UP-STREAMを設立した経緯と自己紹介 続き
どうも、
株式会社UP-STREAM
代表取締役社長の田中琉太と申します。
僕がHR業界に足を踏み入れるきっかけを
踏まえて僕の自己紹介の続きを
お話しいたしますのでよろしくお願いします！
前回の記事をまだ読んでない方は
前回の記事から読んでいただけると
幸いです！
大手保険会社に受かった先輩のその後
大手の保険会社に受かった先輩に
どんな働き方か聞いて
僕はびっくりしました
月給27万円＋インセンティブ
土日祝休みの完全週休二日制
勤務時間は9時から18時までの残業無し・休憩1時間
転勤無しの東京のど真ん中の本社勤務
驚いた僕はその会社について
めちゃくちゃ調べてみました
「業績No１」「上場」
などのキラキラした言葉が並んでいて
子会社含めたら社員数何十万人もいる
周りの就活生が就活終わっている時期に
エントリーシートを出して
そんなめちゃくちゃすごい会社に
面接一発で受かっちゃったんです笑
しかも新卒で超一流の大手企業に入って
ボーナスついて年収いきなり400万とか500万とか
もらえるとか正直すごく羨ましかったです笑
先輩は「こりゃ人生勝ち組だわ」
って言って就活をそれで終わりにしたのですが
これがおっきな間違いでした！
そっからはもう就活のことなんて考えず
遊んで卒論やってって感じで
先輩は大学生活送って無事卒業し
4月にその保険会社に入社しました
そこから都内の本社で全体研修をやって
そのあと各部署への配属でした
当時、SNSはTwitterが主流だったので
僕は毎日先輩のツイートを見てたんですが
毎日都内の一等地でランチしている写真や動画を
あげていてほんとうらやましかったです
僕もその会社入りたいと思った時期もありました笑
約1か月の研修が終わって
ゴールデンウィークが明けたころ
先輩から突然電話が来て
焦ったような口調でこう言われました
「明日から配属だからお前は
関東の端の○○に行ってこい」と
その場所は先輩が大学時代に
一人暮らしをしていたところから近く
ある程度わかるしいっかと思ったらしいのですが
僕はそこでおかしなことに気づき先輩に聞きました
入社前に提示された条件だと
転勤無しの東京本社勤務
という条件のもとの
雇用だったということです
ただ、先輩の同期で北海道や沖縄などの
めちゃくちゃ遠いところに飛ばされる同期も
いたらしいので「まだ先輩はいい方なのか」と
正直安心していました
ですが、そう思えたのはその時だけでした
次の日荷物まとめて
言われた支店に行って
一番最初に言われたのが
衝撃の言葉でした
「新卒のお前らが作る売り上げなんて
会社からしたらあってもなくても同じだから
インセンティブもボーナスもないよ」
そう言われたんです！
「それでもよかったらこの書類にハンコ押して
明日から働いて、いやならやめて」
そう言って渡されたのが本来入社する前に渡される
労働条件通知書だったのです
すぐにその日に先輩から電話が来て
書類の写真が送られてきたんですが僕が
入社前に聞いた条件と全く違いました！
ほんとに衝撃で今でもその瞬間を覚えてます
月給20万円(固定残業代45時間分込み)
休日アリ
勤務時間は9時から20時(休憩アリ)
交通費 記載なし
書類を事細かに見てみると
書類の一番下に小さく会社名が
書いてあったのですがこれも
入社した会社と違う保険会社でした
しっかりしらべてみたら
本来入社した保険会社の子会社名が
その書類には書かれていたのです！
その子会社の位置づけが
使えない社員を送ってバチバチに
ブラックに働かせて自主退職を促す
そんなポジションだったんです
現代日本では正社員を簡単に
クビにすることはできず
多くの条件が重なり法律上認められないと
クビにはできません
そのため、この子会社では
バチバチに労働環境の悪いところで
インセンティブもボーナスも無いまま
働かせて売上だけ搾取し
自主的に社員を退職させていたんです
先輩からはめちゃめちゃ相談され
泣きながら「どうしたらいい？」
と相談されたんですが
僕にはどうすることもできませんでした
何もできない自分に対して僕は
ものすごく悔しい思いをしましたし
落胆しました
その日、先輩は大学のころの友人や
先生、地元の友達といろんな人に
相談しましたが、結局求めているような回答を
得られず、頼りにしている父親に相談しました
先輩のお父さんは冷たくももっともな答えをくれました
「自分で決めた道だからしょうがないだろ」
確かにそうだなって僕も思いました
なんで企業についてちゃんと裏側まで調べず
就活進めてしまったんだと
「ただ、1か月で辞めてもどこの会社も
雇ってくれないからとりあえず1年は続けてから考えろ」
お父さんの言う通りだと思いそうするしかないと
先輩には思いました
しぶしぶ書類にハンコを押した先輩は
次の日思い足を動かし会社に向かいました
もうその日からは地獄でした
社内はとにかく怒鳴り声のが飛び交い
当時よくあったのが
ガラスの灰皿で頭を殴られ
初日から23時まで残業
めちゃくちゃノルマはきつい
本気で辞めさせにかかっているとしか思えません
また、「22時に茨城に来てくれたら契約する」
そう言ってきたお客さんに対して
日程調整するのではなく上司は
「絶対行ってこい！契約取ってくるまで帰ってくんな」と
終電ギリギリで帰り寝るのは深夜2時
朝は6時には起きて出社時間前に出勤
もう体はボロボロでそこから夏くらいまで
先輩からは連絡は一切来ませんでした
9月に入り先輩のことが気になっていたころ
先輩から電話が来てこういわれました
「まじでこの会社辞めたいけど何にも残せてない
次の春に転職するとしても何もスキルないけど
どうしたらいいと思う？」
僕は「お給料には反映されないけど
スキルにはなり面接で話す内容に使えるから
誰よりも売上作ってみれば」と
アドバイスしました
僕にはそれくらいしかできませんでした…
そこから、また先輩からは連絡がなくなり
秋、冬とずっと連絡をしても
帰ってこない状況が続きました
その後2月に急に先輩から電話が来て
「お前が言ってくれたアドバイスのおかげで
頑張った結果10月からずっと成績1位だよ！
ようやくこの会社とおさらばできる！」
電話越しでもわかったのですが
先輩はめちゃくちゃテンション高く
すごく生き生きしてました
「2度とこの環境で働きたくない！
次の職はちゃんと働きたい！
自分としっかり向き合うから
もう一回仕事選び手伝ってほしい！」
そう先輩から言われ罪悪感のあった僕は
一回断りました
ですが、先輩からは思いもしないことを言われました
「就活で失敗してわかったけど、就活転職で大事なことって
スピード感や軸なんかじゃない！誰とやるかだ」
「新卒入社してからずっと支えてくれたお前に頼みたい！」
そう言われ挽回の気持ちで僕も全力で再度取り組みました
大手保険会社を経て転職活動へ
就活時同様に軸を聞いたところ
就活時とは全く違うこと答えが返ってきました
「辛い環境で働いてわかったけど
仕事選びで大事なことって
将来どうなりたいかってことと
誰と働くか、そう思うよ」
将来どうなりたいか聞くと
「お金稼ぐことも大事だけど
人をだましてまで御金欲しくはない
人から喜ばれてお金稼げる仕事がいい」
そう言われ、あることを思い出しました
前回の記事に書いた
あの転職エージェントが、
先輩が適当に言った条件に対して
「お前そんな考えだと就活失敗して人生終わるよ」
「お前何考えてんの？！やばいぞ！」
ってめちゃくちゃ怒ってくれる人だったら
人生変わってたんじゃないか
僕はそう思いました
就職活動で失敗して
人生棒に振るような思いしてるのは
先輩以外にも世の中にはめっちゃいて
そんな人を救ってあげられたら
僕はそう思い就活転職エージェントを進めました
営業経験1年以上あれば
エージェント離れるというのもあり
先輩はエージェントの会社を
7社受けすべての会社で内定をもらいました
後はどこの会社に行くか
それこそ"誰と働くか"
これを決めるだけ
「誰と働くか」の「誰か」とは
突然ですが、記事を読んでいる皆さんは
学生時代部活をしていた人はいますか？
部活をしていた人の中には
途中でやめてしまう人も
卒業まで続けた人も
両者がいると思います
辞めちゃう人の中には
スポーツでけがをして続けられなくなった人や
親の転勤で続けられなくなったなど
様々な理由があると思います
僕は幸いなことに小中高で
卒業までバスケを続けることができました
でも、部活はめっちゃきつい練習の中
週7練習で彼女とも遊ぶ時間もなく
最初は「辞める人いっぱいいるんだろうな」
と思っていました
ですが、誰も辞めず全員そろって
引退まで続けることができました
理由は、みんなが同じ目標のために
努力できるような仲があったからでした
これって仕事でも同じだと
僕は思います
仕事って正直
「めんどくさくてきつくて行きたくない」
でもそんな大変な思いをする中でも
一緒に手を取って努力してくれる仲間が
どれだけいるかが大事だと僕は感じます
それを先輩に話し
内定頂いているえエージェントの会社7社と
内定後面談を行いました
そうすると1社目の会社で
「君の思いを実現するのは無理だよ」
「君の矢印は外側に向いているよ」
「求職者の子を幸せにしたら自分も幸せになると思ってるよね」
そりゃ矢印外に向くものでしょ？と僕も思いました
ただ、その会社は違ったのです
「うちの会社はみんな自分に矢印向いてるから」
「自分が幸せになれればいい自分が稼げればいい」
「そのために企業から紹介料をもらう仕事だから」
これを聞いて僕ががっかりしました
仕事探していて不安なのに
自分のことしか考えないエージェントしかいない
そんな会社では働きたくないと思い
その会社の内定を先輩は蹴り
2社目の内定後面談に行きました
2社目でも3社目でも同じことを言われ
僕は気づきました
就活転職エージェントって
こういう人たちの集まりなんだと
金稼ぎたい人たちの集まりなんだと
そう思い先輩に辞めた方がいいと勧めたのですが
最後2社残っていたため面談に行きました
すると内1社の社長から
「めちゃくちゃいいね！君みたいな人と働きたい」
そう言ってもらえて3時間くらい話して意気投合し
先輩は次の4月からその会社で働き始めました
僕も先輩の就活を正しい方向に導けなかった悔しさや
人材紹介事業に対する怒りから
なんとかこの世の中を変えたい
そう思い、多くの会社の採用コンサルティングを
させていただくため先輩の会社で研修を受け
2年間就活転職エージェントをしてから
株式会社UP-STREAMを設立しました
まだまだ小さな会社で
僕もまだまだ未熟ですが
全ての就活生・転職者様の明るい未来を
作っていけるよう全力で精進します！