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UPGRADE with TOKYO 令和6年度 成果報告会

UPGRADE with TOKYO 令和6年度 成果報告会を開催!
2025年1月22日に、令和6年度の成果報告会を開催しました。これまで実施した9回のピッチイベント、2回の行政職員向けセミナーに関する成果報告や、過年度受賞企業によるショートピッチ、株式会社Publinkの栫井 誠一郎氏による特別講演、第38回協働プロジェクトを推進中のアルサーガパートナーズ株式会社と東京消防庁によるパネルディカッションなど、盛り沢山の内容でお送りしました。

Tokyo Innovation Base(TiB)にて実施
今回の成果報告会は、Tokyo Innovation Base(TiB)にて実施しました。TiBは国内外のスタートアップやその支援者が集い、交流する一大拠点であり、東京都・区市町村・関連団体等の行政に関わる職員やスタートアップ関係者をはじめ、たくさんの皆様にお集まりいただきました。

令和6年度1月までの成果:ピッチイベント9回、行政職員向けセミナー2回
令和6年度の成果報告として、これまで実施したピッチイベントや行政職員向けセミナー、進行中の協働プロジェクトの状況などをまとめたダイジェスト動画を上映しました。
これまで開催されたピッチイベントの詳細についてはUPGRADE with TOKYOの公式ウェブサイト上に掲載しているほか、公式noteにて各回の開催レポートも掲載しておりますので、ぜひ本記事と併せてご覧ください。

・UPGRADE with TOKYO公式ウェブサイト「これまでの取組」ページ
https://upgrade-tokyo.metro.tokyo.lg.jp/#event

また、2025年3月24日に「中小企業の再エネ電力調達促進に向けた支援サービスの構築」(環境局)をテーマとした第47回ピッチイベントの開催が決定しています。参加するスタートアップの募集は1月29日より開始しておりますので、ぜひスタートアップの皆様からのご応募をお待ちしております。
・ピッチ募集ページ
https://upgrade-tokyo.metro.tokyo.lg.jp/#theme47)

過年度受賞企業によるショートピッチ
今年度の成果報告会では、新たな取組として過去のピッチイベントで受賞したスタートアップによるショートピッチを実施しました。

SOINN株式会社(https://soinn.com/
第23回「電力のHTT(「H」減らす)の推進」 に登壇したSOINN株式会社は、特許技術「人工脳SOINN」を含む高度AI技術を活用したサービスを提供しています。
ビル専用省エネAI「E-1」を用いた、ビルの精緻なモデル化および最適な機器制御によって実現する省エネ促進について、実際の導入事例を交えながらご紹介いただきました。

CalTa株式会社(https://calta.co.jp/
第27回「ICT技術を活用した都有地のモニタリング」 に登壇したCalTa株式会社は、JRの鉄道技術者を主軸として、インフラ業界におけるDX実現を目指し事業を展開しています。
ブラウザベースのデジタルツインプラットフォームである「TRANCITY」を取り上げ、動画データをアップロードするだけで寸法・面積・体積の計測や記録が可能な手軽さや、ピン機能による情報共有機能についてご紹介いただきました。
また、小型ドローンやロボットを活用した現地映像取得事業について、ドローンを用いた桟橋の3D化の事例を基にご紹介いただきました。

株式会社アルファコード(https://www.alphacode.co.jp/
第28回「先端技術を活用した、都民の防災意識向上に資するコンテンツの開発」に登壇した株式会社アルファコードは、「空間プラットフォームの世界一を目指す」をビジョンに掲げ、VRサービスのインフラ提供及びVRライブ映像配信事業を展開しています。
医学生の研修を事例としたコスト削減XRやVR教材を用いた人材教育XR、メタバースを用いた自転車交通安全教育についてご紹介いただきました。

株式会社NEXERA(https://corp.nexera.jp/
第34回「家庭と仕事の両立を目指す女性向けの再就職支援サービス」に登壇した株式会社NEXERAは、ビジネスゲームを活用した体験型の人材育成・研修サービスを提供しています。
講義でのインプットとワークでのアウトプットの間にゲーム学習によるキャリアデザインの疑似体験を行う「CAREER MAKER」研修について、ご紹介いただきました。また、参加者の方々にゲーム学習による疑似体験も行っていただきました。

株式会社Publink 栫井 誠一郎氏による特別講演「官民共創の意義と始め方」
成果報告と併せ、官民共創に向けた行政・民間のコネクション構築支援やコンサルティングを手掛ける株式会社Publinkの 栫井 誠一郎氏(かこい せいいちろう)氏をお招きし、特別講演を実施しました。

講演テーマは「官民共創の意義と始め方」。
栫井氏は経済産業省での実務経験を持ち、株式会社Publinkを創業後、様々な自治体・民間企業による官民連携の事例に関わってきました。直近では、内閣府の地方創生テレワーク事業にも携わり、全国で官民連携を推進しています。その知見を基に、官民連携の重要性や成功するためのポイントについてお話しいただきました。
「チャレンジナガノ」や「チャレンジ新潟」といった自治体と企業のマッチング事業の事例を交えながら、わが国における官民連携、殊にスタートアップ連携の意義や、協働に臨むうえで行政職員が持つべきマインドセット、取組を進めるうえでのポイントについてご講演をいただきました。

第38回協働プロジェクト パネルディスカッション(アルサーガパートナーズ株式会社 × 東京消防庁)
令和6年度に組成された協働プロジェクト紹介として、UPGRADE with TOKYO第38回に優勝したアルサーガパートナーズ株式会社と、主管部局である東京消防庁によるパネルディスカッションを行いました。
「生成AI等とヒヤリハットDBを活用した事故予測等システム・サービス」と題して協働が進められている本プロジェクトでは、リスクの早期発見と対策の効率化を目指したヒヤリハットデータベース(DB)のシステムを開発しています。
本システムは、東京消防庁が既に有するヒヤリハットのデータ収集・閲覧ツールを踏襲しつつ、事例入力やデータ活用を容易にするためのものです。

パネルディスカッションでは、「生成AI等とヒヤリハットDBを活用した事故予測等システム・サービス」というテーマを設定した背景を始まりとして、東京消防庁がスタートアップ連携を解決手法として選択した理由、アルサーガパートナーズ株式会社が応募を決めた背景や狙いについてお話しいただきました。また、現状のヒヤリハットDBの構想・開発の進捗状況や、本事業に参画するメリット等についても様々なお話をいただきました。
イベントの参加者からも現状のデータ蓄積の在り方を踏まえたヒヤリハットDBの内容や日頃の業務への活用余地、官民連携への感触等について、盛んに質問する姿が見られました。

令和6年度も残り僅かとなりましたが、新たなピッチの開催や協働プロジェクトの進捗状況など、各種発信を予定しておりますので、今後もご注目ください!

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