大家さん刺殺事件 ~賃貸経営の事件簿~
こんにちは。大家兼不動産屋の廣田です。
今回の記事は、12月20日に起きた茅ヶ崎の刺殺事件のついて書きます。
事件の概要
大家さんである茅ヶ崎在住の男性が、所有物件の元入居者に自宅で刺殺された事件です。
被害者は、副業として数件のマンションを所有しているサラリーマン投資家のようです。加害者は、被害者所有のマンションの元入居者であるが、入居中に家賃230万円以上滞納によって明渡し裁判で敗訴しました。しかし、その後もマンションを居座り、不法占拠していたが12月の中旬の強制執行より追い出されたました。追い出されたことが動機となって犯行に及んだとのことです。
なぜ、大家さんの自宅を知ったのか
滞納し追い出されたマンションは大阪にあり、加害者が遠く離れた被害者の自宅をどうやった知ったのでしょうか?
物件の家賃回収を管理会社に委託している場合、入居者の家賃の支払先の銀行口座は、管理会社の名義となっているので、ここから大家さんの自宅の住所を知ることは不可能です。しかし、管理委託の場合でも、賃貸契約書には賃貸人として大家さんの住所氏名が記入されているため、ここから大家さんの住所を知ることは可能です。
住所が分かったからと言って今回の加害者のように、逆恨みで殺害しに来るような入居者はほとんどいないとは思いますが、賃貸契約書上には、大家さんの住所が記載されていることは認識しましょう。
防止策はあるのか
今回の事件は、入居者の家賃滞納が原因となっています。滞納防止が防止策となると思います。滞納の防止策として
①入居時の審査を厳しくする
②保証会社を利用する
③サブリースにする
④物件のメンテナンスを怠らない
などが考えます。
しかし、今回は、どうもオーナーチェンジで物件を購入し、被害者の前の所有者のときから滞納が始まって板とのことなので、①、②、③の対策はとれないことになります。
まとめ
追い出した元入居者に逆恨みで殺されるこという不幸な事件は、レアケースであるものの、全く起きないとは言い切れません。これも、不動産投資にリスクに一つなのかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日はこのへんで、次回また。
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