入りの道具があると、作業に楽しみが1つ加わります。
道具についてのこだわりは十人十色ですが、皆さんはどんな道具を使っていらっしゃいますか?
愛用品のコメント等お聞かせいただければ幸いです。