市民参加型合意形成プラットフォームを活用した市民の意見収集（第42回優勝社　株式会社Liquitous）

東久留米市とLiquitousがキックオフミーティング
東京都はこれまでに開催したピッチイベント「UPGRADE with TOKYO」で優勝したスタートアップの皆様と都政課題の解決に向けて協働を進めています。今回は、第42回優勝の株式会社Liquitousとの間で行われたキックオフミーティングについてお伝えします。

サイレントマジョリティの声の可視化
東久留米市では「オンライン市役所」サービス開始等のデジタル化を推進しています。デジタル化の取組を進めていく中で、デジタルを活用して市の取組や方向性をわかりやすく伝えながら、市政に関心の高い方のみならず幅広い方々から意見収集を行い、収集した意見を施策に反映していくことで、よりよい市政運営の実現を目指しています。

Liquitousとの協働プロジェクトは、市民参加型合意形成プラットフォーム「Liqlid」を活用して幅広い市民から時間や場所を問わずに意見を収集することを目指すというものです。

「伝わる市政・市民の気軽な意見発信」の実現を目指して
Liquitousが提供する市民参加型合意形成プラットフォーム「Liqlid」は、市民に対する行政からの情報提供、市民による意見表明、市民と行政の施策案ブラッシュアップの関与・協働を一気通貫で支援するサービスです。

今回の協働プロジェクトにおいては、この「Liqlid」を活用してこれまで特にご意見をお寄せいただいていない20～40代、子育て世代を含めた幅広い方々から市の考えや計画の内容を理解してもらい、そのうえで意見を発信してもらう取組を実施していく予定です。また、これまで収集した意見は職員が手作業で集計のうえ分析を行っていましたが、「Liqlid」に搭載されているAIレポート機能を活用することにより、集計・分析に要していた時間を削減することが可能となります。
また、Liquitousは「Liqlid」の提供だけではなく、市民からより多くの意見を収集するための伴走支援も行う予定です。広報PR支援や庁内向け研修・レクチャー、市民に対して提供するコンテンツの制作支援など、東久留米市と共に市民が気軽に市政へ参加できる仕組みの構築を目指していきます。

本格的な協働プロジェクトスタートに向けて
12/13（金）に実施されたキックオフミーティングでは、協定書作成に向けた今後の流れの確認や協働内容・スケジュールについて認識合わせを行いました。
今後は市民から意見を収集する時期や方法、収集した意見の分析方法など、本格的にプロジェクト開始に向けた協定内容の検討を行っていく予定です。