単身用かファミリーか
こんにちは。大家兼不動産屋の廣田です。
今回の記事では、投資対象の物件の間取りについて書いてきます。
単身用物件の特徴
収益物件の中で、単身用の物件が圧倒的に多いと思います。また、単身用は、学生、社会人から最近は高齢者まで、幅広い層に求められています。
単身用の物件は、1戸あたりの面積が狭いため、単位面積あたりに家賃単価が高くなり、家賃収入は高くなります。
居住期間は、短期間で入れ替わります。面積が狭く、居住期間が短いため、原状回復費用は、あまりかからない傾向にあります。
単身用物件の退去は、卒業、転勤以外に、結婚などのライフイベントのよるために、通年発生します。需要期は、入学、転勤と言った理由が多いので、2~3月に集中する傾向があるため、2~3月の需要期に入居者が確保できないと、空室期間が長期化する可能性があります。
大学のキャンパスの近くで、大学生を狙った単身用の物件は、大学の移転などダメージを受けることがあります。
駅に近く、大学や職場の近くなど、利便性のより立地が好まれます。
ファミリー用物件の特徴
一口にファミリー物件と言っても、新婚さんからDINKsを狙ったものから、子育てされている人向けの3LDK以上の広い物件まで様々なタイプがあります。
単身用に比べ、ファミリータイプの物件は、かなり少なくなっています。これは、単身者に比べ、ファミリー世帯は、持家率が高いからだと思います。
戸当たりの面積が広いため、単位面積あたりの賃料単価は低くなり、同じ延べ面積でも、家賃収入は単身用より低くなる傾向です。
入居期間は比較的長くなります。戸当たりの面積が広く、居住期間が長いため、原状回復費用は高額になることが多くなります。
立地に関しては、利便性より、閑静な住宅街が好まれる傾向にありますます。また、小中学校の学区も、ファミリー物件の決め手になることもあります。
投資対象としてどちらが良いのか
投資対象として、単身用かファミリー用のどちらがいいか、一概には言えません。
同じ延べ面積で、単身用とファミリー用の月間の家賃を比較すると、単身用の方が高くなりますが、居住期間が長いファミリー用方が安定的な賃料収入を得られえると思います。
賃貸重要全体で考えると、単身用の方が需要が多いと思いますが、物件の所在地で考える必要があると思います。たとえば、大学に近くは、単身用の需要多いと考えられますが、その分供給が多いため、競争が激しく、賃料相場が下落している可能性もあります。
まとめ
単身用とファミリー用の物件の特徴を書いてきました。自分の投資対象をどちらにするかは、物件の所在地によって判断しましょう。
ファミリー用物件に単身者は住みますが、逆はありません。特に単身用は選ぶときに、戸当たりの面積が極端に小さい、狭小物件は避けた方が良いと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今日はこの辺で、次回また。
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