内見されるけど決まらない! ~空室対策~
こんにちは。大家兼不動産屋の廣田です。
何回も内見が入るけど、入居申込が入らないという物件があります。今回はこのような物件のに入居者を決める対策について書いていきます。
入居申込までの行動
お部屋を探している人が、入居申込に至るまでの行動は、下図の通りです。まず、物件の募集情報の中から、自分の希望に合った物件を選別し、その後、問合せ、内見、入居申込と進んでいきます。
内見する物件数は、平均3件※です。
申込が入らない理由
内見されるということは、募集情報は、お部屋を探している人には届いていると考えられます。
何回も内見されても、申込はないといことは、「物件の価値と家賃のバランス」に原因があると考えられます。
また、「物件の価値とバランス」が悪いために、本命の物件を引き立てるために物件にされている可能性もあります。このような物件を「あて物」と言われています。
物件の価値と家賃の関係
お部屋を探している人は、物件の価値と家賃を比較して、物件の価値の方が高いと感じた時に、入居申込という行動を起こします。
物件の価値は、お部屋を探している人が感じるものです。家賃は、大家さんからの提案です。
物件の価値
大家さんから見ると、リフォームにお金がかかったから価値があると考えがちですが、価値はあくまでも、お部屋を探している人が感じる価値です。ここを理解することが重要です。
物件の価値を決まる要素は、立地、建物、設備、管理・サービスの4つ要素嘘に分けて考えます。もちろん立地は、変えられませんが、そのほかの要素は、お金はかかりますが、変更が可能です。
物件の価値と家賃のバランス
物件を探すときは、まず、家賃額を決めて探します。同程度の家賃額の物件を候補とし、最終的に申込む物件を決めます。
物件の価値に対して、高すぎる家賃を設定してしますと、当然決まり難くなります。また、このような物件が引き立て役の「あて物」にされる可能性が高くなります。
まとめ
内見されても決まらない物件から脱却するためには、物件の価値を家賃のバランスを考慮すると効果的な対策につながります。
空室対策を考えるときは、「なぜ、決まらないのか」という原因を推測することが大切です。
原因を推定するためにも、問合せ数や内見数も把握するようにしましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日はこの辺で、次回また。