田舎者から見る田舎のネズミと都会のネズミの話
正月にイオンに行ったら駐車場がいっぱいで入れなかった。休日は家族でイオンで過ごすのが田舎の唯一の娯楽ですからね。都会とかの人からしたら、つまらないなと思うかもしれないですけど。平日はどっかの地元の企業で働いて休日は家族でイオンで過ごすって素晴らしい事だと思いますよ。
都会より田舎の選択肢の少ない生活って幸福だったりすると思うんですよ。先進国より後進国のが幸福度が高かったりするじゃないですか。
あけましておめでとウございます。日記って毎日書くことねえな~って、書くたびに思う。日々に何もないんですもの。いや~本当に何もないですよ。たまに気晴らしに散歩に行くが、その度にこの景色見飽きたな~って思う。何せ、田舎には特に店があるわけでもないので、いつも同じ風景が広がってるだけですからね。
同じ音楽を聴いて、同じご飯を食べて、同じ町で死んでいく。地方の田舎の人間の人生はだいたいこんな感じで、私はその内の一人なんだろう。
ああでも、本当につまらないな~って。
チェーンソーマンで「田舎のネズミ」と「都会のネズミ」の話が出てくる。田舎のネズミは安全に暮らせるけど、都会のように美味しい食事は出来ない。都会のネズミは美味しい食事が出来るけど人や猫に殺される可能性が高い。というイソップ童話が元になっているらしい。
私は田舎のネズミをずっとやっていて分かるけど、やっぱり田舎のネズミってつまらないなと思う。学校とかバイトとか全然いい思い出なかったんですけど、今思うと楽しかったなって思うんですよね。
正直な話、今の世の中で都会でも田舎でも美味しい食事なんてどこでも出来るし、パートナーや家族がいてそれなりに辛くない仕事があれば、絶対に田舎の方がいいんですよ。高い家賃で狭い犬小屋みたいな部屋に住まなくてもいいですし。
なので、今の時代にみんなが欲しいモノって、都会の生活でメリットとして語られる美味しいモノよりも、人や猫に殺されたりするような生活の方だと思うんですよ。
つまり自分の生業そのものが生死に直結するような、そういうスリリングなものなんじゃないかと思うんですね。
ニートがつまらない理由はそこだと思う。毎日が安全過ぎる。
なので今年は自分のキャパシティーを超える事をやって見ようと思う。じわじわと寿命で絞殺されるより、他人にすっと殺されたいんですよね。
田舎でしかも猫や人に殺される心配があるのに、美味しいモノもちょっとしか食べれない生活ってのは意外と結構楽しいと思う。
2023年、noteは毎日更新します。