礼金
こんにちは。大家兼不動産屋の廣田です。
今回の記事は、入居者さんが賃貸契約をする時に支払う礼金について書きます。
礼金とは
礼金は、賃貸契約をする際に、入居者さんが大家さんに支払うお金で、敷金と違い、退去時に返還されません。法律的根拠はなく、商習慣として根付いたものです。
昔は、住宅を借りる時に、大家さんに謝礼を渡す習慣あり、この習慣が礼金の起源取られているうです。
権利金
店舗、事務所などの商業用の物件の場合、礼金ではなく、権利金という名目で請求され、礼金と同様に変換されません。礼金は、大家さんに対する謝礼とされていますが、権利金は、貸してもらえるという対価としての意味があるようです。
礼金の相場
居住用に物件の相場は、家賃の1~2ヶ月分です。令和2年度の住宅市場動向調査によると、礼金が1ヶ月分というケースが、66.8%、2ヶ月が18.9%合わせて、85.7%という結果になっています。
礼金なし物件
物件の所在地によるバラツキはあるますが、最近は、礼金を取らない物件もあります。空室率が高く、入居者獲得競争が激化している地区に多いよです。住宅市場動向調査によると、礼金なし物件は、41.6%とここ数年は、40%台で推移しています。
築古で入居者に人気がない物件は、礼金なしの物件が多くなっています。
最近は、礼金の値引きを要求する人もいるようです。
まとめ
今後 礼金がなくなって行くという人もいます。礼金の動向には注目していきたいと思います。
礼金は、新規入居時に発生するために、定期的に発生する収入ではないため、礼金が取れる物件でも礼金は考慮しないで、事業計画を立てるようにしましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日はこの辺で、次回また。