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「大森山王ブルワリー」を、「大森ファンクラブ(OMORI FAN CLUB)」としてリニューアルします。

大森山王ブルワリーにこれまで関わってくださった皆様へ

こんにちは、大森山王ブルワリーの町田です。
2019年に大森山王ブルワリーをスタートして、5年が経ちました。
5年続けることができたのは、どんな形であれ、関わってくださった皆さまのおかげしかありません。本当にありがとうございます!

最初はビールを作るのに精一杯なところから、お店を持ち、いろいろな形で販売してきました。
コロナという制限がある中で、ビールの販売だけに集中する時期も体験しながら、コロナが落ち着くとともに、ビール販売を超えて、イベント出店、そして自分たちでまちのイベントを行うまでに至りました。その過程で一緒に考えたり時間を共にする仲間、現在にも繋がる強力な仲間がたくさん増えました。どんなビールを作るかではなく、どんな楽しみを作り、関係を作っていくか。それが明確なテーマに変わって、約2年。

ライブラリを覗いても、ビールの写真より仲間の写真が増えました。

2019年当初は、大森山王ブルワリーとは、「大森の過去を調べ、ビールにすることで、大森の人たちに楽しんでもらう」というミッションでしたが、それが完全に変わりました。

今の大森山王ブルワリーが大切にしたいのは、今この場所で生きる人たちです。過去、これまで紡いできた歴史を大切にし、未来へつなげていくことも大事なテーマではありますが、それよりも「今この場所で生きる人たちの人生」を豊かにする。ことが、この大森山王ブルワリーのリニューアルで行うことです。

■大森山王ブルワリーのリニューアルのテーマは、「まち」を使って「人生」を豊かにする

だいぶ時間がかかってしまいましたが、昨年1月から行った学校メンバーとの半年間で考えた、大森山王ブルワリーのリニューアルテーマ
ビールに向き合う/まちに向き合う/(これからは)人生に向き合う
そこから半年、日々色々なことを考える中で、これに決めて大きく舵を取る覚悟が、ようやく僕の中でつきました。

大森駅が来年150周年を迎えます。
都内で3番目という古い、歴史のある駅です。
そんな駅のお祝いごと、それは過去の人たちの歴史の積み重ね。
そしてその積み重ねをどう未来に活かすか、そしてそれを僕らが楽しむか。

僕が大森にやってきてから、自分の住むまちが楽しくなればと商店街やまちの人たちを巻き込んで一緒に行ってきたことや、大森山王ブルワリーを立ち上げてそこでできた仲間とチームでやってきたこと。
これまでの様々な活動を通してできた関係性のお陰で、僕たち大森山王ブルワリーが、その150周年の僕らなりのプランニングができる土壌が整いました。
まだ僕らを知らない人はこのまちにたくさんいますが、それでもまちの中では、知ってもらい、信頼してもらえるような立場を作ることができました。

この過程に至るまで、本当に多くの方にたくさんのチャンスを頂きました。
そのおかげで今があります。そんなたくさんのご縁を活かすためにも、この150周年を全力でお祝いしたい。

そして、これは僕がずっとやりたいことである。
「自分たちが大森のまちを楽しむことが、まちが楽しくなるきっかけにつながる。」
そのためには、まちにある企業やお店だけが動くだけではなく、まちのひとたちが楽しく参加できることが大事だとより強く感じるようになりました。

この切り替えが、大森山王ブルワリーのリニューアルの骨子です。
大森のまちを使って楽しむ、そして自らも楽しみを作り、自分たちの人生を豊かにする」こと。そのために、この150周年というタイミングというか、チャンスをいただきました。そのために、僕たちは何をすべきか、それが大森山王ブルワリーから大森ファンクラブへの変身(変態?)です。

■クラフトビール事業から、大森ファンクラブを中心とした事業へ

ということで、これまでクラフトビールを中心に行ってきた「大森山王ブルワリー」を、「大森ファンクラブ(OMORI FAN CLUB)」としてリニューアルし、大森に関わる人たちが楽しくなり、大森への愛着を増やし、結果として人生が楽しくなる、そんな事業を始めます。

―【OMORI FAN CLUB】という組織を運営し、
―【東京∞景】と大森のまちを使い、
―そこに集う人をつなぐ媒介としての【ビール】を作り、
  (=大森山王ブルワリーはビールを作るブランド名として残します)
―そこに集まる大森にまつわる情報、新しい関係が始まるような【メディア】を作って発信し、
―大森の人たちとの接点をつくりファンを増やすための場として、駅前イベント【カオルマ】を運営します。

大森山王ブルワリーの心臓でもあった、学校というコミュニティを振り返ると、第一弾 では、学校メンバーがクラスに所属したりイベントなど一緒に何かをすることで「まちに友だちができる」【クラス】を中心としたものとし、第二弾では、それぞれのやりたいことを応援する【クラブ】活動を中心にしました。

OMORI FAN CLUBは、これまで行ってきた学校の延長、つまり、次なる第三弾は、
「このまちに関わって良かった」と思える、【じぶんのまち】としての価値に重点をおきます。
楽しいことや豊かなことはもちろん、なにか困ったり、誰かに話したかったり、ちょっとしたマイナス面もカバーできるようなセーフティネットのような機能にもなると考えています。

■東京∞景は交流拠点としての役割を担う場所へ

これに伴い、クラフトビールバーとして飲食店的に営業してきた「東京∞景」の営業形態も変更します。
まちの人たちが気軽に来てまちとつながれる場所としての東京∞景の営業は継続しつつ、
OMORI FAN CLUB のメンバーが、まちの人やまちのコトに関わるための拠点としての日を分けて運営する予定です。
そのご案内は追ってさせていただければと思います。

調べましたが、一企業がまちのファンクラブを作る事例はありません。
ということは、これから行うことはきっと日本で最初のことです。
しかも、そこに大森駅の150周年。
たぶん人生でこれほどダイナミックな体験はできないと思いますし、僕自身不安もたくさんありますが、ワクワクする気持ちでいっぱいです。

そして、これは僕が大森山王ブルワリーを5年、そしてその前のボランティアなどの活動も合わせると約10年、微力ながらこのまちの未来を作ろうと動いてきたからこそできる事業だと思いますし、そこを助けてくださった皆さまが居てくれたおかげです。

よければこの船、一緒に乗ってみませんか?
「大森のまちを使って、楽しみを作り、自分たちの人生を豊かにする」体験は、きっとあなたの人生を豊かにすると信じています。

来週、再来週の営業時間を使って、この新しい「OMORI FAN CLUB」への思いをお話させていただくとともに、皆さんと一緒に考える機会を作ります。
これまで関わってくださった方とも、まだお会いできていない方とも、まちの未来を楽しく想像しながらこれからのお話ができたら嬉しいです。

■「OMORI FAN CLUB」 発足ファンミーティング(仮)

<日程案内>
・2/1(土)
OMORI FAN MEETING 14:00〜16:00 「第1回」
14:00〜14:50 「FAN CLUBのこと」
15:00〜15:50 「東京∞景のこと」

・2/15(土)
OMORI FAN MEETING 14:00〜16:00 「第2回」
14:00〜14:50 「メディアのこと」
15:00~15:50 「ビールのこと」

<場所>
東京∞景(大田区山王2-2-7 八景坂ビル3階)

※参加無料、予約不要

「OMORI FAN CLUB」発足スケジュール
2月1日~ 正式リリース/募集開始
3月1日~ スタート予定


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