ペーパーハウス/霊少女

1988年・アメリカ
監督:バーナード・ローズ

ペーパーといえば、ピンクのゲテモノおしどり夫婦で有名ですが、この映画の夫婦は別居中で崩壊寸前という、タイトルに偽りありありの作品でござい。

アンナは大好きなお父さんが家にいないってんで思い悩み、流行の引きこもりになってしまいました。

そんで、部屋ん中で何してるかというと、好みの家やボーイフレンドを絵に描いては妄想するというありがちな展開。
だけど、このままではただのダメ人間のお話なんでしょうが、霊少女って言うくらいなので、アンナは絵の中に入っていけちゃうわけですね。

しかも絵に足を書き入れるの忘れちゃったから、脚萎えのボーイフレンドが出てきたり、大好きなパパを描いたつもりが黒く塗りすぎて黒人さんになっちゃったりと、笑っていいのか怖がっていいのか困るところですが、やっぱりアンナといえば男を不幸にするのが米国でも常識のようで、彼氏はあっけなく死に、パパはパパで(お気に入りの包丁ともども)車を盗まれたり、コケて肋骨を折ってみたりと散々な目にあってしまうのでした。

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