誰にもバレずに こっそりと分析する

少し前から=LOVEというアイドルグループにハマってます。
5/18 パシフィコ横浜にて、初めて推しの舞香ちゃんとお話しする予定でしたが、舞香ちゃんの体調が悪いようで中止となってしまいました。心配…

会えなかったことで「会いたかったな〜」という気持ちが溢れて、「自分はやっぱり舞香ちゃん推しなんだなぁ」と実感が湧いています。

ここ最近鬼リピしている舞香ちゃんがセンターの「誰にもバレずに」のMVを分析をします。
なぜだか聞いてしまう曲で、間違いなく大好きな曲なのですが、それ以上に何かを感じ取ってしまうような気がしていて、それを探すべく分析してみたいと思います。

イコラブ沼にハマって1年も経たない私の分析ですが、、、

(以下MVの時間と歌詞と共に分析を書いていきます)

0:00〜0:08

暗闇の中でピントの合わない間接照明があり、見始めたのに始まらないという違和感を覚えさせるスタートです。
よくよく見ると暗闇から誰かが近づいて来ているのが分かりますが、初見では何が起こっているのか分からず、「何の時間?」となってしまいました。

0:08〜0:22
スポットライトは狭くて
ただ1人を照らすだけだ
誰かが入れば誰か追い出されて


スポットライトが照らされて暗闇から白い衣装を纏った舞香ちゃんが歌い出します。
舞香ちゃんの目には光が宿ってないように見えます。段々とカメラが引きになっていき、舞香ちゃんの後ろで一列に並ぶ同じ衣装のメンバー、舞台ホールをイメージさせるようなヒノキの床が目に入り、一気に世界観に引き込まれます。

歌詞に注目すると、「ただ1人」を照らす「だけ」という言葉から、鮮やかで眩しいスポットライトに対して主人公が負の感情を抱いていることが伝わります。最後の「だ」という断定でさらに強い意志を感じます。

「誰かが入れば誰か追い出されて」ここで負の感情の内容を直接的に説明してます。スポットライトに照らされるのはたった1人だけで、自分が照らされるには誰かを追い出さなくてはならない。

そしてこの一連の歌詞を舞香ちゃんは、表情を変えず淡々と歌っています。強いメッセージ性のこもった歌詞なのに感情が乗っておらずどこか他人事のように感じられます。

0:22〜0:36
月は闇夜を照らすのに
太陽が追い出して行く
雨が少し前に止んだのは


舞香ちゃんがよろけてしまうくらいの強い力で、花菜ちゃんが舞香ちゃんをスポットライトから押し出します。追い出された舞香ちゃんは元に戻る素振りを見せず脇にはけて行ってしまい、どうしようもないこととして受け入れてしまっているようです。

歌詞に注目すると「月」と「太陽」という対比が使われており、前の歌詞に比べて抽象的な表現となっています。ここでは何を意味しているかまだ掴みきれません。

0:36〜0:51
きっとまた晴れが来ちゃって
霧は出番を待ち焦がれる
拍手喝采のステージは遠い


舞台が明るくなり、樹愛羅ちゃんと杏奈ちゃんが前に進みながら歌い出し、曲調も一歩前進するような感じになります。

その後、霧がかかった暗い森の中で、黒いドレスの舞香ちゃんが彷徨っているシーンが映ります。

「拍手喝采のステージは遠い」は、ステージというのは先ほどからメンバーが立っていた舞台を指していると考えられます。このシーンに入る直前、杏奈ちゃんの歌い出しのところで、舞香ちゃんがみんなの立っている方を見て近づいており、暗い森の中は舞香ちゃんの心の中を表しているのかもしれません。

0:51〜1:03
何かやれる事求め彷徨う


舞香ちゃん以外のメンバーが舞台の中心に集まりますが、伊織ちゃんとさなつんだけは立ったまま動きません。

その後、再び森の中を彷徨うメンバーのカットが入ります。それぞれが心の中で迷いを抱えている様子です。

・前を向いて歌う瞳ちゃん
・椅子に座って下を向く舞香ちゃん
が映ります。このカットが表しているのは何か。

センターである舞香ちゃんはみんなの方に近づいて見ていましたが、今は疲れてしまったかのように椅子に座って下を向いています。
歌詞の「何かやれる事求め」のように、他のメンバーは舞台に立ち前を向きながらも悩むのに対し、舞香ちゃんは立ち止まって悩んでいます。瞳ちゃんのカットが、舞香ちゃんの様子をより際立たせるような対比を生み出していると思います。

1:03〜1:10
僕なんて(僕なんて)
要らないよ(要らないよ)
逃げる場所もない


サビに入る直前音が無くなり、瞳ちゃんが顔を上げてカメラ目線でこちらを見つめるカットが入ります。非常にメッセージ性が強いカットから始まるものの、サビを歌い出すのは瞳ちゃんではなく伊織ちゃんです。

ここまで全員単調な歌い方だったのに対し、伊織ちゃんが前に飛び出し、感情が剥き出しとなった様子にドキッとしますね。

舞台の中心から飛び出し苦しそうに歌う伊織ちゃんに対して、瞳ちゃん達は舞台の中心でスポットライトを浴びて華麗に踊っています。伊織ちゃんの姿をより際立たせてますね。

その後、先ほどの感情的なシーンとは打って変わり伊織ちゃんが観客席から無表情で舞台を見つめているカットが入ります。伊織ちゃんは選ばれず舞台に立てなくて、顔には出していないものの本当は舞台に上がりたくて悔しくてたまらないシーンなのだと考えられます。

このサビで、これは「選ばれなかった側」がテーマとされていることがはっきりと表現されているように感じます。

1:10〜1:17
本当は(本当は)
僕だって(僕だって)
夢の先がいい


伊織ちゃんと同様にさなつんも飛び出して感情を露わにさせ、苦しい表情で歌います。

その後、瞳ちゃん達が踊るのを背景に、さなつんの声を聞いて伊織ちゃんが俯くカットがあります。伊織ちゃんは同じ立場であるさなつんの気持ちに共感しているのではないでしょうか。

ここで2人の飛び出し方(歌い出し方)を比較すると、伊織ちゃんは思わず一歩踏み出したような気持ちが爆発した様なのに対し、さなつんは伊織ちゃんと同じところまで前に駆け出している様に見えます。
つまり、伊織ちゃんの思わず飛び出してしまった「選ばれなかった悔しさ」にさなつんが共感し、「伊織ちゃんだけじゃないんだよ」とさなつんが歌い、伊織ちゃんが少し安心して俯いた様にも考えられます。
ここまで「選ばれた側」と「選ばれなかった側」の対比構造が多用されていましたが、ここでは「選ばれなかった側」の共感が表現されており、さらにテーマを強調する形になっています。

1:17〜1:25
寸前でちょっと転んだら
存在はふと消え去ってた


伊織ちゃんとさなつんもダンスに参加し、それを舞台の外から舞香ちゃんが見ているシーンです。
舞香ちゃんが映るカットは一瞬ですが、舞台で踊っている人たちを見て何かを伝えたそうに、口を僅かに動かしている様子が見られます。

1:25〜1:35
そっちは(そっちは)
いいよね(いいよね)
狭い世界を恨む
バレないように


舞香ちゃんが椅子の上に登り、舞台上のみんなに「そっちは いいよね」と、右手は服を握りしめながら恨めしそうに歌います。

伊織ちゃんとさなつんと同じく、舞香ちゃんも選ばれなかった側ですが、舞香ちゃんは椅子、つまり客席側にいるため、舞台から降り、舞台に立つことを諦めてしまった立場なのでしょうか。

途中で伊織ちゃんが前を睨んで諦めずに立ち向かっていくような表情を見せるカットがあります。選ばれるために苦しむ伊織ちゃんを後ろから見る舞香ちゃんにとっては、伊織ちゃんも「そっち」にいる人、これから選ばれる可能性がある人なのだとすると、
瞳ちゃん達:オーディションに勝ち抜いた人
伊織ちゃんさなつん:オーディションに落ち、また別のオーディションを受ける人
舞香ちゃん:オーディションを受けることも諦めてしまった人
の様な感じで、「そっち」は「選抜とアンダーが存在するアイドルの様な、選ばれる可能性がある人たち」を指しているのかもしれません。

舞香ちゃんがアイドルになった人たちを見て、なれなかった自分が惨めな気持ちになって「狭い世界を恨む」、それを「バレないように」と、
タイトルが回収されるシーンでした。

タイトルである「誰にもバレないように」しているのはなぜでしょうか。

1:35〜1:47
(間奏)
バレないように
(間奏)


舞香ちゃん視点でのシーンの後、他のメンバーがその舞香ちゃんの方を見るシーンがあります。2番からは、他のメンバーの話になるんでしょうか。少し違った観点から歌が続きそうです。

1:47〜1:54
また1人を褒めるように
他の誰かを傷付けて


さなつんが振り向いて歌い出すカットから始まります。このカットではいつの間にか舞香ちゃんはみんなの真ん中に立ってます。

舞香ちゃんを取り囲むメンバーは、舞香ちゃんを見て各々拍手したり頷いたりしています。みんなが舞香ちゃんのことをすごいね!と「褒める」シーンのように見えます。
褒めることは良く言うことであり、褒められる側は嬉しくなるはずのことろが、歌詞は「他の誰かを傷付けて」と続きます。
誰かを評価することは誰かを評価しないことにもなると、競争社会を表しているシーンに見えます。

1:54〜2:01
その一連で僕はホッと息をする


舞香ちゃんと背中合わせ伊織ちゃんが入れ替わり、伊織ちゃんが歌う後ろで舞香ちゃんが暴れ出し、周りのメンバーを倒します。
伊織ちゃんはそれを見て、自分は当事者ではなく「ホッと」安心し、緊張が取れて「息をする」シーンの様に見えます。

2:01〜2:09
白く光った液晶から
邪魔くさい正論メッセージ


「白く光った液晶」はスマホやPCモニタであり、他のメンバーから正論がメッセージで飛んできたと。学生も社会人も経験したことがある様なことですね。
正論を言ってる側は「自分は絶対に正しい」という認識で話すものの、大体は個人の信条に基づいていたりで厄介ですよね。「邪魔くさい」という歌詞からもうざったく思っている気持ちが伝わり共感できます。

2:09〜2:16
自意識は既にネジを持ってない


曲の2番が始まってから、自分の周りで起こっている出来事について歌っていますよね。周りからどの様に見られているかが気になり、自意識を締め付けて抑えるネジがなくなってしまい、自意識過剰な状態に陥ってしまってます。

2:16〜2:24
此処で泣いてるって気づいて欲しい


タイトルである「誰にもバレずに」とは逆で、辛い自分を誰かに見つけてほしいと舞香ちゃんが歌います。なぜでしょうか。
ここからどの様にして「誰にもバレずに」というようになったのかが気になります。

2:24〜2:39
頑張って(頑張って)
生きたって(生きたって)
人混みに溺れ
本当は(本当は)
僕だって(僕だって)
夢に行きたい


ここで初めて舞香ちゃんが加わって踊り始めます。頑張っても頑張っても自分は選ばれない側で、でも夢を諦めきれないんだという感情が爆発します。

曲の1番の最後に「狭い世界を恨むバレないように」と言うのに対して、直前で、「此処で泣いてるって気づいて欲しい」と言っています。
もしかしたら時系列としては、2番は1番の前で舞香ちゃんがオーディションに参加した時なのではないでしょうか。だから舞香ちゃんも加わって踊っているとしたら納得できます。

2:39〜2:54
純粋な愛 追い出され
単純なハイエナが奪う
空の(空の)
色だって(色だって)
見えない自分恨む
バレないように


久しぶりの抽象表現です。
「純粋な愛」は「追い出され」、これは選ばれなかった側でオーディションに落ちてしまった舞香ちゃんを指しており、
「単純なハイエナ」が「奪う」、こちらは選ばれた側で舞香ちゃんを蹴落としてオーディションに受かった他の人達を指しているように思えます。

オーディションは選ばれる人数が決まっている相対評価なので、どうしても他人との競争になってしまいます。
我々ファンの人達は、選ばれた側が舞台に立っているところしか見えてないですが、選ばれなかった側のエピソードがあることに気付かされます。
オーディションは平等に行われるものだとは思いますが、選ばれなかった側にとっては、選ばれた人達は「ハイエナ」なんだという、選ばれなかった側の強い負の感情が見えて恐ろしいですね。

2:54〜3:01
まだ成し遂げてない
まだ成し遂げてない
まだ何もしてないんだ 僕だけ


直前で、舞香ちゃんを置いて他の選ばれた側のメンバーが去っていくシーンがありますが、その後を舞香ちゃんが椅子を持って追いかけます。
舞香ちゃんは、まだ自分の夢に向かって何もできていない、1歩も前に進めてないと、椅子を舞台に打ちつけながら歌います。

今までリップシーンは全員白い衣装でしたが、「僕だけ」のところは初めて黒い衣装での舞香ちゃんのリップシーンでドキッとします。

少し話が脱線しますが、ドキュメンタリーでの合宿で舞香ちゃんが、「私は死ぬ気で頑張ったことはないです」「その時は頑張ってるつもりでも後から思い出すと」「もっと大きくできたしもっと堂々とできたしもっと笑えたしていうのが出てきちゃって」「だからまだ全然死ぬ気じゃないんだなって思います」と言ってます。

自分なりに頑張っていると満足せず、振り返って反省する舞香ちゃんの向上心と自分への厳しさとストイックさが分かります。
今では大活躍の舞香ちゃんですが、もしかしたら今も舞香ちゃんは自分はまだまだと思ってストイックに頑張っているのかなと想像してしまいます。
そんな舞香ちゃんが歌うからこそ、このシーンのメッセージ性の強さが際立っており、ドキッとしてしまったのかもしれません。

3:01〜3:09
誰かに認められたい
出来ない 何処か物足りない


きあらちゃん、りさちゃん、みりにゃの黒衣装のリップシーンです。先程の舞香ちゃんもですが、リップシーンにしては少し引きで、周りの木々の中に居る様子が分かるようになっており、周りを囲まれてしまっていてどこに行けば良いかわからないという、メンバーの心の迷いを表現している様に感じられます。

3:09〜3:40
空に向かった誰かが影を作った
誰1人気付いてないから
僕が宙で空回りだ
(間奏)


1番のサビを歌った伊織ちゃんとさなつんが歌うシーンです。
伊織ちゃんが空に手を伸ばしますが、伸ばし切る前に「何か」
を見つけて俯き、手を戻してしまいます。

この「何か」は選ばれた人を指してると思います。自分は選ばれず他の人が選ばれてしまい、頑張ってきた自分は誰にも見つけられず、何のために頑張ってきたんだろうと。

その後のさなつんが苦しそうに歌い、瞳ちゃんが歌い出す時にギターのメロディが続きます。
ギターが入って一気に曲の雰囲気が変わり、舞香ちゃんが暗い森の中を走り出します。
このタイミングで、舞香ちゃんの中で何か心境の変化があったように思えます。

3:40〜3:58
本当は心で まだ信じて叫ぶ
此処じゃないなら もっと飛べるはずだ


舞香ちゃんが椅子の上に上がり、スポットライトが舞香ちゃんを照らします。舞香ちゃん1人だけにスポットライトを当てるのは最初ぶりです。ここは、この曲のテーマを表現する大事なシーンなんだということが伝わります。

歌詞に注目すると「本当は」と始まり、今まで隠していた気持ちをこれから言いますと、さらに注目度が上がります。
「心で」「叫ぶ」と、表立って言葉にはしないけど、叫びたくなる様な本音がこの後続くんだと、この後に答え合わせなんだと、ドキドキしますね。

そして「此処じゃないならもっと飛べるはずだ」と、曲の音ハメに合わせて自分の胸を叩きながら歌います。
自分はこんなものじゃない、違う世界ならもっと上へ行けるはずだ、自分は本当は特別で自分が選ばれる側なんだと、まだ諦められない気持ちを表現しています。

選ばれるのを諦めて恨めしい気持ちを「誰にもバレずに」押さえ込んでいるのではなく、自分は特別で、自分の可能性をまだ信じて諦められない気持ちを「誰にもバレずに」隠している
これこそがこの曲のテーマなんだと言っている様な気がします。

3:58〜4:13
僕なんて(僕なんて)
要らないよ(要らないよ)
逃げる場所もない
本当は(本当は)
僕だって(僕だって)
夢の先がいい


舞台から森の中へシーンは移ります。今までの暗い森とは打って変わって、日差しが森を照らし優しい雰囲気の世界観となります。
椅子を中心にメンバーが周りを囲って、通り過ぎたり椅子に駆け寄って行くシーンがあります。
ここは選ばれた側のメンバーが歌っており、誰もが椅子、つまりは選ばれなかった側になり得ることを表現しているのではないでしょうか。

4:13〜4:20
寸前でちょっと転んだら
存在はふと消え去ってた


舞香ちゃんと伊織ちゃんがお互い手を伸ばした後、伊織ちゃんは手を握って引いてるのに対し、舞香ちゃんは手を開いたまま引いています。

椅子の上で行われるこのシーンは、椅子がオーディション合格の境目であり、選ばれる側の権利を掴み取った伊織ちゃんと、掴み取れなかった舞香ちゃんを表しているのかもしれません。
選ばれた側の伊織ちゃんも、ギリギリで受かったからこそ、選ばれなかった舞香ちゃんの気持ちに共感するところがあり、辛い表情をしているのだと感じます。

4:20〜4:47
誰も(誰も)
知らずに(知らずに)
この先も恨んでる
バレないように
バレないように


選ばれなかった舞香ちゃんは、椅子を持ってみんなから離れていきます。
舞台カットで、舞香ちゃんの苦しそうで影のかかった横顔に対して、その後ろでスポットライトを浴びて踊る他のメンバーという対比ができています。
それを見て舞香ちゃんはただ静かに「バレないように」と歌います。

最後、日がさす森の中で舞香ちゃん以外のメンバーが踊っているカットが、空を見上げている画角となっており、3:10での「空に向かった誰かが影を作った」の影を、舞香ちゃん以外のメンバーであることを指しているように感じられます。

最後のカットは舞香ちゃんが椅子に座り、他のメンバーを見つめているところで、「誰にもバレずに」とタイトルが表れて終わります。
このタイトルの配置が、上に白文字、下に白文字、そしてどちらも縦書きが横になって表示されています。

縦書きは読みづらくすることで、バレないように隠している気持ちを表現していそうです。
白文字と黒文字の2つを使っていることは、今までの白と黒の表現、舞台カットの衣装と森カットの衣装、そして0:23の「月は闇夜を照らすのに太陽が追い出して行く」の月と太陽を示しているものと思われます。

この歌で舞香ちゃん達を照らす光として、
・スポットライト
・月
・太陽
の3つが出てきます。
スポットライトは1人だけを照らすのに対して、月と太陽はみんなを平等に照らします。
月は優しい光として森の中の全てを照らさず、自分の気持ちを隠してくれます。
しかし、太陽は強い光で森の中の全てを照らし、自分の気持ちも隠せず、想いを剥き出しにしてしまう。
月は心の中の迷いを優しく照らしてくれる存在で想いを隠すことができるもの、対して太陽は森の中を強制的に照らし出し、想いをむき出しにする眩しすぎるものを示しているのではないでしょうか。
最後のシーンは太陽の元、メンバー全員の気持ちが表現されており、そして舞香ちゃんだけは太陽の元でも自分の気持ちを隠して、最後は1人残されてしまう。誰にもバレないように。

長文で分析してきましたが、全体を通してこの曲は「競争社会で負けてしまったけれど、それでも諦めない人」のためにある曲に感じました。まだ諦められないことがある人にとって、この曲は共感できるところが多く、心に響くのではないでしょうか。

この文章を書いている途中で、舞香ちゃんの休止が発表されました。舞香ちゃんがゆっくりとお休みできますように、どうか自由に過ごしてねと祈りながら、この曲を聴いて明日からも強く生きていこうと思います。

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