資本的支出と修繕費
こんにちは。大家兼不動産屋の廣田です。
今回は、資本的支出と修繕費について書いていきます。
資本支出とは
資本的支出とは、物件の価値が向上したり、耐久性を高めるため工事費用のことです。資本的支出は、課税所得を計算するときに、修繕費と区別して経費として扱わず、資産とし、法定耐用年数に応じて減価償却費として、毎年、分割して経費計上していきます。
資本支出と修繕費の判断
資本的支出は、修繕費と紛らわしく、判断に悩むと思います。資本的支出と修繕費の判断に関する基準は、インターネット上のさまざまはサイトで紹介されています。
国税庁のホームページでも開設されています。
資本的支出と修繕費に関する判断に迷った場合は、税務署や税理士さんなどの専門家に相談するようにしましょう。また、本来資本的支出として扱うものが、経費として計上することができる特例がある場合もあります。
資本的支出の影響
資本的支出は、その費用を払った年は、支払った金額が全額経費として計上できないため、所得税が増加して、キャッシュフローが減少します。翌年以降は、減価償却費が経費計上ができるため、現金の支出が伴わない経費計上ができるため、キャッシュフローへは、プラスに働きます。
一般的には、資本的支出になることを避け、単年度で、経費計上して、税金を圧縮するのが良いと言われています。しかし、その時々の、資金状況などによっては、資本的支出にした方が、有利になる場合もあります。
まとめ
資本的支出と修繕費は、どちらになるかによっては、手元のキャッシュフローに影響します。資本的支出と修繕費の違いを理解しましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日はこの辺で、次回また。