Upstream BootCampは、隠れた才能を掘り起こして資本市場に接続することをミッションとしています。

こんにちは。
Upstream BootCamp実行委員会の上原晶です。

この度、日本一の湖・びわ湖を有する滋賀の地にて、選抜された起業家とキャピタリストが集い事業のブラッシュアップを行う1泊2日のブートキャンプ式イベント「Upstream BootCamp」を開催します。

開催の意義

Upstream BootCampは、「起業家が平等に機会を手にできる社会」というビジョンを描き、「オンライン時代の濃い起業家コミュニティの形成と資本市場接続機会の提供」をミッションとしています。

コロナ以降、社会は急速にオンライン化しました。オンラインワークが当たり前になった現在、スタートアップは場所に縛られません。

ワクワクできる場所や大切な人に近い場所、幸福度の高いそれぞれの場所から、MVVとアイデアとチームがあれば立ち上がれる。そんな時代だからこそ、東京・地方・海外などの物理的な場所の違いによる機会の偏りを滅却したいという思いがあります。

地方の既存中小企業には未だにエクイティ調達という発想が無く、有望な若者が地方で起業しても、身近な“先輩起業家”の影響を受け、スモールビジネス発想へ向かう傾向があります。

また、有望な若者がチャレンジしても、資本市場と断絶された地方にはお金が流れていないので、成長できません。マネーは世界にあふれています。しかしながら、地方は資本市場と断絶されお金が流れていないのです。その現実を直視する必要があります。

資本市場と接続していれば、地域や履歴に関わらず、合理的なリスクテイクには資金がつきます。地方の才能にそうしたスタートアップ発想への理解と機会を行き渡らせたいと考えています。

一時的に地方の才能が東京に出ることは、悪いことではありません。有望な若者が東京での挑戦で育んだ資本主義のバランス感覚を地方に持ち帰り、後進に伝えていく、20年がかりの仕組み作りが今、求められています。

起業家とメンターがチームアップ、36時間ガチンコで向き合う意味

UBCでは1泊2日の約36時間に渡り、起業家によるガチンコのピッチや、起業家とメンターがチームを組んだ真剣勝負のブラッシュアップをおこないます。

起業家にとっては、普段投資を受けて相談している投資家とは異なる視点でのアドバイスによる気づきを得る良い機会にできるでしょう。

また、様々なラウンドで投資するエンジェル投資家やベンチャーキャピタリストをメンターとしてお呼びしているので、次の調達ラウンドへの布石とすることができます。

初回ピッチ後のチームアップ以降は、起業家3人とメンター1人がチームとなり、投票によって選ばれた1人の起業家の事業案をブラッシュアップします。

今回参加する起業家は主に20代であり、エンジェル投資などを行っている起業家はほとんどいません。そうした起業家にとって、他の起業家の事業をブラッシュアップするために何時間も真剣に考えるという経験はなかなかないものです。

ブラッシュアップ対象の事業に自分の事業が選ばれなかったとしても、他の起業家の事業を客観的に見てブラッシュアップの方策を全力で考えることによって、自らの事業に生きる気づきを得てほしいと考えています。

また、他の起業家の事業のブラッシュアップを起業家がガチンコで取り組むからこそ、そこでのアイデアや参加姿勢から、今後投資の可能性のあるメンター陣はある意味で起業家を評価できるかもしれません。

日本一の琵琶湖の開放的な湖畔でガチンコの時間を共にし、普段の環境では得られない収穫を持ち帰ってほしいです。

リアルならではの濃密なコミュニティを形成、続きはオンラインで

リアルならではの36時間という長さの濃密なプログラムを共有し、起業家仲間とガチンコで向き合う時間を過ごすことで、物理的な場所に左右されない濃密なコミュニティを形成することもUBCの大切な狙いです。

UBCの2日間が終わっても、ぜひ続きはオンラインでコミュニティを醸成できるような強い繋がりを築いてほしいと考えています。

距離が離れていても辛く厳しい時間を支え合える起業家仲間は何物にも代え難いものです。皆さんがそんな仲間を見つける2日間になることを祈っています。

今、このタイミングで開催する一つの目的は、起業家同士のサバイブ仲間を作ることです。スタートアップ冬の時代は来ました。ここから気にすべきはまず残キャッシュです。高らかに夢を語る夜は失せ、手元オペや金策に悩む夜が続くでしょう。そんな中でも「絶対サバイブしような」と誓い合える起業家仲間を作ってほしいと考えています。

まとめ

UBCのミッションは、「オンライン時代の濃い起業家コミュニティの形成と資本市場接続機会の提供」です。

我々の思いとしては、以下のようなものがあります。
① スタートアップが場所に縛られない時代だからこそ、東京・地方・海外などの物理的な場所の違いによる機会の偏りを滅却したい
② 起業家とメンターがチームアップし、36時間ガチンコで1つの事業をブラッシュアップするというユニークな経験から気づきを得てほしい
③ 距離が離れていても辛く厳しい時間を支え合える起業家仲間を見つけてほしい

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最後までお読みいただきありがとうございました。