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B01-1P0-0 組み立て方

Zero_hat_1-1 動作確認 OK」で書いた通り、2台目を作りながら写真撮影しました。

部品を半田付けする時は背の低い部品から取り付けて行きます。
出来るだけ基板が傾かないようにし、部品を基板に押し当てながら半田付けすることが出来るので、より綺麗に作れます。

順を追って写真入りで説明します。
手振れ写真があります点、ご容赦ください。

バスリピーター

唯一のSMD(面実装部品)ですが、さほど手強い相手ではありません。
一般的な半田コテと半田線でも大丈夫ですが、手持ちがあったのでφ0.6の半田線と、筆ペンタイプのフラックスを使いました。

最初は1本だけ半田します。
ICの向きは左下のマーク(丸い凹み)が写真の位置になるよう、ご注意ください。(逆に付けると電源ONでICが即死します。)

ズレたとしても1本だけなら半田コテを当てながら修正出来ますし、逆付けもやり直せます。ここはルーペなども使って納得するまで位置決めします。向かって左上(8番ピン)だけ半田した写真です。

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よく見るとランドの中心から僅かにズレていますが、これ位は大丈夫です。

フラックスを塗って、残りのピンを半田付けし、8番ピンも綺麗に付けます。(フラックスがあると綺麗に付きます。)

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抵抗器

今回は全て抵抗器の根元でリードを折り曲げれば良いので、どんどん進めます。抵抗値を間違えないように注意してください。

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セラミックコンデンサ

Raspberry Pi 3B でも使う可能性があるので、寝せて付けました。
Zero 以外に使わないなら、普通に付けても問題ないと思います。

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反対面に部品(LCD, スイッチ, ブザー)があるものは特にリード先端を短く切ります。

LCD

反対面に取り付けた部品のリードが当たらないように、LCDの裏側に少し厚めの両面テープを2枚貼りました。2枚合わせて厚さ1mm+α程度です。

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ピッチが狭いので、隣のピンとブリッジしないように気を付けます。
2つの独立したランドが(を)半田でつながる(つなげる)ことを言います。
ブリッジしてしまったら、半田コテで溶かして治します。
老眼の私はルーペで確認しました。

トランジスタ

向きがありますから、シルクの外形に合わせて取り付けます。

これも寝せて付けましたが、普通に付けてブザーを付け終わってから寝せた方が良さそうです。

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反対面にブザーを取り付けるので、リード先端を短く切ります。

スイッチとGPIOソケット

反対面に取り付けた抵抗器のリード先端が出ていますので、3つのスイッチが同程度かつ基板に平行に浮くように位置を決めてから半田します。
リード先端がスイッチの底面に触れていても問題ありません。

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先にφ3のLED(D2)を付けた方が正解でした。

LEDとブザー

LEDは極性があります。リードの長い方がアノード(シルクの三角マーク側)です。

基板から浮かないよう、目視垂直に半田します。
写真はLEDの拡散キャップを取り付けたものです。
LED光拡散キャップ(5mm) 白
LED光拡散キャップ(3mm) 白
眩しさが軽減され、角度に寄らず視認性が上がるので気に入っています。

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ブザーも極性があります。
写真に見えるラベルの丸囲み+側がシルクの+になるように取り付けます。
反対面に取り付けた部品のリードが出ているので、少し浮かして付ける形になりますが、リードに接触していても問題ありません。

以上で完成です。
動作確認ツールは別記事で紹介します。

Raspberry Pi Zero 以外で使う場合、放熱にも注意する必要があります。
B01-1自体の発熱は小さいですが、最近のRasPi はGPIOピンヘッダーに直接挿して使えるのは3B 位かなと思います。
私もアプリを作成する時には4B を使いますが、直接挿すのではなく「ピンソケット 2×20(40P) ラズパイ用スタッキングコネクタ」を使ってRasPi から離しています。

今後とも宜しくお願い致します。

追伸:
説明不足もあるかと思います。実際に組み立てながら疑問点などありましたら、コメントでご質問ください。
特にお急ぎでなければ疑問点を解決してから先に進む方が安全かと思います。
また、万一動作異常を感じた場合も同様にコメントいただければ出来るだけ対応するように致します。


出来ればサポート頂けると、嬉しいです。 新しい基板や造形品を作る資金等に使いたいと思います。