支出を減らす⓶ ~キャッシュフロー改善~
こんにちは。大家兼不動産屋の廣田です。
今回の記事では、前回に引き続き、不動産投資のキャッシュフロー改善の中で、「支出を減らす」について書いていきます。
その他の支出削減
火災保険
火災保険の保険料は、建物規模と特約で決まります。また、長期間分の保険料をまとめて支払うと、保険料が割引きになります。課税所得を計算する時には、経費化出来る金額は、対象の1年分だけなります。逆に支払った翌年からは、現金の支出を伴わない経費計上ができます。
エレベーター保守点検費
エレベーターは、定期的な点検、部品の交換と、いろいろの費用が発生します。定期的な点検は、依頼する業者によって費用が違います。依頼する業者を変更することで、支出削減が出来ることがあります。
借入金の返済額の削減
借入金の返済額のうち、利息部分は、経費計上が可能ですが、元金返済部分は経費にません。返済額は、毎月、収入に関係なく、一定額を返済をしていく必要があります。
繰上げ返済
繰上返済を実施すると、一時的に現金を支出しますが、返済額軽減型を選択すると、毎月の支払額が削減できます。
金利交渉
金利が下がれば、返済額は少なくなります。固定金利の終了時期に、金融機関と金利を下げてもらう交渉をすることが出来ると思います。
借換え
他の金融機関へ借り換えを実施することで、返済額を削減することが出来ます。また、借換えの時に、返済期間を従来良り長く設定できれば、削減効果は、大きくなる可能性があります。
借換えに伴い、抵当権が設定が必要になり、登録免許税などの費用が掛かります。
税金
税金に関しては、この記事ではなく、別の記事で書いていきます。
まとめ
支出は少ない方が、短期的には、キャッシュフローの改善に効果があります。繰上返済のように、一時的に支出が増えても、支出の内容によっては、長期的なキャッシュフローの改善になることがあります。
また、物件の維持管理のため必要な支出もあります。支出の削減の検討は、長期的総合的な視点が必要です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今日はこの辺で、次回また。