成人式に行かなかった人は『ギフトピア』というゲームをやりましょう

新成人のみなさんおめでとウございま～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～す！！！
成人式に行かなかった皆様、あなたは終わりです。一生大人にはなれません。

『ギフトピア』というゲームをご存知でしょうか？
簡単なあらすじを説明します。
舞台であるナナシ島では「大人式」と呼ばれる大人になる儀式があり、寝坊した主人公は反逆罪として牢屋に入れられてしまいます。もう一度、大人式をやるためには500万円を集める必要がです。果たして主人公ポックルは大人になれるのでしょうか、というゲームです。

このゲームは500万円を集めるゲームなのかと思いきや、実はもう一つ大人になる方法があって、それは人の願いを叶えるという方法です。ジギーという山奥に住んで怪しいキノコばっかり食ってるヒッピーの爺さんがいるのだけど、話を聞くとジギーは大人式をやらずに大人になったことが判明します。マネを集めるか、ヒトの願い叶えるかがこのゲームの肝なのです。

大人式を執り行い島の近代化を行う村長であるメイヤーさんと、村の外れに住むアウトローのジギー爺さんという、2つの価値観が対立していて、これが面白いです。
私は断然ジギー派ですけど、こうやってパソコンやインターネットを使ってるわけで、ずるい立場にあると思います。かといってメイヤー派が正しいかというと、徹底した近代化により、村の守り神までもお金で売り払うまでに至ってしまうので、どちらが良いかは微妙な所です。

私が好きなゲームの傾向として、食事があるゲームが好きなんですよね。
ギフトピアも食事があって食べないとお腹が減って最終的に死ぬんですよね。もう一つ特徴的なのが、自宅に帰って毎日睡眠しないと、ネムイ精霊というお化けに襲われてゲームオーバーになります。
人間に備わっている食欲と睡眠欲がきっちりあるゲームってなかなか見ないシステムだと思うんですよ。それがリアリティに繋がってるんでしょう。

話が変わって、自分の話をすると、私は成人式に行きました。当時もニートだったんですけど、みんなは大学行ったり社会人として働いてたりしてました。そうするとニートでだらけてるだけの自分が何だか恥ずかしくて、悔しくて、軽いパニックになったのか、「お金なんて要らねえ！」とか「小説家になる！」と宣言した気がします。ハハハ……って感じで呆れられた記憶があります。当時はもっとやってやれるような気がしてたんでしょうね。

もし私と同じように立場が辛い二十歳の子がいるとしたら、成人式は行ったほうが良いと思いますよ。他人を見ると傷付きますから。でも、その時に気付くと思うんですよ、ああもうみんなと同じように歩むのは無理なんだって。逆に言えばそれはチャンスだと思いますよ。普通を諦めて違う道に行かざるを得なくなってしまいましょう。良くなるかどうかは知りませんが、そうする他ないときもあると思うんです。
成人式に行かなかった人は"正しい大人"は諦めて、一度ギフトピアで遊んでみてください。

私も今からでも500万円集めて、「大人式」をやった方がいいかもしれません。